介護職でスキルアップをするには? おすすめの研修、注目される講座もご紹介

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#353 2018/06/23UP
介護職でスキルアップをするには? おすすめの研修、注目される講座もご紹介
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介護職でスキルアップするにはどんな資格があるのか?
資格取得もしたいが、介護職で活用できる研修や講座はあるのか?
就職や転職の際に有利な資格とは?
資格の内容、具体的なスキルアップについて、研修、講座のポイント、申し込みURLについてお伝えいたします。

スキルアップの方法① ~資格を取得する~

資格取得をすることでどのようなスキルアップにつながるか
代表的な資格3つを例に挙げご説明いたします。

 認知症ケア専門士  

認知症に関する知識を高め、認知症利用者への的確かつ安心感のある認知症ケアの実践など即戦力職員として活躍や転職活動時に有利な資格です。また資格維持の際に更新や単位取得をしてさらにスキルアップを図ることができます。

さらに社会福祉事業団研修指導センター他にて
実施されている認知症介護実践者研修、認知症介護実践リーダー研修、認知症介護指導者養成研修を段階的に受けていき、指導者養成研修修了後は自らが講師になり事業所や施設の職員に対して認知症に関する研修過程を企画運営していくことができます。

介護福祉士

取得後は全国にある介護事業所等の仕事に就くことができ、給与も資格手当など待遇面も増額するケースがあります。また、経験を積み管理職への就任など責任者として活躍することもできます。

取得された方も知らなかったケースで見受けられるのが福祉用具専門相談員の資格も同時に取得しています。福祉用具の仕事に就くこともできます。
現場での介護知識、福祉用具の知識を深めてケアマネジャーを受験される方も多く見受けられます。

今後は認定介護福祉士(仮称)など更なるスキルアップやキャリアアップにつながります。

社会福祉主事任用資格 

高齢者介護の分野だけでなく、障がい者・児童福祉、福祉事務所(公務員)に就く際に必要な資格です。

介護分野では特別養護老人ホーム、デイサービスでの生活相談員の要件になる資格です。資格取得には色々な方法があります。
全国社会福祉協議会の研修センターにて実施している社会福祉主事資格認定通信課程になります。

さらに国家資格である社会福祉士をめざし福祉のスペシャリストとして
スキルアップができます。

 

スキルアップの方法② ~講座・セミナーを受講する~

スキルアップにつながる特選!4つの講座・セミナーについてご紹介いたします。

古武術介護

介護の現場で特に夜勤明けの際に、今日の腰痛は大丈夫だった?などの会話をよく耳にすることがあります。日中より長い時間の勤務、排せつ介助や移乗介助の際に腰を酷使し痛めてしまうケースがあります。

そんな時に古武術介護というキーワードをしりました。

腰痛について古武術の説明では腰痛が起こるのは、普段の動き方が、すでに体を痛めやすい状態あるため、腰を痛ないようにするには、「全身の連動性」を高めることが最も大切。

腕や足の筋力だけに偏らず、全身を連動させて使うことで、楽に力が出せ、負担を分散させることができるからです。

古武術介護を取り入れ腰痛知らずのスキルアップが目指せます
介助される対象者や利用者にも安心感をもって移乗など行えるようです。

ユマニチュード

認知症については医薬品の開発、政策としてオレンジプラン、サポーター制度
など直接介護や認知症に関わりのない方も含め社会問題化してきている昨今
新たに注目をされているのがユマニチュード。フランスから薬に頼らず、短時間で効果が表れる画期的な方法です。日本では2011年頃に導入されています。

コミュニケーションの4つ「見る」「話す」「触れる」「立つ」を基本ベースとしてこの4つの手法を組み合わせて行動することです。たとえば、「声掛けをしながら、利用者に静かに触れてみる」などその組み合わせは150以上もの手法があるといわれています。

ユマニチュードにおける効果では利用者や介護対象者に対し触れながら、話をして、相手を見ることで、「大切に思われているんだ」と思うことによりお互い(ケアする側:される側)の信頼関係や互いを尊重することでよりよいケアの実現するスキルアップが見込まれます。

