育休を取得せずに1歳児を育てながら転職活動をするママさん看護師に気を付けてほしいポイント

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#2118 2023/03/04UP
育休を取得せずに1歳児を育てながら転職活動をするママさん看護師に気を付けてほしいポイント
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様々な理由で育児休業を取得せずに退職し、子供が1歳を過ぎてから新たに転職しようと頑張っているママさん看護師に、私の経験を踏まえた転職時に失敗しない方法、注意して欲しいポイントを分かりやすくまとめてみました。。

子供を妊娠・出産するにあたって、育休を取得するために頑張って仕事を続けている看護師さんも多くいらっしゃると思います。その反面、妊娠中のつわりがひどかったり、体力的にきつかったり、流産などの危険がありやむなく退職して育休を取得せずに退職の道を選ぶしかなかった方もいるのではないでしょうか。
私の場合は育休は取得していたのですが、夫の急な転勤が決まり、育休を途中で打ち切り、やむなく退職し、新たな土地で職探しをすることになりました。
それがちょうど子供が1歳の時に転職した経験と、更なる夫の急な転勤で子供が3歳の時に転職活動をするという経験をしました。この2回の転職経験を生かして、育休を取得せずに1歳(または3歳児)を育てながら新たな職場に失敗せずに転職する方法を私の失敗・成功体験を踏まえながらわかりやすく説明していきます。
 

1,職場を選ぶ前に自分はどの時間帯で働けるのかを家族と相談して明確にする。

これは大前提ですが、子供と一緒に生活している夫や祖父母、もしくは近所に住んでいて協力してくれる祖父母や自分または夫の兄弟がどれだけ協力してくれるのかを確認することです。それを踏まえて自分は平日日勤で残業はできず17時には退勤しなければいけないのか、18時くらいまでなら仕事ができるのか、もしくは時短勤務で16時ころ退勤したいのか、土日勤務や夜勤は月に何回までならできるのか、保育園のお送り迎えや、子供の夕ご飯やお風呂など継続的に誰か協力してくれるのかなどを確認しなくてはいけないと思いますそれを明確にしてから病院を探してみてください。

2,自分が夫や祖父母(特にお姑さん)に子供を託すことに精神的に耐えられるか。

これは、以外にもとても重要だと思います。これは私の経験ですが、特に第1子でかわいいわが子を保育園に預けることは仕方ないとしても、残業で遅くなって、代わりにお姑さんがお迎えに行ったり、夕ご飯を食べさせてお風呂まで入れてくれることが何度かありました。今考えればとてもありがたいことなのに、当時の私はかわいい息子を取られてしまったような寂しさに襲われて精神的に耐えられませんでした。たまにならまだしも毎日のように残業になるととてもつらかったです。
転職時の面接では家族の協力が得られたので月に2回は夜勤ができて、土日勤務も月に3回くらいは大丈夫と言っていたのに、まさか自分の心がそれに耐えられなくなるというのは盲点でした。なので実際にやってみないと想像するのは難しいかもしれませんが、自分の心にも確認してみてください。とわいえ協力が得られて働ける方が安心して仕事に打ち込めるので問題ないという看護師さんの方が多いかもしれませんね。

3,自分の希望する勤務形態が明確になったら、それに合う病院を人材派遣会社を通して探す。もしくは自分で直接病院の求人に問い合わせる。

自分が働ける時間や勤務形態が分かったらそれに合った病院を人材派遣の方を通じて探してもらうとよいと思います。特に土地勘がない場所ではお願いした方が良いと思います。なんとなく病院の場所や雰囲気などを知っていれば自分で直接病院の求人に問い合わせてもよいと思います。
仮に人材派遣の人に自分の条件ではいい病院が見当たらないと言われても諦めないで下さい。私もこの病院良さそうだな、と思っても自分の条件ではその病院は求人を出していないと断られました。しかし直接その病院のホームページの求人案内から自分の条件を説明したメールを送ったら3病院中2病院は面接してくれることになり、両方とも内定がもらえて、より良い病院を選ぶことができました。病院によっては人材派遣会社を通さずに直接応募して就職した場合にはお祝い金のようなものがもらえる病院もあるので、行きたい病院があればその病院のホームページから求人案内を確認してみるのも一つの方法だと思います。

