大学病院看護師になるための方法をお伝えします!

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#2172 2023/04/27UP
大学病院看護師になるための方法をお伝えします!
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看護師を目指した以上、最先端の大きな病院で働くことに憧れますよね?
私もその一人でした。
最初に入った病院次第で、その後の転職のしやすさも決まると言われているのが現状です。
そうなると大学病院での就職歴はかなりの経験値となります。
どうしたら大学病院に就職できるのか、大卒で大学病院に入り4年働いた私がお伝えします。

・正看護師免許を所得する

最近では、准看護師資格を取得できる養成所は減ってきましたが、まだまだあるのが実情です。
大学病院では、正看護師資格の取得者を積極的に採用しています。
高度な医療技術や看護技術を提供しているので、准看護師資格の勉強と、行える業務範囲だけでは働けないためです。
なので、大学病院で働くことを目標にしている方は、学校選びの段階で、必ず「正看護師」資格が取得できる学校を選びましょう。

可能であれば、専門学校より看護学部のある大学への進学をおススメします。
なぜかというと、大学では主任や師長になるために必要な「看護管理」の単位があるためです。
大学病院側としても、将来管理者となれる人材を最初から採用したいです。
育て上げた看護師がやっと管理者になれそうなとき、看護管理を学ぶためだけに追加で学校に行く、ということは少し困ります。
学校に行っている間に看護師が業務から一人減ったり、その分の費用を負担しないといけない場合があるからです。
なので、病院側としては、大学卒業の正看護師を積極的に採用します。

・大学付属病院がある大学や専門学校に入学する

高校を卒業するときに、すでに大学病院で働きたいということが決まっているのであれば、大学や専門学校の受験の際に〇〇大学付属病院、がある大学や専門学校を選んでおくという方法があります。

実習では、大体附属病院での実習となるので、院内の様子がわかります。
そして、病棟の看護師も卒業生が多いので、実習もそこまで厳しくされません。(教員はきびしかったですが…)

卒業時に、その大学病院に就職したいということだと、就職活動がとても楽ですし、まず不採用とはなりません。
私の大学、大学付属病院では、授業の一環として、集団就職面接がありました。
スーツは着てくるように言われましたが、それ以外は特に何も準備はいりませんでした。
学校に大学病院の看護部長や事務長が来て、概要を説明します。
そして、何個かのグループに分かれて、質問ができる時間もありました。
面談では「どの科に行きたい?」と聞かれたぐらいで、特に緊張した記憶もありません。
面談が終わってから履歴書の作成になります。
講師のような人が来て、書き方を教えてくれました。
そして順番に別室でプロが証明写真を撮ってくれます。

私の大学だけかもしれませんが、付属の大学病院に就職となると、そこまで手厚くフォローしてもらえます。
(そのせいで、1回目の転職活動はいろいろ慣れずに苦労しましたが…)

大学付属病院に就職しない同級生も3割ぐらいいるので、卒業するまでに違う大学病院に行きたくなっても大丈夫です。

最近では大学病院がない大学にも看護学部ができるようになりました。
大学病院がない大学では実習時には、いろいろな病院に行き、インターンのようになっているそうです。
それはそれで就職先を決めるのにいいのかもしれませんが、大学病院一筋で考えている人にとっては、違う病院で実習するのは少しつまらないかもしれません。

・就職説明会に参加する

やはり病院側としては、説明会やインターンに来てくれた人の方が好印象です。
大学病院は大きいので、説明会に行っている職員と就職してから出会う確率は少ないです。
しかし、説明会に出席したという事実があるだけでも採用の有無はかなり変わってきます。
積極的に参加しましょう。

ですが、大学病院は都心に多いため、地方出身の人は就職活動自体が大変になってくると思います。
一つ一つの大学病院に説明会や見学に行くとなると交通費だけでもばかになりません。

ほとんどの大学病院は、地方での就職説明会や、最近だとオンラインでの就職説明会に積極的になってきています。
大学病院側としては、地方出身でも、やる気のある看護師を迎え入れたいと必死です。

