差をつけるために知っておきたい看護師の就職でのPR方法

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#1622 2021/11/04UP
差をつけるために知っておきたい看護師の就職でのPR方法
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就職活動では限られた採用枠を他の看護学生との間で取り合いをすることになります。
自分の方が良いと応募先の施設から思ってもらえるようにするにはPRが大切です。
この記事では他の人たちに差をつけるために役に立つPR方法についてわかりやすく紹介します。

・PRできるタイミングは履歴書と面接の2種類

就職活動では応募先の施設に自分の魅力をPRできるタイミングが2種類しかありません。
応募するときに提出する履歴書が最初のタイミングで、自己PR欄や特技などの各項目でアピールすることになります。
学歴などは今から変えることはできないですが、自由記述欄は全てPR可能な項目なので慎重に内容を考えて書くようにしましょう。
履歴書などによる書類選考を通過すると面接を受ける機会が与えられます。
面接は履歴書よりもはっきりとした自己PRができるタイミングです。
施設によって面接の回数には違いがありますが、少なくとも1回、多ければ3回実施されるでしょう。
面接では質問に回答する形でPRをする機会を手に入れられます。
「自己PRをして下さい」と言われるケースもあり、自分の強みを伝える能力が求められるのが特徴です。
就職に成功するためには、履歴書と面接の両方でしっかりとしたPRをすることが必要になります。

・履歴書と面接は独立しているわけではない

看護師が就職活動でPRをするときに忘れてはならないのが、履歴書と面接は切っても切れない関係にあることです。
他の人たちと差をつけるには、履歴書と面接の関係性を考慮して対策を立てることが重要です。
採用活動ではまず書類選考によって候補者を絞り込み、魅力がありそうな人たちの面接をして内定を出します。
書類選考の段階では履歴書などの提出書類しか見られていません。
履歴書でのPRが十分なら面接に進むことができるでしょう。
一方、面接のときには面接官が手元に履歴書を持っています。
予め履歴書を読んで質問を考えてきているケースも多いので、面接では履歴書のPR内容が加味されます。
この関係性を理解して、履歴書と面接でどのようなPRをするかを考えるのが大切です。

・履歴書と面接でのPRのアプローチ

履歴書と面接のPRについてどのような関係にすると良いのでしょうか。
看護師の就職活動では以下の2つのアプローチから検討するのが効果的です。

#履歴書で軽くPRして面接で掘り下げる

履歴書と面接のPRポイントを一貫したものにするのが効果的なアプローチです。
履歴書には書ける内容が限られているので、面接でPRしたいことに軽く触れる程度にします。
履歴書の記載内容を動機付けにして、応募先の施設の採用担当者にもっと詳しい話を聞いてみたいと思わせるのが基本的な考え方です。
履歴書に記載する内容が浅くなるため、書類選考を通るのが難しくなるリスクがあります。
しかし、書類選考を通れた場合にはPRした内容に興味を持ってもらえているため、面接のときに深く掘り下げるとしっかりと聞いてくれるでしょう。
アピールしたいポイントが明確で、これこそが自分の強みだというものを持っている人に最適なアプローチです。
選んだPRポイントが施設側にとって魅力的なら内定を獲得できるでしょう。

#履歴書と面接でPRポイントを変更する

履歴書と面接のPRポイントをあえて違うものにするアプローチもあります。
履歴書だけで十分にPRをしてしまい、面接では別の角度からアピールするのも効果的な方法です。
このアプローチでは履歴書に書くPRポイントを厳選する必要があります。
そのポイントを深く掘り下げて話を聞きたいと思われてしまうと、面接では履歴書に書いた内容について質問を受けることになるからです。
履歴書の時点で話が完結していて、他にも魅力があるなら採用したいと思ってもらうようにすることが重要です。
インターンの経験などのように即戦力になる可能性が高いと見込まれる内容があればこのアプローチが効果的です。
面接では違う観点からさらに魅力がある人材としてPRできるため、複数の魅力がある人材として他の人たちと差をつけられます。
書類選考を通れる可能性が高いPRポイントがあり、他にもアピールしたいことがある人にとってうってつけの方法です。

・PRポイントの選び方

どちらのアプローチを選ぶ場合にも、PRポイントを何にするかは慎重に考える必要があります。
他の人たちと差をつけられるPRポイントの選び方をここで幅広く確認しておきましょう。

#志望先の経営方針や行動指針を参考にする

看護師としてどのような役割を果たして欲しいと期待されているかは職場によって違います。
志望先のホームページや説明会資料などを参照して、経営方針や行動指針を確認してPRポイントを検討しましょう。
経営方針や行動指針によって施設で目指している医療や介護のあり方が明確になります。
その実現のために看護師が何をしなければならないかを自分なりに考え、期待に応えられる人材だとアピールできるようにしましょう。
近年では個別性を重視する傾向が強まっています。
方針として個々の患者に合わせた医療を提供することを打ち立てているなら、PRポイントとしては次のような項目が考えられます。
・患者とのコミュニケーション力
・患者がつい話したくなるヒアリング力
・様子を見て取る観察力
このように複数の候補が考えられるので、自分の強みとしてアピールできるものを見つけて選び出しましょう。

#自分の意思や看護観を重視する

志望先の経営方針に合っている性格だとアピールするだけなら誰でもできます。
極端な話、選考のときだけ猫を被っていることすら可能です。
採用する側としては本当に職場に順応して活躍してくれる看護師を選びたいのが本音です。
その見極めをするために、応募者が自分なりの考え方を持っているかどうかを評価しています。
そのため、PRポイントには自分の意思や看護観を盛り込むことが大切です。
本に書いてあることを覚えて話すのではなく、自分なりの意見を言えるようになりましょう。
看護観を考えてみるのは重要なポイントで、直接的に質問されることもよくあります。
実習を通して看護について何を考えたかを一度まとめてみて、看護師として何をしたいのかを言葉にしてみましょう。
その想いを伝えられるようにPRポイントを検討すると、魅力をはっきりとアピールできるようになります。
看護師ならではのポイントなので特に力を注いでおく必要があります。

#エピソードを面接で話せる内容を選ぶ

PRポイントではエピソードを面接で話せるものを選び出しましょう。
漠然と自分はこういう性格だと話しただけでは説得力がありません。
過去に先生からこんな評価を受けたことがあり、その理由はこういう行為をしたからだといった形で論理的な説明をすることで納得してもらえます。
実習で患者から好かれたというだけでも重要なエピソードで、うまく関連付ければ色々なPRができます。例えば、次のような話につなげられるでしょう。
・患者の良いところを見つけて褒める力がある。
・うまく話せない患者の気持ちを汲むことができる。
・自分で話を切り出せない患者に気付く視野の広さがある。
・言葉でなくても動作だけで考えていることを読み取れる。
・相手に合わせた言葉遣いや態度を自然に取れる。
エピソードの内容によってアピールできる点は異なりますが、たった一つのポジティブなエピソードから多数の魅力を引き出すことが可能です。
ただし、あまりにもたくさんのPRポイントを列挙すると、自分の本当の魅力が見えにくくなってしまいます。
重要なポイントは1つか2つに絞り込んで面接で伝えるようにするとはっきりとした人物像を描いてもらえるでしょう。

まとめ

新卒の看護師の就職では他の人たちとの競争になることを意識して差をつけることが重要です。
履歴書と面接でのPR方法の戦略や、PRポイントの選び方によって大きな差が生まれます。
この記事で紹介した方法を参考にして、他の人に負けないアピール力を引き出し、就職を成功させましょう。

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