その際にきちんと自分が働ける時間、残業はどのくらいの時間ならできるのか、土日勤務や夜勤、育児時間は利用できるのか、子供の急な病気での早退やお休みは対応可能か、運動会や発表会などの希望休の取りやすさ、夏休みや冬休みの実際の取得状況、有給消化率、子育て中の看護師の割合など自分が就職したときに困らないように事前に確認しておくのがとても大切です。

4,勤務条件が合えば自分が働きたい分野以外でも検討してみる

転職する際に自分は家事や子育てに重きを置いて、プラス看護師としてやりがいのある仕事をしたいのか、それとも家事や育児はなるべく周りの人に協力してもらって、自分のやりたい仕事に重きを置きたいのかを、自分の中ではっきりさせておいた方が良いと思います。
これは私の失敗談ですが、新しい土地で1歳の息子を育てながら、自分の好きな急性期病院の中の循環器病棟を選びました。自分のキャリアを生かしながら色々な事も学べてやりがいはありましたが、やはり連日の残業、時には21時を過ぎることもあり、帰りの車の中でつらくて涙してしまった時もありました。その時に自分のやりたい仕事よりも子供との時間をもっと持てる働き方をしたいのだということに気づきました。なので当時の病院にはとても迷惑をかけてしまい、日勤常勤の時短勤務に変更してもらったりととても迷惑をかけてしまい、本当に身勝手なことをしてしまったと今でも反省しています。ただそのおかげで、自分が仕事をしながら、なるべく子供との時間を長くとれる人生を歩みたいんだということに気づくことができました。
そして次の夫の転勤による新たな場所での転職では、自分の働きたい分野よりも、残業がほぼなく日勤常勤で働けるところを選びました。ただ土日勤務は平日休みも多少は欲しかったので希望しました。その結果回復期リハビリ病棟に転職することができました。働いてみて思ったことは、「やりがいは自分で見つければ看護の仕事の中にはいくらでもあるな」ということでした。今現在働いている病棟の看護師や医師や看護助士、リハビリ科、薬剤師の方皆さん本当に優しい方ばかりで今まで働いた職場で一番居心地の良い職場に巡り合うことができました。自分の勤務条件でも受け入れてくれる病院ということは育児に対して理解のあるスタッフが多いということなのかもしてないですね。

5、無事に就職した後は職場のスタッフに感謝の気持ちを忘れず、一生懸命働く。

もちろんこれも当たり前のことなのですが、自分が残業しなくてよいように勤務時間は精一杯働いて就業時間に仕事が終われるように最大限頑張りましょう。
そして自分が夜勤や休日勤務を免除してもらったり、自分じゃなくてもいいけど、誰かは残業しなければいけない状況の時に快く帰らせてくれたり、子供の運動会や発表会に出るために休みを調整してくれてる同じ職場のスタッフに常に感謝の気持ちを持つということです。例えば自分に少しでも余裕があれば他のスタッフより多くナースコールに出るとか、カンファレンスの書記を積極的にやってみるなど、自分が残業にならない範囲で精一杯協力すれば、周りのスタッフもあなたのことを認めて協力してくれると思います。間違っても自分は小さい子供の子育てをしながら働いていて忙しいんだからとか、時短勤務は当たり前の権利なんだから時間になったら当然のように帰るといった態度をとってしまっては、周りは嫌な気持ちになると思います。そして勤務時間内だけは一生懸命働いていると、その時間だけは子育ての悩みも忘れられるので良い気分転換にもなると思いますよ。

まとめ

いかがだってでしょうか?私の経験を踏まえながら転職時に気を付けたいポイントは参考になりましたか。転職活動を通じでこれからの自分の育児や看護師としての働き方を考えることができるいい機会になると思います。またママさん看護師一人で育児をするのではなく、旦那さんや祖父母や職場のスタッフなど色々な人がそれぞれの形で育児にかかわってくれていると実感できるのではないでしょうか。どうかこの記事があなたの転職活動の参考になれていたら幸いです。

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