地域包括支援センターへの就職を考えるにあたって

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#82 2017/09/18UP
地域包括支援センターへの就職を考えるにあたって
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介護士もしくはケアマネージャーとして、就職するにあたりこれからどんな場所で、どのように実務に就くのか想像される事だと思います。介護の世界は大きく分けて自宅での生活を具体的に支援する居宅系と、施設での生活を支援する施設系と分かれます。これら二つに関しては情報量も多いために業務内容に関しては想像に難くない事だと思います。ところが、それに比べ地域包括支援センターに関してはその重要性に反して、その存在や役割に関しての周知度が低いのが現状です。今回は就職、もしくは転職の三つ目の選択として地域包括支援センターの役割や実務内容に関してお話させて頂きます。

 

地域包括支援センターの役割

結論から述べますと、地域包括支援センターの役割、その存在意義は非常に重要視されています。一つ一つの実務が単純に利益を生み出すわけではありませんが、介護業界のみならず、超高齢化社会を支える仕組みとして中心的な役割を担っているために、職務に就くにあたって、「介護の世界を変えたい」あるいは「更に広い世界を見てみたい」という目的を持った人にとってはこの上なくやりがいのある現場であると言えるでしょう。介護業界の慢性的な担い手不足と介護保険料の増大、増え続ける高齢者人口、障害福祉、権利擁護、年金問題、晩婚化や生涯未婚率の上昇等、最早介護の問題はそれ単体のみでは解決は難しく、多様な側面からそれも包括的に対処しなければならない時代へと突入しているのです。地域包括支援センターはこのような問題の受け皿、相談対応機関として、生み出され今後もその機能を存分に発揮することが期待されています。そのため地域包括支援センターでの実務は、一個人のレベルから地域、行政レベルにまで達する事もあります。

包括支援センターでの職種

さて、実際地域包括支援センターには原則、主任介護支援専門員、保健師、社会福祉士の三職種を配置する事となっています。では、これから就職もしくは転職を考える人にとって、就いてみたいけど資格を持っていないという人もいるかと思います。確かに該当する資格を有していればそれに越した事はないのですが、場所によっては介護業界での経験年数を考慮し就職を可能してくれるところも珍しくありません。特に主任介護支援専門員の資格取得要件は地域差があるため、取得したくとも中々できないという人もいるかと思います。そういった人にとっては地域包括支援センターでの就職がその後の資格取得に有利に働くこともあるために、資格だけで諦めず希望の地域包括支援センターに相談してみては如何でしょうか。

まとめ

ケアマネージャーとしては更なる一歩を踏み出したいと考えられる人も多いかと思います。その一つとして主任介護支援専門員としての道があります。主任等と枕言葉が付くとなんだか大変そうだ、とイメージを抱かれる人もいるかもしれません。確かに主任介護支援専門員に寄せられる期待や、その役割もケアマネージャーへのスーパーバイズ、高い倫理観と知識を有している事が求められるために、常に自己研鑽が求められる職種であると言えます。しかし、それが故にやりがいがあります。介護の世界を支える役割と共に、自己を変えるきっかけとして、地域包括支援センターでの就職や主任介護支援専門員としての役割を担う事も検討してみてはいかがでしょうか。

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