働いたことがない既卒の看護師も就職できる!アピールポイントはどうすると良い?

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#2183 2023/05/08UP
働いたことがない既卒の看護師も就職できる!アピールポイントはどうすると良い?
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看護師学校を卒業したときに就職しなかった人もいますよね。資格があっても働いたことがなかったら就職できないと思いがちですが、ちゃんと就職して働けるので心配ありません。ここで就職するための重要なポイントを押さえておきましょう。

既卒の看護師にとってどうやったら就職できるのかがわからなかったり、他の施設から転職しようとしている看護師と比べられたら負けてしまうではないかと不安になったりしているでしょう。しかし、働いたことがない看護師でもきちんと就職に成功している人がたくさんいるので心配ありません。何が必要で、どんな準備をしたら良いかを詳しく見ていきましょう。

#既卒の看護師が就職するために必要なこと

既卒で働いたことがない看護師が就職するには準備が必要です。まずは就職活動を始めるにあたって必要なことを理解しておきましょう。

・新卒で就職しなかった理由を明確にする
看護師資格を取って卒業する時点でなぜ新卒として就職しなかったのかはよく問われます。理由を明確にして理路整然と説明できるようにしましょう。結婚して家庭を支えることや子供を育てることを重視したかったというだけでも問題ありません。社会人として働く自信がなかったというようなネガティブな理由にしないのが大切です。内定を手に入れていたけれど、親が急病で倒れて世話をしなければならず、働けなくなったというやむを得ない事情があれば、事実を伝えるのが適切です。

・今になって就職したいと思った理由を説明できるようにする
新卒で就職しなかったのに、今になって就職したいと思った理由もよく聞かれるので回答を考えておきましょう。やむを得ない事情で就職できず、今はできるようになったから働きたいと思っているという流れが理想的です。ただ、実際には応募先に納得してもらえるような理由で就職しなかったわけではないという人もいるでしょう。そして、今から就職しようと思ったのはお金に困っているのが理由で、応募先に伝える理由としては良くなさそうだと思っている人もいるはずです。
就職したいと思った理由は別に考えることもできます。何かきっかけがあって看護師としてやはり働きたいと思ったというストーリーで話せるようにしましょう。子供が病気になってクリニックに行き、看護師に子供のケアを丁寧にしてもらえたのをきっかけに自分も働きたいと思ったというくらいの理由でも十分です。具体的なきっかけがあると納得してもらいやすいので考えてみましょう。

・なぜ応募先の施設を選んだのかを具体的に考える
なぜこの施設に応募したのかは気になっている場合が多いポイントです。既卒の看護師の視点で、他の施設に比べて何が良いと思ったのかを知りたいと考えて質問されることがよくあります。なぜ応募先の施設を選んだのかを具体的に考えて説明できるようにしておくのが肝心です。既卒でも募集している求人だったからというのでは理由としてアピール力がまったくありません。どこでも良いと言っているのに等しいからです。応募先の施設の特徴を研究して、魅力に感じたポイントを見つけ出しましょう。そのポイントに焦点を当てて理由を説明できるようにしておくことが必要です。

・キャリアがなくてもアピールできるポイントを見出す
既卒の看護師にとってアピールできるポイントを見出しておくのも必要なことです。キャリアがある看護師と違って、看護スキルや現場経験を取り上げてアピールできる状況ではありません。既卒の看護師に興味を持ってくれた場合には、今後の成長が期待されています。これから職場に入ってどのような成長を遂げるポテンシャルがあるかをアピールするのが良い方法です。必死に努力できる力がある、学習意欲がある、コミュニケーション力が高いといったさまざまな観点からアピールできます。アピールするときには納得してもらえるように理由を添えるのが重要なので、過去の経験から理由を説明できるように準備しておきましょう。

#既卒の看護師が就職できるのはなぜ?

既卒で働いた経験がない看護師でも就職できるチャンスがあるのはなぜなのでしょうか。新卒に比べると年齢が高く、同年齢で看護師として働いてきた人に比べると経験がないので人材としての魅力は低いのは確かです。それでも既卒の看護師が就職できるのには理由があります。

・看護師不足の現場が多いから
看護師の充足率が低い現場が多いのが大きな理由です。新卒採用の計画を立てて採用活動をしたけれど、期待通りの人数を確保できないというケースも多発しています。看護師の場合には入職後に間もなく離職してしまうケースもあるため、若手の確保が大きな課題になっています。そのため、既卒で意欲のある看護師なら採用したいという施設が増えているのが現状です。

・既卒でもポテンシャルが高い人がいるから
既卒だからといって新卒の人よりも劣っているわけではありません。中には就職活動で失敗して既卒になったという人もいます。しかし、応募先とは相性が良くなかったのが原因のこともあります。既卒でもポテンシャルが高い人がいることは採用経験がある現場ほどよく知っています。有能な人材を確保できるチャンスがあるからこそ、積極的に既卒の看護師も募集しているのです。

・教育体制が整っている現場が増えたから
医療施設でも介護施設でも教育体制が整ってきたのも、既卒の看護師が就職しやすくなった理由です。未経験の人を採用したときには教育をして一人前にしなければならないのが大きな負担です。しかし、教育体制が整ってルーチンのように人を育てられる環境ができると、未経験の看護師が一人くらい入ってきたところで大きな負担にはなりません。研修プログラムやプリセプター制度の導入によって体制整備をしている現場が多くなっています。

#既卒の看護師のアピールポイントは?

既卒の看護師にとってアピールポイントを選び出すのは大変かもしれません。ここではアピールポイントをどのようにして考えたら良いかをまとめました。どのような職場を選んで応募するときにも通用する方法を紹介するので参考にしてください。

・入職した後に生かせる性格をアピールする
性格をアピールするのは効果的な方法です。看護師として入職した後に生かせる性格を探してアピールポイントにしましょう。例えば、誰からも好かれる性格があるのは医療従事者とも患者とも良い関係を築き上げるのに役に立ちます。採用する視点でも現場のスタッフと仲良く働いてくれると期待できるでしょう。また、工夫をするのが好きで無駄をなくす工夫を自然にやっていく性格があるというのも強みです。人手が足りない現場では作業効率を上げるのはとても重要なので、現場の全体的なパフォーマンスアップに寄与してくれると期待されます。看護学生時代のエピソードや既卒になってからの子育てや介護などの経験からポテンシャルを伝えると具体性があってアピールポイントが伝わりやすいでしょう。

・応募先の風土に合う人格を言葉と態度で示す
これから看護師になりたい人は応募先の風土に合わせて自分の人格を示すように努力しましょう。自分のありのままをアピールするのではなく、応募先に合わせるという考え方を持つのが大切です。ぴったり歩調を合わせようとすると大変ですが、社会に出たら相手に合わせることはどうしても必要になります。現場によって風土はかなり違うので、空気を読んでうまく合わせましょう。言葉と態度の両方で人格を示すのが最も効果的です。相手と同じような言葉遣いをして、真摯な態度で対応しましょう。和やかな雰囲気ならリラックスした表情を見せるのも大切です。面接の状況に応じて柔軟に対応するのが重要なポイントです。その対応力自体がアピールポイントになります。

まとめ

既卒で働いたことがない看護師も就職できるチャンスがあるとわかったでしょうか。既卒の人も受け入れる姿勢を持っている施設はだんだんと増えてきています。転職したいと思っている看護師との競争だと考えずに、自分なりのアピールポイントを伝えればきっと採用してもらえると考えてチャレンジしましょう。

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