レクリエーション介護士

2014年に介護の現場の声から生まれた資格です。訪問介護の業務ではあまりレクリエーションを行う場面がない為、デイサービス等へ転職する際に有効かつ職場で活用でき利用者とのコミュニケーションが図られます。

2級を取得し1級を目指せるスキルアップのきっかけになる資格です。

喀痰吸引研修

2012年4月より、医療的ケアの位置づけで看護師等により行われた喀痰吸引について介護福祉士取得者および一定の研修を受けた介護職員等においては、一定の条件のもとで「たんの吸引等」の行為を実施できるようになりました。

喀痰吸引等研修はその法改正を受けて、施設や居宅において、たん吸引及び経管栄養を行える介護職員を養成するために、新しく制度化された研修です。

特に訪問介護、特別養護老人ホーム、老人保健施設、障がい者支援施設にて活躍できます。

介護福祉士取得後のスキルアップになる研修制度です。
第1号~3号に分けられそれぞれ可能な医療ケアについて異なります。

スキルアップは就職、転職に有利になる?

スキルアップ①では資格、スキルアップ②では講座、セミナーについて
ご説明しました。はたしてスキルアップは就職に有利になるか?

職種の広がりやステップアップも可能な資格また独立開業が可能な資格ついて
ご案内いたします。

職種の幅が広がる「社会福祉主事任用資格」

上記資格にてご説明いたしましたがこの資格を取得することで、相談業務の職種が広がります。

特別養護老人ホーム、デイサービスでは必須職種として生活相談員として
応募できます。また障がい者総合支援サービスでの相談支援専門員の資格の要件となっています。

介護に限らずに福祉事業全般の職種への就職が可能になります。

スキルアップとキャリアアップ「介護支援専門員」

国家資格ではありませんが、介護事業の中では上位資格になります。
試験では介護、医療、福祉分野の知識が必要になります。

受験要件として一定の実務経験が必要になりますので受験までに他の資格を取得することで経験と知識が得られます。

スキルアップの一例

介護職員初任者研修→実務者研修→介護福祉士→社会福祉主事、たん吸引研修、古武術・ユマニチュードなど→介護支援専門員

就職については全介護事業所で必要不可欠な資格ですので給与面も介護福祉士より
上になります。また主任介護支援専門員になることで地域包括支援センターの就職もできます。

資格取得で独立される方もおります。(居宅介護支援事業所の開業)また、さらなるスキルアップ、キャリアアップもできます。

ポイント:社会福祉分野の最高峰資格「社会福祉士」

介護福祉士が介護のプロであるならば社会福祉士は相談業務のプロです。社会福祉主事の上位資格です。

主な就職先には社会福祉協議会、社会福祉事業団、福祉事務所、病院、役所
など公的な機関での職種が多いです。

給与面については公務員の給与形態が近い額になりますので初任給では20万(新卒等)公務員になり安定した給与を得たい方にお勧めです。

独立(介護支援専門員の資格取得、行政書士資格取得)される方も見受けられます。社会福祉全体を支える資格になりますので新しい制度や常に最新の情報などの研修も関連研修センター等で行われ日々のスキルアップが重要になります。

認知症などで自身の財産管理が難しい方へ本人に代わり管理する
後見人制度でも重要な役割を果たす資格にもなります。

まとめ

今回、ご紹介した資格、講座などはごく一部です。
スキルアップは「目的」ではなく、あくまで「手段」であり、スキルアップを通じて自分がどうなりたい、どうしたいのかを明確にすることが重要です。

またスキルアップは単に自己満足のためや資格取得をしても活用されない場合は
スキルアップよりスキルダウンになると思います。

資格取得は目的やゴールでなく、その資格を活かし始めるという意味で
スタートとして気持ちを新たにすることも重要と思います。
特に対人関係の仕事では極めることは難しく、経験すればするほど
壁にあたります。大変ですが同時にやりがいがあります。
常に手段としてのスキルアップをしていきましょう。

もしどんな資格がとったらいいのかわからない場合は、専門エージェントが相談にのりますので、こちらからご連絡くださいませ。

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