未経験からオペ看護師になるには?必要な条件やスキルを紹介!

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#2040 2022/12/17UP
未経験からオペ看護師になるには?必要な条件やスキルを紹介!
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未経験からオペ看護師になるには何をしたら良いのか悩んでいる人もいるでしょう。オペ看護師にあこがれを持って看護師になる人も大勢います。どうやったらオペ看護師になれるのかをわかりやすく解説するので参考にしてください。

オペ看護師になるにはどのような方法があるのでしょうか。手術室勤務を専門とするオペ看護師はやりがいがあるとよく言われています。診療科に配属されるのとは違い、あらゆる診療科の手術でサポートをするのがオペ看護師の特徴です。手術室がある病院では欠かせない存在ですが、オペ看護師になるにはどうしたら良いのでしょうか。

#未経験からオペ看護師になるには何が必要か

看護師が未経験の状況からオペ看護師になるには何が必要かを詳しく確認していきましょう。看護師として働くのが未経験なのか、オペ看護師として働いたことがないだけで看護師としては実務経験があるのかによって状況が少し違います。それぞれのケースでオペ看護師になるにはどのような準備が必要かを紹介します。

・看護師経験がある場合

看護師として実務経験を積んできたなら、オペ看護師になるのは比較的簡単です。手術室勤務をするのに特に資格は必要ありません。手術室がある病院に勤めているなら、転属を希望するとオペ看護師になれる場合があります。オペ室の看護師が不足していて、自分が所属している診療科で看護師があまり不足していないときであればスムーズに希望が通るでしょう。院内での転属に自由があるかどうかは病院によって違うので、方針によっては異動できない場合もあります。
転職によってオペ看護師になることも可能です。求人を探してみると候補の配属先としてオペ室と記載されていることがあります。希望通りに採用されるかは応募してみなければわかりませんが、求人を見つけたらチャンスだと考えて選考を受けてみましょう。

・看護師経験がない場合

オペ看護師になるには看護師資格があることだけが必須条件です。看護師として働いた経験がない人でもオペ看護師になれる可能性があります。ただ、オペ看護師には医師とのコミュニケーションに慣れていることが必須と考えられています。シビアな手術のシーンで医師と看護師が阿吽の呼吸にならないと手術が失敗するリスクが上がってしまうからです。そのため、1年~3年くらいの実務経験があることが要求される傾向があります。
ただ、病院によって方針は異なり、新卒の看護師でもオペ室に所属するケースもあります。未経験ですぐにオペ看護師になりたいなら、新卒でもオペ看護師になっている事例がある病院を選びましょう。中途採用の場合には厳しいかもしれませんが、求人に必須条件として経験年数が記載されていないなら採用してもらえるチャンスがあります。

#オペ看護師に求められるスキルや能力

オペ看護師にはどのようなスキルや能力が求められているのでしょうか。オペ看護師になりたいと考えている人のために、現場でどのような能力が重要なのかを紹介します。

・手術の器械についての知識と手術の流れの理解力

オペ看護師は器械出しと外回りが主な仕事になります。器械出しは特に重要で、手術の全体を把握して必要な器械をすべて用意しておく必要があります。カンファランスで手術の流れの説明を聞き、器械をリストアップして用意するのがオペ看護師の大切な役割です。必要なタイミングで器械を出せるように周到な準備をする責任を負うため、手術の器械や流れ移管する知識は必須です。

・長時間の手術でも堪えられる体力と忍耐力

オペ看護師には体力と忍耐力が求められます。手術は短ければ1時間くらいで終わりますが、数時間かかることが多く、長い場合には12時間以上になることもあります。病院によって方針に違いはありますが、手術ごとに担当のオペ看護師を配属させるのが一般的です。そのため、12時間以上もずっと手術に張り付きになることもあります。準備や片づけを含めるともっと長時間の勤務になるので、体力だけでなく気力も必要です。

・想定外の事態でうろたえない冷静な対応力

オペ看護師は冷静に対応できる能力が欠かせません。手術は予定通りに進むことも多いですが、手術中にアクシデントがあって緊急対応が必要になることもあります。状況に応じて新しい器械を出したり、生検のサンプルのオーダーをしたりする対応も必要です。想定以上に手術に時間かかることもあります。また、緊急手術があって十分に予習できないまま現場に立つことも稀ではありません。何があってもうろえないで冷静に対応できるのはオペ看護師にとって欠かせない能力です。

・患者を落ち着かせるコミュニケーションスキル

オペ看護師は患者に術前訪問、術後訪問をするのが一般的です。手術をする前で不安を抱えている患者も、手術を終えて不快感がある患者もいます。患者の様子を見てコミュニケーションを取り、落ち着かせるスキルはオペ看護師にとって重要です。落ち着いた気分で手術を始められた方が執刀医も手術をしやすくなります。術後の不快感はメンタル面に由来していることが多く、看護師との会話を通して改善することもよくあります。オペ看護師は術前術後の訪問で患者の不安を取り除くスキルがあると活躍できます。

#優秀なオペ看護師になるには?

オペ看護師になれたら優秀な看護師になりたいと思う人も多いでしょう。優秀なオペ看護師になるにはどのようなことをしていったら良いのでしょうか。オペ看護師になった後のキャリアについてチェックしておきましょう。

・手術看護認定看護師になる

オペ看護師は手術看護認定看護師になってキャリアアップすることができます。手術看護認定看護師は身体所見から病態を判断して適切な対応をするスキルや手術中の急変や緊急事態に対応する方法などを学んだ実践力のある看護師として認定を受けた人です。公益財団法人日本看護協会から認定を受けられます。手術看護認定看護師になるには5年以上の実務研修と、3年以上の手術看護経験が必要です。そして、認定看護師教育課程のカリキュラムを終えて、試験に合格すると手術看護認定看護師になれます。

・ICUの勤務経験を積む

ICUで経験を積むのも優秀なオペ看護師になる方法として優れています。集中治療室は重篤な患者を受け入れている治療室です。ICUでは迅速な判断が必要とされるため、オペ室勤務よりも緊迫感があって即決即断で医療を進めていきます。急変が起こることも、医療の方針が頻繁に切り替わることも多く、その都度、臨機応変に対応をする必要があります。オペ看護師として経験を積んだベテランでないとなかなか対応できないので、オペ看護師からのキャリアパスとして考える人が多いのがICUです。

・専門病院でスペシャリストになる

専門病院に転職してオペ看護師として高い専門性を獲得すると、その分野で他の看護師にはできない活躍ができるようになります。医療の高度化が進んでいるため、専門病院では最新の技術を取り入れて手術をすることも多くなりました。専門病院のオペ看護師として働いているとスペシャリストになれます。自分でなければできない手術があると、医療に欠かせない貢献をしていると実感できるでしょう。

・総合病院でジェネラリストになる

オペ看護師はジェネラリストになって、さまざまな種類の手術に柔軟に対応できるようになると優秀な人材として認められます。総合病院では多数の診療科のオペが入るのでジェネラリストになるのにうってつけです。総合病院には高度先進医療を担っているところも多く、高度な手術に対応するスキルも身に付きます。どんなオペでも的確にサポートできるようになると自信を持って働けるようになるでしょう。

まとめ

オペ看護師になるには何が必要なのかがわかったでしょうか。オペ看護師になるために看護師資格以外の特別な資格や認定は必要ありません。しかし、医師とのコミュニケーションを円滑に進める力や手術の全体像を理解する力が求められます。現場経験を積むのがオペ看護師として活躍する近道なので、未経験の人は医師とのコミュニケーションを重視しながら働いていきましょう。

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