ICU看護師の観察のコツ!脳・呼吸・循環に焦点を当ててみて!

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#726 2019/06/07UP
ICU看護師の観察のコツ!脳・呼吸・循環に焦点を当ててみて!
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ICUでは、脳梗塞、脳出血、肺炎、心不全、急性心筋梗塞、急性大動脈解離、高エネルギー外傷、急性腎不全、糖尿病性ケトアシドーシスなど本当に様々な診療科の方が入室されています。また病棟の名前からも分かるように、入室されている患者は重症な方が多く、そのため病院によっては看護師1名に対して2名の患者を診るような2対1の看護体制をとっている病院もあります。そのような重症の患者をICUの看護師はどのようなコツを見つけながら観察しているのかを脳・呼吸・循環に焦点を当てて書いていきたいと思います。

 脳に障害のある患者

ICUに入室される患者として脳に障害のある患者は脳梗塞、脳出血の患者が多いです。

やはり脳に障害を起こした患者は意識レベルの評価が大切になってきます。

ICUでは

  • JCS(ジャパン・コーマ・スケール)
  • GCS(グラスゴー・コーマ・スケール)

などの指標を使い患者の意識レベルの評価を実施しています。

また鎮静剤を使用して、治療上の安静が必要として患者に眠っていただいている場合もあります。その際はRASSなどを使用し患者の鎮静の深さを評価しています。

私は新規入職の頃、全く意識レベルの評価ができませんでした。

そこで一目で評価できるようにJCS、GCSの表をしまっていました。

看護師として、何かをわからないときにすぐにわかるように身の回りを整えておくことも看護師としてのコツではないでしょうか。


話を戻しまして、意識レベルの他にも脳神経学的所見はないか、体の麻痺はないのかなどの観察も必要です。特に前頭葉に障害を受けた患者は、危険行動が多い印象があります。

ここで言う危険行動とは、ルートを自己抜去しようとしてしまったり、ベッド上安静の指示であるが、勝手にベッドから降りようとするなどの行為のことです。

ICUに限らずかもしれませんが、患者の危険行動を察知し、予防することは大切なことです。

  • ICUの患者は自己抜去により点滴が抜けてしまった
  • 自己抜管により挿管チューブが抜けてしまった
  • 出血傾向の強い患者が転落してしまった

など一つのミスが患者の「死」に直結する可能性が高いです、
そのため、同じ勤務のスタッフが絶対に患者から目を話さないように協力し合うこともICUで働く上でコツと言えると思います。

循環に障害のある患者

ICUに入られている患者には基本的に各種モニターが装着されており、そこには心電図モニターや動脈圧ラインいよる継続的な血圧の変動もモニタリングされています。

そのためまずはモニターをしっかりと観察することが大切だと思います。

モニター上で何よりも見たくないものといえば致死性不整脈ですね。

  • 心室細動(VF)
  • 心室頻拍(VT)
  • 無脈性電気信号(PEA)
  • 心静止(Asystole)

などの波形が見えた時には看護師てあるこちら側の心臓が止まりそうになります。

その際はもちろん看護師だけでは対応ができないため、胸骨圧迫をしながら医師の到着を待ちます。

その際に緊急カートなどを持ってきてもらうので、患者が急変していることを何より大きな声で周りに伝えるのがコツだと思います。


他にもICUでは循環補助装置としてIABP(大動脈バルーンパンピング)、ecmoなどを導入しているところも多いので、医師やMEさんと一緒に安全に医療機器を管理することが大切になります。

呼吸の障害がある患者

ICUで呼吸管理といえば、真っ先に人工呼吸きの管理が思いつきます。

人工呼吸器の管理って呼吸器病棟ではあるかもしれませんが、病棟の看護師だとほとんど分からないのではないでしょうか。

人工呼吸器は挿管されている患者の呼吸を補助するために使用しています。

自分で呼吸を保持できない患者に使用していると考えていいと思います。そのため必然的に重症な患者に使用しているとなります。

人工呼吸器は正直言うと、設定などをしっかり勉強しないと看護することができないと思います。

そのため、勉強のコツとしては大きく分かれる自発呼吸、強制換気のどちらに該当しているのかを考えて勉強するといいと思います。

人工呼吸器を付けている患者を看護、観察する上でのコツとしては早期抜管に向けて自分が何をすることができるのかを常に考えることです。

一時的に挿管され、人工呼吸器を装着した患者でも最終的には人工呼吸器を外して自分の呼吸で次の病棟に変わることが大前提の目標になります。医師はもちろん患者の呼吸状態を改善させようとして人工呼吸器の設定の変更や利尿剤を使用し肺のコンプライアンスの向上を目指しています。

しかし、いつも患者を一番に見ているのは私たち看護師です。

私たちが患者に対してできることを常に考えて、体位ドレナージを実施したり、患者にあった気管内吸引を実施したりと私たちにできることもたくさんあります。そのことを念頭において看護師ないと患者の呼吸状態は悪くなるばかりです。

ICUという特殊な環境では何が大切なのか!?

ここまで脳・呼吸・循環に焦点を当てて、それに関連するようなことも書いて見ました。やはりICUという場所は特殊な環境で、入室されている患者も日常生活を普通に送ることができない患者です。

私は新人の頃からICUに配属されているのですが、初めて患者を目の当たりにした時に、

  • この管は何だろう?
  • このような患者を自分は看護することができるのかな?

などと大きな不安に駆られたことをいまでも覚えています。しかし、ICUがないと、重症な患者はどこに行けば良いのでしょうか?話が大きいですが困ってしまいます。
もし今後ICUでの勤務を考えているのであれば、様々な疾患に遭遇すると思います。今回のテーマであるコツは自分で見つけることが大切です!
どんな些細なことでもいいので、コツを見つけて自分のしたい看護を見つけてください!

まとめ

ここまで様々なことを書きましたがいかがでしたでしょうか?ICUって怖い、絶対自分ができないなどと思っている看護師の方も多いのではないでしょうか。

しかし、何事もやらずに終わっては行けないと思います。救急の分野に少しでも興味があるなら、是非とも経験して欲しいです。ICUは人が最悪の時に入室する病棟です。しかしそこから社会復帰をする人もいます。そんな人の手助けをすることができる、素晴らしい病棟だと思います。

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