老人ホームに転職時の人間関係はどのようにしたらいいの?

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#2311 2023/09/12UP
老人ホームに転職時の人間関係はどのようにしたらいいの?
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老人ホームに転職をする時には、そこでの様々な人たちとの人間関係が始まります。転職した時には、そこでいい人間関係を築きたいですね。ここでは、老人ホームでの人間関係についてお話します。

・老人ホームはスタッフが少ない

老人ホームと言うと、どんなイメージがあるのでしょうか。まず病院と違うのは、なんと言っても看護師の数が圧倒的に少ないと言う事です。病院の場合は、圧倒的に看護師の数が多いのです。病院で働くスタッフとしては、看護師が一番多く働いているスタッフとなります。
その反対に老人ホームの場合は、看護師よりも介護士の数が多いです。看護師は大体5人ぐらいであることが多いです。その結果、介護士を中心として業務が行われていると言っても過言ではありません。
そして病院よりもスタッフの数が少ないのでその点で密な人間関係となります。病院の場合は、外来でない限り事務職員と接触することが少ないし給食の職員との接触も少なくなります。
ところが老人ホームの場合は、その人たちともたびたび仕事をしたり会うことがあるので自然とそこに人間関係が存在します。その人たちとの人間関係も含めて、円滑に行うことができるように行動することが大切です。

・特殊性を理解する

老人ホームの場合は、看護師の仕事として医療と言うよりもその利用者の暮らし方や生き方などを中心にケアをすることになります。疾患についてのサポートはもちろん行いますが、それよりもそこでの暮らしを楽しくその人らしく暮らすことができるようにサポートすることになります。
病院から転職をしてきた看護師の場合は、そのことについて戸惑うこともあります。病気を治すと言うことを中心に行って来たケアとはまた違うからです。それよりも、その利用者の生き方などを含めてのサポートとなりより深い人間関係が存在することになるのでそのことを十分に思い仕事をすることが大切なのです。
利用者の場合は、よほどのことがない限りその施設でずっと暮らすことになり、病院と違い退院と言う事がありません。そこのことからも、老人ホームとしての特殊性を理解してケアを行うようにします。

・看護師同士は?

老人ホームの場合は、看護師の人数が少ないことからそのことに注意をするようにします。それは少ない人数だからこそ、濃密な人間関係が存在することになるからです。
転職をしたばかりの時には、その看護師の癖や性格などがわかりません。転職したばかりの時には、相手に合わせるようにします。看護師と気持ちよく働くためには、お互いに気持ちよくなることができるような時間を持つことが大切なのです。

・医師との関係

老人ホームの場合は、医師との関係もとても重要です。転職した時に、医師のことについて少し疑問と思うことがあるでしょう。それは常時医師がいないこともあるからです。
常勤ではない医師も多く、非常勤として勤務していることもあります。そのことからたまにしか会わないということもあるので、その短い時間の中でコミュニケーションをとることになり工夫が大切です。
医師に伝えたいことについて、メモをする、ファックスをするなど連絡方法について老人ホームなりの方法を行うことになります。

・介護士との関係

老人ホームの場合は、介護士との人間関係についても大事にする必要があります。介護士の場合は、看護師に報告をしたり連絡をすることも多く、その時に嫌な思いをすることもあります。一回嫌な思いをすることにより、看護師のことをシ依頼しなくなります。
介護士はともに働くとても稚拙な仲間として、意識をしてコミュニケーションをとるようにしましょう。

・事務職員との関係

老人ホームの場合は、事務職員との関係も大切です。沿っては施設の中で、何回も顔を合わせることがあるし、病院と違い会議などでともに意見交換を行うことがあるからです。
病棟などのカンファレンスでは、医師と看護師で行うことが多いのですが老人ホームでは事務職員、介護士などを行うことになります。そのように会議にしても、病院とは大きく違いがあります。

・認知症と診断されている利用者との関係

老人ホームの場合は、認知症と診断されている利用者がたくさんいます。そのことは、転職をしたばかりでは戸惑うこともあります。認知症とは理解しているものの、こんなに違うのかとびっくりすることもあります。しかしその反対に、とても愛おしい存在であると思うこともあるのです。
それはなんと言っても、自分の両親と同じぐらいの年齢でありふとした時にそのことを思うことがあります。大切にして上げたいと思ったり、辛い病気についてどうしたらいいのだろうかと看護師同士で話をすることが多くなります。

・怒り出す利用者

老人ホームに入所している人の中には、当然怒り出す人がいます。その怒ると言うのは、理由がないこともしばしばです。どうして怒っているのだろうと、その姿を見てびっくりしたり愕然とすることもあります。
しかしその後に、ケロっとしていることもありこちらが悩んでいたことが何だおったのだろうと思うこともあります。老人ホームでは、いろいろな利用者がいてその利用者の特徴を掴んでその人がどのようなことが嫌なのかと理解するようにします。そのことは、難しいことですがわかる時もありその内容についてスタッフ同士で情報共有をすることにしています。

・帰宅願望が強い利用者

老人ホームの場合は、入所している人のほとんどは帰宅したいと思っています。家と同じような環境を作るようにしているのですが、やっぱり家と同じというわけにはいきません。そのことから、利用者は家に帰りたいと言う気持ちを持ち続けています。
そのため、看護師としてはその気持ちを理解して話かけることが大切です。家族との面会では、家に帰りたいと言うことを話す利用者もいますが話さないこともあります。私たちスタッフにだけ、その気持ちを伝えていることもありその気持ちを理解して寄り添い、気持ちが楽になるようにサポートしています。

・話をすることができない利用者

利用者の中には、話をすることができない人もいます。その人たちとのコミュニケーションは、どうしたらいいのでしょうか。話すことにより、コミュニケーションがとれると思うのですが、その他でも目を見て話すことによりコミュに9ケーションをとることができます。
話すことができない人でも、話をしていることについて理解をしている人もかなりいます。そのことから、話をして反応がなくてもコミュニケーションを取っていることになります。
そのような利用者とは、コミュニケーションが取れないと思うのではなく理解されていると思い、努力することが大切です。

・利用者の家族との関係

老人ホームの場合は、利用者だけではなくその家族との関係も重視します。家族は入所者が入所してその後に面会をすることもありますが、あまり面会をしない家族もいます。
そのことから、以前の入所者のイメージを持ち面会をすることになるのです。すると、久しぶりに面会をするとその利用者の変わりようにびっくりすることもあります。しばらく会っていないので、その間に利用者が認知症が進行していたり、痩せているなどしている姿を見ることにより、そのように以前よりもはるかに違い変わっていることについてショックが大きく納得できないこともあるのです。以前の様子のイメージのまま面会をすることが多いので、その変化に愕然としてしまいます。
看護師は、その家族がびっくりすることがないように利用者の変化についてできれば頻回に家族にお知らせするようにします。

まとめ

いかがでしたか?老人ホームの場合は、転職をすることにより多くのスタッフと働くことになる病院とは違い、少ないスタッフとの人間関係を構築するようになります。その時、転職をした最初が肝心です。スタッフ数が少ないので、少ない人数の中で助け合いの気持ちをお互いに持つことができるようにいい人間関係を築くようにします。

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