社会人が看護師になるには一度退職!理由と具体的な方法を詳しく解説!

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#2147 2023/04/02UP
社会人が看護師になるには一度退職!理由と具体的な方法を詳しく解説!
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社会人の人が看護師になりたいと思ったときには、どうしたら良いか知っているでしょうか。看護師の資格を取れば現職から転職できると思っている人も多いでしょう。この記事では退職を経る必要がある現実について詳しく解説するので、社会人が看護師になる方法を確認しておきましょう。よ

#社会人が看護師になるにはまず退職した方が良い理由

社会人が看護師になるには国家試験に合格して看護師の資格を得ることが必要です。資格さえあれば社会人でも今すぐに転職できますが、ほとんどの人はこれから資格を取らなければならないでしょう。この場合にはまず退職した方が良いというのが結論です。なぜ看護師になるには退職する必要があるのでしょうか。

・看護師養成学校に通って実習を受けなければならないから

看護師になるには看護師養成学校に通う必要があるからです。看護師国家試験は誰でも受けられるわけではなく、受験資格を満たしている人だけが受けられます。受験資格にはいくつかありますが、一般的な社会人にとって最も近道なのは看護師養成学校に通って指定の単位を取得することです。看護師養成学校のカリキュラムは大学なら4年間、専門学校や短期大学なら3年間になっています。社会人になってから毎日通学するのは難しいでしょう。講義だけであれば出席が単位取得の条件になっている講義だけを選んで出席し、他の科目は独学して試験だけ受けるという方法もあります。しかし、看護師の場合には実務実習があり、数週間連続で病院やクリニックなどに行って実習をしなければなりません。朝から夕方まで実習をすることになるため、社会人が働きながら看護師養成学校に通い続けるのは困難です。

・就学期間が長くて仕事との両立が難しいから

社会人の中には夜に働いている人もいるでしょう。夕方遅くから朝にかけて働いている人の場合には、看護師養成学校に通えると思うかもしれません。しかし、看護師養成学校は就学期間が長いので仕事との両立を続けるのは困難でしょう。半年くらいの期間であれば、昼間は学校に通って夜は働く生活を送れるかもしれません。しかし、看護師になるには最低でも3年間の就学期間が必要になります。実習期間中は早朝から現場に行くこともあれば、夜遅くまで十種をすることもあります。有給休暇を使いながら実習をこなせるようにしつつ、うまく体調管理をしていかなければなりません。夜に働いている社会人でもかなり厳しいというのが現実です。

・資格を取得したら看護師に転職できるから

看護師になろうと思っているなら、資格を取得したらすぐに看護師として働き始めたいと思うのではないでしょうか。看護師養成学校を卒業する時点で国家試験に合格すれば、看護師として卒業と同時に就職できます。資格さえあれば看護師として働けるので、今の職にこだわる必要はありません。もちろん、就学中の収入についての問題はありますが、退職を済ませておけばすぐに就職できるので、退職を済ませておいた方が良いでしょう。

#仕事を辞める前にやっておくべきこと

看護師になると決めて退職を決意したら、仕事を辞める前にやっておくべきことが3つあります。すぐに辞めて後悔しないようにきちんと理解しておきましょう。

・看護師養成学校の受験対策と試験合格

社会人が看護師を目指すときには、仕事を辞める前に看護師養成学校を受験して合格しておきましょう。看護師養成学校の大学や短大、専門学校には入学試験があります。合格しなければ入学して学べないので、まずは社会人として働いているうちに受験対策をしましょう。そして、合格した時点で退職をすれば無職で収入がない期間が短くて済みます。

・就学期間中の学費と生活費の確保

社会人が退職して看護師養成学校に通うときには予算を用意しておきましょう。学費と生活費を払えるようにしておくのが大切です。社会人として働いて収入がある生活をしていると、生活費が大きくなっていることがよくあります。就学期間は3年~4年なので、その間に生活で苦労しないくらいの資金を確保するのが大切です。結婚してパートナーがいる場合にも、退職して学校に通いたいと相談しておきましょう。パートナーが養ってくれるのであれば心配はありません。
学費については奨学金や学資ローンを利用することもできます。看護師養成学校は学資ローンの対象になることがほとんどです。奨学金も充実している学校がたくさんあるので、事前に相談に行って利用できる制度を確認しておくのがおすすめです。

・社内への根回しと引き継ぎの準備

社会人が仕事を辞めるときには退職手続きをする必要があります。看護師養成学校の入学試験に合格したら退職して4月から学業に励みたいと思うでしょう。ただ、合格発表が遅いことも多く、職場によっては退職手続きが難航して入学してから授業に出られない状況に陥るリスクがあります。看護師養成学校に通うと決めたら上司に相談して根回しを始めておきましょう。受験して落ちたらもう1年は働きたいという希望が通るかどうかは上司や会社の状況次第ですが、納得してくれる場合もあります。
また、引き継ぎの準備を整えておかないと退職するのに二か月~三か月くらいかかってしまうこともあります。自分の業務に関連する資料を整理したり、業務マニュアルを作成したりしてすぐに引き継げるように用意しておきましょう。
法律上は二週間あれば退職できますが、円満退職する方法としては根回しをして了解を得ておき、適切な引き継ぎをして辞めるのが大切です。受験対策と並行しておこなうのは大変ですが、合格できたときに備えて退職準備を進めましょう。

#社会人が看護師養成学校に通うときのポイント

社会人が看護師養成学校に通って看護師を目指すときには頭の片隅に入れておいた方が良いポイントが2つあります。単位を取得して卒業すれば国家試験を受験できるのは確かで、勉強していれば合格もできるでしょう。しかし、このような安易な考えで失敗している社会人もいるので、以下のポイントを押さえておくのがおすすめです。

・国家試験合格を通過点と考えて就職先の検討も進める

国家試験合格が目標になってしまう人は多いので気を付けましょう。仕事を辞めて看護師養成学校に合格し、3~4年間の学業をやり遂げるのは社会人にとって大きなことです。そして、看護師国家試験に合格したら達成感があるでしょう。ただ、国家試験合格は看護師になる切符を手に入れただけです。就職できなければ看護師として働けません。国家試験に合格するのはあくまで通過点だと考えて、就職先の検討も進めていきましょう。決して焦る必要はありませんが、どのような職場で看護師になりたいのかを具体的に決めて就職活動を進めやすくするのは重要なポイントです。

・ネットワークを広げて将来に生かす

看護師養成学校は大学や短大、専門学校なので、学生の大半はまだ高卒くらいの年齢の人たちです。社会人にとっては疎外感があるかもしれませんが、積極的に他の学生たちと付き合ってネットワークを広げましょう。看護師として社会に出た後、悩みがあったときに相談できるのは学校で一緒に学んだ仲間たちです。職場でトラブルがあったり、看護師としての適性が不安になったりしたときにも相談できる人がきっと見つかります。就職してから別の職場に興味を持ったときにも、ネットワークがあれば現場の仕事について詳しく聞くことができるでしょう。看護師を目指している人が集まっている看護師養成学校は将来に生かせるネットワークを作れる魅力的な舞台です。できる限り広く年齢を問わずに学生たちと付き合っていき、困ったときに助け合える人を一人でも多く見つけましょう。

まとめ

社会人が看護師になるには退職する必要があることがわかったでしょうか。看護師養成学校では社会人の仕事との両立が現実的に難しいので、覚悟を決めて退職しましょう。看護師養成学校に合格した時点でスムーズに辞められるように根回しをしておくのがおすすめです。できる限り退職の時期を遅らせて生活資金や学費が不足しないようにしましょう。

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