看護師の就職、面接時に押さえておくべきポイント

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#2117 2023/03/03UP
看護師の就職、面接時に押さえておくべきポイント
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看護師を目指し看護学校を卒業した後は、希望の病院で働きたいですよね。でも看護師の面接って普通の面接と違うのか?どんなことをよく聞かれるのか?履歴書はどうやって書けばいいのかわからないなど困ることがあると思います。今回はそんな方に看護師の就職、面接時に押さえておくべきポイントについて紹介いたします。

ポイント①

履歴書の書き方

履歴書は一般企業同様に看護師の面接でも必須です。また転職の方は履歴書と職務経歴書が必要になる場合があります。
履歴書はこれまでの経歴を簡単に記載したもので、具体的にどのような病院に勤め、何をしてきたのかなどを記載することはできません。
職務経歴書はそのような今まで自分が勤めてきた経歴の中で、具体的にどのような仕事内容でどんな病院に勤めていたのかなどを具体的に記載でき、提出された先方も職務経歴書を見ることで前職の病院の規模感やどの程度の業務内容をこなしていたのかなどのイメージが付きやすくなります。
履歴書はどこの病院も必須ですが、職務経歴書は必要な病院とそうでない病院があります。病院によって様々ですが、職務経歴書の必要ない病院の面接では面接中に前職のことについて細かく質問されることが多かったです。
履歴書は就職する上で必須ですが、今までに何度も書いたことがあっても久しぶりに書くとなると、書き方を忘れているし緊張しますよね。履歴書は手書き又はデータで作成します。
手書きの方がいいという病院もありますが好みによります。私は病院の法人名が長かったので履歴書を書くのに手がしびれそうになりました。看護師の履歴書を書く際のポイントは免許の欄に『〇年 看護師免許取得』と記載すること(新卒の場合は免許取得前に面接しているので除く)、志望動機については簡潔にわかりやすく添削したものを記載します。履歴書の中で1番時間をかけるべきなのが志望動機です。志望動機は他のどこでもないこの病院に勤めたいと思った理由なので、病院の特徴を事前に調べ自分の希望することとの一致点を探します。
例えば、急性期から地域包括ケア、在宅までの一貫した看護が提供できる点、中途採用を含め教育体制が充実している点、などその病院が力を入れているであろう部分と
今までは超急性期の病院に勤めていたから少し前よりも落ち着いたところで家に帰るまでの患者さんの看護を一貫して看たいな、退職してから期間が空いているからブランクがあっても教育体制がしっかりしていてプリセプター制度があるところがいいな、など自分の希望とすり合わせます。またこの志望動機は面接時も重要になってきますので、次に紹介します。

面接の練習

面接はだれしも緊張するものです。新卒であれば通っている看護学校の看護教諭が就職活動の一環として練習してくれる場合もありますが、中途入職の場合は一人で準備しなくてはなりません。
看護師の面接時のポイントは、質問を想定して対応できるかどうかです。
一般企業の面接と同様に基本的な身だしなみや言葉遣い、動作一つ一つは気を付ける必要がありますが、面接官が一番気になるのはこの看護師はどんな人で、今までどんな看護をして、今後どうしていきたいのか、などを確認しようとしています。面接中に注意するのは必ず〈ポジティブ〉な受け答えをすること、端的に結論から先にこたえることです。
転職する方は特に前職の職場が自分に合わなかったり色々なネガティブな理由があると思います。
しかしそのようなネガティブな理由ばかり伝えては先方の印象は悪くなります。前の病院はそうやって辞めたんだから、うちの病院もすぐにやめてしまうんじゃないかと連想させてしまうからです。ネガティブな内容であってもポジティブに伝えることを意識しましょう!
例えば、以前の職場は超急性期で休日に出勤があったり、ゆっくり患者さんと関わる時間がなかったので自分のしたい看護が提供できなかった(ネガティブ)
→以前の職場は超急性期で忙しさもありましたが、短い時間の中でも患者さんと関わることの大切さや貴重な経験を得ることができました。(ポジティブ)
といったように答えます。
退職した理由にはもちろんネガティブなものが大きいとは思いますが、そのことは言わずにそこでどんな経験が得られて、今後にどうやって生かしていきたいのかを伝えることで印象はよくなります。
もちろん嘘はよくないので、自分が思っていることを書き出してみて、それをポジティブな表現に変えていきましょう。
面接練習をする際に、どんな質問をされるのか想定して受け答えを考えると思います。ただその際考えた受け答えを完全に丸暗記する必要はありません。
逆に丸暗記してしまうと面接の場で緊張して全部内容が飛んでしまう場合もあります。面接の受け答えはキーワードで覚え、これだけは絶対に伝えると思っていることを単語単語で覚えておきましょう。そしてイメージトレーニングだけでなく、実際に声に出して面接練習をすることをおすすめします。
頭の中で考えているだけのものと実際声に出した時ではうまく話せないことがほとんどです。
こう答えよう!と決めていても思ったように舌が回らなくて伝わりにくい表現になってしまったりします。恥ずかしいかもしれませんが、必ず声に出して本番だと思って練習しましょう。
練習時はできるだけ家族や転職サイトの方など他の人に見て聞いてもらえるのが、客観的なアドバイスがもらえるのでとても参考になります。面接練習の際には本番だと思って身だしなみや動作も気を付けると本番さながらの状況で面接できるので緊張感もあります。
面接時の態度で特に大切になってくるのは、「目を見て話している」かどうかです。質問をした面接官はほとんどの場合看護部長だと思います。
看護部長は人にはもちろんよりますが、ちゃんと目を見て話す人かどうかを見ている場合があります。(私は関西の病院しか面接したことはありませんが、面接時には必ず看護部長の目を見て話すように紹介してくれた転職サイトの人が念押しでおつたえしてくれました。)
目を見て話すことで、自信があるように見えたり相手の話を聞く姿勢がポイントになることもあります。

ポイント②

自己PRは自己分析を十分にしましょう

自己PRは就職時の面接では重要です。自分の長所だけでなく、短所も分析することが大切です。先ほどもお伝えしたようにポジティブに伝えようとすると、長所部分だけ伝えればいいと思うかもしれませんが、看護師に求められるのは問題解決能力です。自分の短所について問題を見つめ直し、どのように対処してきたのかを伝えることで、働く中で問題が起こった際にこの人は対応できるのかと考えます。
面接官は自分で問題解決できる看護師を求めているので、自分の問題点をどのように改善してきたのか伝えることで良い印象があります。
自己分析をする際は自分の長所や短所を書き出してみるのも大切です。正確にもよりますが、ポジティブな人はポジティブな面、ネガティブな人はネガティブな面が多く書き出されると思います。
もし自分だけではどうしても長所や短所が思いつかないという人は身近な家族や友達に自分の長所や短所について聞いてみると、客観的な意見を聞くことができるのでいいです。自分が短所だと思っていた点は他の人から見たら長所かもしれません。短所や長所はそれぞれ言い換えが可能です。
面接では必ず聞かれるのは「うちの病院を志望した理由はなんですか」「看護師になろうとおもったきっかけはなんですか」「今度どんな看護を提供していきたいですか」など聞かれますが、長所短所は病院によって様々です。ただ自己分析で自分の長所や短所について考えをまとめていると、質問された話の流れで長所や短所の話に繋げることができます。

まとめ

いかがだったでしょうか?久しぶりの就職活動となると、忘れていたり緊張したり不安ですよね。期間が空くと誰もが不安になります。そんな時にお伝えしたポイントを参考に、履歴書作成、面接練習、自己PRを考えて、自分の希望する病院に内定をもらえるように頑張っていきましょう!

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