看護師として働き始めると、仕事が忙しくて婚活が後回しになりがちです。結婚を考えたときに、どんなメリット・デメリットがあるのかが気になって迷ってしまう人もいるでしょう。この記事では看護師が結婚するメリットとデメリットを解説します。
・#看護師が結婚するメリット
看護師は結婚するメリットはたくさんあります。仕事やプライベートの価値観によって大きなメリットになるかどうかは違いますが、どのようなメリットが生まれる可能性があるかを細かく確認してみましょう。
・家族がいることでプライベートの楽しみが増える
結婚するとまずは配偶者という新しい家族ができます。さらに子供が生まれたら家族が増えていくでしょう。結婚せずに一人暮らしをしているのとは違い、家族がいることでプライベートの楽しみが増えるのは結婚するメリットです。配偶者と共通の趣味で一緒の時間を過ごしたり、夫婦で協力して子育てをして成長していく姿を見て喜んだりすることができます。
親と暮らして楽しく過ごしている人もいるでしょう。しかし、結婚して新しい家族と過ごすようになると今までとは違う生活の楽しみ方ができます。結婚した後、親元に帰省して一緒に楽しい時間を過ごすこともできるので、プライベートがずっと豊かになります。
・家庭全体での収入が大きくなる
結婚すると収入が増えるのがメリットです。看護師は極めて給料が低いというわけではありませんが、一人暮らしだったとしても裕福な生活をできるくらいの収入を得られるとは限らないのも確かです。もっと収入を増やしたいと思っても、昇進の機会はほとんどないので大幅に収入が上がることはほとんどありません。毎年の年次昇給で収入が増えるくらいで、他には資格を取ったり、転職したりして収入を増やせる可能性がある程度です。
結婚すると配偶者と共働きをすれば世帯収入が増えます。結婚生活を始めると二人分の生活費が必要になりますが、住居費や光熱費などはシェアできます。同じくらいの収入がある人と結婚できれば余剰のお金ができてもっと裕福な生活を目指せるでしょう。
・家事の負担を減らせる
結婚すると配偶者と分担をすることで家事の負担を減らせるのが魅力です。一人暮らしをしている看護師の場合には、掃除・洗濯・料理などの家事を全部自分でやっているでしょう。結婚したら掃除は自分、洗濯は配偶者、料理は交代制などといった形で家事を分担できます。仕事が忙しくて家事を疎かにしてしまっていた人も、結婚すれば改善することが可能です。相手が仕事をしないなら家事を全部引き受けてくれるでしょう。家事の負担を減らしたい人は結婚するのがおすすめです。
・病気で働けなくなる不安が軽減される
看護師にとって結婚は病気で働けなくなったときの不安を軽減することに直結します。共働きをすれば配偶者の収入があるので、自分が重い病気にかかってしまって働けなくなっても生活を支えてくれるでしょう。感染症内科などの感染リスクが高い診療科で働いている看護師にとっては切実な悩みです。病院でもクリニックでも感染症を持っている患者が訪れることはよくあるので、病気になって一時的にでも働けなくなるリスクがあります。病床に伏せているときにも、看病をしてくれる家族がいると安心です。
・離職や転職をしやすくなる
看護師にとって家族がいると離職も転職もしやすくなるのはメリットです。子育てのときだけでなく、親の介護が必要になったときに一時的に離職したいと思うことがあります。その際にも配偶者が経済的にもメンタル的にも支えてくれるので安心です。また、離職して再就職したいと思ったときにも家族から支援してもらえるでしょう。転職の場合にも同様で、今の職場はつらいというときには相談すればきっと支えになってくれます。結婚して家族を持つと離職や転職に対する認識が変わり、一人ではできなかった決断ができるようになります。
・キャリアアップを目指しやすくなる
看護師は理解のある配偶者と結婚できるとキャリアアップを目指せるのもメリットです。認定看護師や専門看護師になってキャリアアップしたいと思っていても、離職する期間ができてしまうことや、学費がかかることが不安になるでしょう。しかし、支えてくれる家族がいれば思い切って離職して資格の取得を目指せます。キャリアアップをしてもっと活躍できる看護師になりたい人にとっても結婚はプラスになります。
#看護師が結婚するデメリット
看護師には結婚するデメリットもあるのは確かです。純粋に結婚したら幸せになれると思わない人は、不安があるからでしょう。デメリットを整理した上で、メリットと天秤にかけてどちらが良いかを考えてみてください。
・子育てや家族生活を考えなければならない
結婚すると自分一人だけの暮らしではなくなり、仕事に集中できなくなるのがデメリットです。家族生活を考えなければならなかったり、子供が生まれたら子育てに時間を費やす必要が生まれたりします。看護師として仕事を中心にして生きていきたいと思っていた人は、家族との暮らしが負担に感じられることがあるので注意しましょう。
・配偶者の仕事との兼ね合いを考える必要がある
結婚すると配偶者との仕事との兼ね合いを考えなければならないのがデメリットです。結婚する時点でまず職場の違いを考えて、住む場所をどこにするか考えなければなりません。勤め先の近くに住んでいた人も遠くに住んで通勤しなければならなくなる場合もあります。うまく夫婦で折り合いをつけることが必要です。また、配偶者が転勤になったときには単身赴任をするか、一緒に付いていって転職するかを考えることになります。仕事にかかわる調整は意外に大変になることもあるので注意した方が良いでしょう。
・婚活のために時間とエネルギーが必要になる
結婚するためには婚活をして相手を探すことが必要です。待っていれば理想の相手がやってきてくれるわけではありません。看護師は仕事がかなり忙しくて、休みの日ものんびりと過ごしたいと思う場合が多いでしょう。職場で結婚相手が見つかれば良いですが、なかなか出会いのチャンスがないことがほとんどです。婚活のために習い事を始めたり、結婚相談所でお見合いをしたり、友達に連絡を取って紹介してもらったりする必要があります。出会えたときにもしばらくはお互いの時間を調整しながらデートをして、結婚したい相手かどうかを見極める時間が欲しいでしょう。婚活に時間もエネルギーも必要なのは意外に大きなデメリットになる場合もあります。
・家族生活のために支出が増える
結婚して家族で生活すると支出が増えるのもデメリットです。配偶者と共働きをすれば世帯収入が増えるのは確かですが、子供を授かろうとすると支出が増えていきがちです。出産のときにも出産費用がかかりますが、子育てを始める教育費なども必要になります。家族で旅行に出かけるなど、プライベートを充実させようとするとそれだけ支出が大きくなることは否めません。もっと自分のために使えるお金を増やしたいと思っている人にとっては悩みになる可能性があります。
・キャリアアップが難しくなる場合がある
看護師は結婚によってキャリアアップの機会を手に入れやすくなる場合もありますが、逆に可能性が失われることもあります。配偶者が職を失ってしまったときには自分が働いて養わなければなりません。看護師同士の結婚のときのように、お互いにキャリアアップしたいと思っている場合には自分があきらめなければならない場合もあります。キャリアアップを目的の一つとして結婚するときには、結婚前にすり合わせをしておくことが必要でしょう。
まとめ
看護師が結婚するメリットとデメリットを細かく解説してきましたが、どちらが良いかを考えることができたでしょうか。結婚して子供を育てるのは社会に貢献するという意味でも大切です。看護師にとっての結婚のメリットとデメリットを天秤にかけて迷ってしまっている人は、結婚を前向きに考えて婚活にチャレンジしてみましょう。
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