夜勤のメリットデメリット、急変対応

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#2535 2024/04/18UP
夜勤のメリットデメリット、急変対応
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夜勤専従のメリットとデメリットを紹介します!
私も夜勤専従を経験したことがあり、その経験から感じたメリット、デメリットを紹介させていただきます。
また少しですが急変対応のアセスメントについて参考になればと思い書いてみました。

夜勤は稼げるというイメージを持ってる方が多いと思います。もちろん稼げます。しかし物事にはメリット、デメリットがあります。そこで、私が感じた夜勤のメリットデメリットをご紹介させていただきます。

まずメリット

1,とにかく稼げる
やはり基本給プラスで夜勤手当が入るため、月給アップは確実に叶います。

2,経験を積むことができる
夜勤はなぜか急変が多いです。私は急性期の病院に勤務しているからなのか、夜勤で急変に当たることが多いです。
やはり急変対応を経験しておくと、いざと言うときに対応出来るため確実に自分の力になります。
また、経験値を積むことで看護師では必須のアセスメント力向上も出来ます。

3,アセスメント能力
先程アセスメント能力がアップということを出しましたが、その通りです。
看護師は学生時代からアセスメントをやらなければなりません。アセスメントが出来ないと患者さんをみることが出来ません。スキマ時間で分からないことを調べることが出来ますし、考える時間も日勤よりもあります。私は夜勤で働いている時の方がより深くアセスメントを記載出来ると思います。

4,空き時間に他の仕事が進む
落ち着いている夜勤もあります。やはり看護師には、委員会や研究などなど。病棟の仕事以外にも沢山の課題や仕事が付いてきます(т-т)
書類の作成や会議の資料作成、新人看護師の教育計画等の仕事をスキマ時間を活用し進めることが出来ます!日勤であればコンスタントな勤務の中出来ないので夜勤のメリットだと思います。

5,通勤ラッシュにハマらない
やはり日勤の日は道が渋滞していて通勤に時間がかかりますが、夜勤の日はスムーズに進むことがノンストレスで嬉しいです!

次はデメリット

1,生活リズムが崩れる
夜勤であれば夕方に出勤し、朝退勤になります。そのため昼夜逆転生活になることが多く、スキントラブル(ニキビ)が出来やすくなったり女性では悩むことが多いトラブルが起こります( ; ; )

2,暴飲暴食で太る
なぜか夜勤明けの日はジャンキーな物を食べたくなります。(人によるかもしれないです。)
私は3キロ太りました、、、

3,家族と予定を合わせにくくなる
夜勤は拘束時間が長いです。そのためお子様がいる方であれば昼間から夕方を空けることが出来ないため予定を合わせにくくなります。
また友達と遊ぶ時も同様です。

4,夜勤メンバーとの相性
やはり人ですから苦手な人もいると思います。長い時間同じ空間で働かないといけませんから、苦手な人と働くときは緊張します。そこがストレスになる人もいると思います。

私は上記のようなことを感じました。
人それぞれメリットデメリットは様々だと思います。やはり体調コントロールが大変です。
夜勤では少ない人数で多くの患者さんを見なければなりません。ナースコールの対応、センサーが付いている患者さんの対応、配薬対応、点滴管理、不穏や認知症の患者さんの対応、ご家族対応、緊急入院の受け入れ対応、オムツ交換や体位変換などなど。たくさんの課題がある中タイムスケジュールを組んで回ります。
上記にもあるよう急変対応や院内急変対応の応援もあります。

夜勤の話とは逸れてしまいますが、急変対応について少しお話させていただきます。
急変対応は何回当たっても緊張します。でもこの緊張が急変対応では大事なポイントにもなります。急変対応のシチュエーションは必ず違います。急変対応ではアセスメント能力がとても大切になってきます。
まず急変に当たった時、意識レベルの確認やバイタル測定は必ずしますが、観察をしているときにアセスメントが必要となってきます。
「なぜ?」と思うことが大切です。急変の予兆を気付くときも、急変対応のときも必ず「なぜ?」と思って欲しいです。
例とすると
「この患者さん尿量が少ないな(膀胱留置カテーテル挿入してるとします)。熱があるな。血尿が出てる。なんでだろう。」
→ここでまず情報を整理して、アセスメントをします。
「血液検査では炎症反応上がってるな。血圧が低い・・・。点滴は1日1000ml、ご飯はあまり食べれていないな。血尿がある、コアグラ(血液の塊)もあるな。」
→大体の情報をアセスメントします。
「血液検査の炎症反応」・・・何かしらの感染のリスクが考えられます。
「血圧低下」・・・何らかのショックが考えられます。炎症反応も上がっているため敗血症ショックの可能性とも考えられます。また血尿が出ているため出血性のショックの可能性がありますね。
「尿量低下」・・・これもショックの兆候である可能性が高いですね。またこの患者さんは血尿がありコアグラ(血液の塊)があるため膀胱留置カテーテルが閉塞してしまっている可能性も高いです。

上記のようにまずはアセスメントをし、次に何をするのか考えます。
この患者さんはショックの徴候があるためまずは医師に報告をします。そして医師から指示を受けて、処置や対応を仰ぎます。

上記の場合は、予測ではありますが
昇圧剤の投与や血液検査の再検査をする可能性が高いです。そして検査結果次第で貧血が進行していれば輸血を施行する可能性が高いです。
膀胱留置カテーテルの閉塞も考えられるため膀胱洗浄か膀胱留置カテーテルの再挿入をする可能性もあります。
そのためアセスメントに基づき、物品準備をすることも大切です。
日勤や夜勤でも対応はほとんど同じかとおもいます。

後者の方が話が長くなってしまい、話も変わってしまい申し訳ありません。
看護師には色々な働き方があります。二交代制や三交代制など、、、
働き方は自分に合うものを選択しましょう。
何年働いても日々勉強しないといけないことがたくさんあります。看護学生さん、新人看護師さんだけが勉強しないといけないかと言われるとそうではありません。ベテランの人であっても全てを網羅し知っているかと言われればそうではありません。看護師全ての人が勉強しなければならないです。しかも、看護師は課題が多く、委員会であったり研究論文作成したり、なかなか勉強する暇がないと思います。
私はYouTubeで家事をしているときに、流して聞いて勉強しています(笑)
参考になるかはわかりませんが、自分に合った働き方(勤務や場所)であったり、勉強方法を見つけることが大切になってくると思います。
疾患の勉強だけでなく、技術の習得もしなければなりません。医師の処置の介助であったりは経験しないと覚えることができません。また医師によっても使用する物品は違うので覚えきれないです。(あるあるかもしれませんが滅菌手袋のサイズとかが代表かもしれません。)

こんな大変な仕事を選んで後悔はしていません。
なぜかというと、やりがいがあるからです。
具合悪かった患者さんが元気に退院していく姿や、患者さんやご家族の方にありがとうって言っていただけると
頑張ろうと思えるからです。
大変なことが多く、辞めたいと思うこともありますが、これからも頑張りたいと思える仕事です。

まとめ

結論としては、夜勤は身体面でリタイアする方もいます。そのため体調管理をしていただき身体と心のリフレッシュをすることが大切になります。給料は上がりますが、身体は削られます。
ただでさえ看護師という職種は忙しい仕事なので、休みの日は仕事のことや勉強もお休みして体調を整えることをオススメします。
これから就職や転職を考えている方や、看護学生さんに参考になれば幸いです。

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