看護師を目指す人にとっても面接はまず就職するためのハードルとしてきつ然として存在しているのです。その為、看護師はどんな面接を受けるのか、といったことをよく知っておき、対策を立てるようにしましょう。それができれば採用率は高くなります。
◎仕事先を探す方法
看護師は有効求人倍率も高いですから探すことは結構楽です。それこそ、専門の求人サイトもあるくらいであり、新卒であれ、転職であれ、看護師資格がある人はそれなりに仕事を見つけやすいという状況です。
しかし、それでもよい求人は良い人材を欲するということは当たり前であり、自分自身がそういう人材であることをしっかりとアピールしなければならないということになります。
何も奇抜なことをしろ、といっているわけではなく、いつも通りというか、基本的には一般的に言われていることをキチンとやっていくことがよいでしょう。
まずは就職情報サイトなどに登録することから始まるでしょう。新卒であっても既卒であろうともこれは同じです。
前述の通り、看護師に関しては専門の求人サイトがあるくらいです。ですから、まずはそしたらこれに登録をしてみて、自分なりに探してみることにしましょう。
スカウトメールなどがくることもありますが、基本的には自分から動くというのが看護師でも大前提となります。
◎看護師の面接でも同じようなこと
就職面接における基本的なことというのは、看護師でも同じです。準備しなければならないとか考えておくべきこととか、割とはっきりとしていますから、まずは定石を理解しておきましょう。
面接までの準備ですが、必要なものは色々とありますが、履歴書職務経歴書、筆記用具、腕時計、印鑑なども持っていくとよいでしょう。
1回目の面接でいきなり印鑑を使うということもないでしょうがとりあえず鞄の中に入れておくという価値はあります。
他に面接の時に前もって考えておかなければならないような面接会場などへのアクセスです。交通機関の乱れとか乗り換えのタイミングとかのミスなどがないと言うとしたいところですが交通機関の乱れに関して自分でどうすることもできるわけではないので、とにかく余裕をもったスケジュールで行動する、ということを心がけるようにしましょう。
◎身なりは?
服装や身だしなみというのも面接にはとても大事な要素となります。これは看護師であろうともまったく同じであり、あくまでそこでプラスになるということはないでしょうが、どうしてもマイナス評価になってしまうことがあります。
つまりは、看護師の面接でも身なりで見られることはあるわけであり、そこで極端にプラスになることはないでしょうが、下手な恰好をしていけばマイナス評価になる要素でもある、ということです。
では、どんな恰好、身なりで面接にいくべきか、となりますが簡単に言えばスーツです。面接は基本的にスーツでよいです。色はブラック、ネイビーといったような黒めのものでよいです。看護師であるからいって独特な恰好をしていく必要性はないです。
あくまで社会人として常識的な服装で面接に挑むようにしましょう。
メイクなどに関してもまったくしてはならない、ということはありませんが控えめにするというのが好印象になるコツではあります。髪色は黒が基本であり、髪も多少結んでおき、パラつかないようにしておく、というのがよいでしょう。
基本はナチュラルメイクであり、ある程度は血色がよく見えるようなメイクを意識するとよいでしょう。
◎面接の流れ
看護師の面接も基本的には一般的にイメージされる面接と何ら変わることがない流れ、ということになるでしょう。自己紹介から始まって、死亡動機、そして自己PRなどに繋がっていく、という形になります。
あれは最初から業務の説明を受けたりしてから面接が始まるというようなこともありますが、基本的にはまず志望者の色々なことを聞いてからということが多いでしょう。
そして、ここで重要になってくることが面接官から色々な質問など受けられるということになるわけですが、その時に聞かれることというのはそれほど特別なものではなく、どういう看護師を目指しているのかと言うかどういうスキルを身につけたいのか、とかそんなことです。
聞かれることがある程度想定されるので定型文ではありませんが、受け答えをなんとか想定しておきでスラスラと言えるようにしておくということが重要です。
そして、大事なのが逆質問です。何か質問はありますかということでありませんと答えるというのもよろしくないので、それなりに質問を最初から考えておきましょう。
◎転職の場合
就職といってもそれが新卒であるのか、それとも既卒であるのか、常に看護師としての経験があった上で違う病院に行こうとしている場合などもパターンがあるわけですがこの場合どうして前の職業を辞めたのか、また看護師として別の病院に行きたいという最大の理由は何かというようなことが聞かれることでしょう。
極端な話、そもそも転職をするということはどうしてもネガティブな理由になってしまうことも多いです。
看護師とはどうしても離職率も高いからです。こればっかりはデータとして出ている以上、仕方ないことではありますが、それでも転職をする場合などには可能な限りポジティブな理由を考えておきましょう。
実際に、ポジティブな理由で転職をしようというのであればよいですが、それこそ人間関係が原因での転職などであればそれを馬鹿正直に伝えるということはあんまりよろしくないです。
退職理由を教えてください、というのは確実に聞かれることでしょう。これはどうして聞くのか、ということをよく理解しておけば色々と避けられることが多いです。それがその人の人柄であったり、同じ理由で辞めないか、という不安があるため、といえるでしょう。辞めるにしても責任感があるかどうかということをチェックしたいわけですから、任されていた仕事は全て片付けてから辞めた、というようなことは言っておきましょう。
嘘をつくべき、というわけではありませんが、とにかくその病院、その就職先に勤めることの魅力、展望などをしっかりと見据えた上で動機を決めておきましょう。
◎聞くのが不安になる事柄
やはり待遇面などに関しては面接などで聞くことが不安になる、ということがあるでしょう。
しかし、とても大事なことになりますし、後から後悔する方がよっぽど大きなデメリットにつながるということになりますから、確実にどういう待遇で働くことができるのか、どんな福利厚生であるのかは聞いておくことです。
これによって安心して就職できるようになります。
やはり聞きにくいこととしてあるのが、給料、ボーナス、有給、離職率とかそんなことは確実に聞いておきたいところではあります。
◎地味に大事になってくる要素
看護師という職業自体、単独で仕事をするというわけではなく、必ず仕事の相手がし存在していることになります。つまりは、患者さんがいるということになりますし、他のスタッフと協働してやらなければならないことも多いです。
ですから、高いコミュニケーション能力などが求められることになるわけです。面接の短い時間でそれを図ろうというのはなかなか難しいことにはなるのですが、面接の受け答え等でそれは見られることになります。
面接の短い時間だけでは、コミュニケーション能力の良し悪しというのは確かに分かりにくいですが、少なくともハキハキとした受け答えができるかどうかとかちゃんと目を合わせて話すことができる人であるのかどうか、ということは確実にチェックされることになります。
険しい表情もかなりネガティブです。明るい表情を意識して多少緊張していたとしてもやはり顔つきと言うか表情、笑顔は大事ですから、面接の時にはそれを忘れないようにしましょう。
まとめ
看護師の就職活動での面接でも基本的にはほかのどんな職業の面接とも違うことはないです。
だからこそ、一般的に言われている面接のコツであったり、やるべきこと、注意点というのを知っておきましょう。それによって上手く就職活動が成功するようになるからです。
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