どこの大学病院でも、1年を通していろいろな病院が一同に説明会を実施する、就職・転職フェアに出展しています。
それ以外にも、病院ごとに地方のホテルの会場を貸し切って就職説明会を行っているところもあります。
ある程度、行きたい大学病院が決まっている方は、大学病院のホームページで説明会実施のお知らせに書いてあるので確認してみてください。
地方の比較的交通の便がいい所で説明会を行うことがあります。ぜひ活用してください。

・新卒での採用を目指す

看護師は転職が多い職業の一つです。
しかし、大学病院は一般の大企業と同様で、新卒の看護師の採用に力を入れています。
私の大学病院では毎年200人近く採用していました。(それだけ毎年辞めるということですが・・・)

大体の大学病院では、最初は集合研修で、電子カルテの操作の仕方や簡単な技術(聴診や採血)の研修があります。
大人数での研修になるので、講師もそれなりに代わる代わる看護師がしているようです。

病棟側も、毎年新卒新人が来ることが恒例になっているので、指導係や指導方法等が決まっていて、お互いやりやすいと感じました。

中途採用の枠もありますが、あまり多くありません。
その看護師の技量もあると思いますが、集合研修ではない分、指導する人員がとられてしまいます。
指導する看護師がいるということは、病棟で働ける看護師が減るということで、集合研修より効率が悪く、積極的に採用していないようです。

また、若い看護師が多いので、中途採用者の指導係の選択肢が狭まっているようです。
それ以外にも、中途採用で少し年齢が上がってくると、大学病院の激務に体力がついていかない場合が多いです。

大学病院での就職を希望するのであれば、新卒か、もしくは20歳代のうちに就職をすることをおススメします。

・かなり忙しいということを覚悟する

みなさん覚悟の上だと思いますが、かなり忙しいです。
すべての部署というわけではありませんが、最先端の医療を提供しているだけあって、かなりの業務量です。
入院してくる患者さんの病気も難しいものが多いです。

さらに、看護のクオリティーも高いので、みんな熱心に仕事をしています。
最近では前残業の扱いが変わってきているかもしれませんが、基本的に無給です。
休みや明けの日の病棟会やチーム会もまだまだあるところが多いです。
かなり、やりがいもありますし、経験にもなります。
私は大学病院で4年働いたというだけで、転職に困りませんでした。
しかし、本当にかなり忙しいので覚悟をもって大学病院に就職しましょう。

・長ながくは働き続けられないかもしれないと思っておく

大体の看護師が新卒から入職して4~5年ぐらいで辞めていきます。
忙しいということもありますが、4年も大学病院で働いていると、一通りの知識や技術ができるようになり、ベテランクラスの扱いになります。
そうなると、業務以外の係活動や委員会活動の責任者になったり、院内だけの資格を取るように勧められて少し面倒くさくなっていきます。
いろいろできるようになっているので、他のところでも自分のスキルを試してみたいと思ってもしまいます。
そのころに結婚をしてライフスタイルが変わる看護師や、同じ職場に飽きてしまった、という看護師もいました。

私の病棟では5年目以上の看護師は、ほんの数人しかいませんでした。
独身で「仕事一筋!」のような人か、「趣味があるから別に働くところはどうでもいいや!」みたいなアグレッシブな人たちばかりでした。
大学病院は憧れかもしれませんが、長く働き続けるためには、かなりの体力と気力が必要になってくるということを覚悟しておいてください。

まとめ

いかがでしたか?
どうすれば、大学病院の看護師として働くことができるのかお伝えいたしました。
私は高校の時から大学病院を目標にして看護師を目指して就職しました。
当時はとても精神的にも肉体的にもつらく感じました。
しかし、それが私の経験や知識となりとても誇らしく、そして今の私の助けになっていると思います。
ぜひ大学病院看護師を目指してみてはいかがでしょうか?

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