看護師が転職後すぐ辞めても問題ない理由と試用期間中に決断すべき訳

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#1844 2022/06/10UP
看護師が転職後すぐ辞めても問題ない理由と試用期間中に決断すべき訳
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希望を持って転職をしたが、あまりにギャップや面接との齟齬が合って悩んでいませんか?
転職してすぐ辞めて大丈夫かなと悩みながら働いている看護師さんいませんか?
結論は「転職後すぐ辞めるのは全く問題ない」です。
もし誰にも言えずに悩んでいたり、解決策が見つからない方はこの記事を参考にしてもらえれば幸いです。

1 看護師は転職後すぐ辞めるのは全く問題ない

看護師が転職後すぐ辞めるのは全く問題ありません。なぜなら看護師の有効求人倍率2.62倍と一般職の1.1倍に比べると圧倒的に高く、引く手数多な環境があるからです。(参考:【2020年最新】看護師の就職、求人倍率はどのくらい?)

特に「面接で聞いていた話と異なる」「求められたスキル以上の仕事や管理を任される」「人間関係やハラスメントがある」などがあれば、精神衛生上もよくないので、すぐに転職することをオススメします。
最もよくないのが、悩んでいてズルズル時間が過ぎて、職場に即戦力と思われてから退職するのがよくありません。
ポイントは試用期間中に決断するということです。
転職したばかりで辛い状況でしたら是非2章以降読んで考えるようにして下さい。

2 転職後すぐ辞めるのは試用期間中に決断すべき3つの理由

転職後すぐ辞めるのは全く問題ないですが、基本的には試用期間中、理想は1か月以内に決断するようにしましょう。試用期間中に決断すべき理由は3つになります。

・試用期間は雇用側にもメリットがあり
・試用期間は2週間前でも退職はOK
・面接の内容が鮮明で説明が容易
就業先によっては試用期間がない場合がありますが、その場合も3か月以内を目安に考えるようにして下さい。まずは雇用契約書に試用期間の記載があるか確認するようにしましょう。

2-1 試用期間中は雇用側にもメリットがあるから

試用期間とは「企業が人材を採用する際に、社員としての適性(勤務態度、能力、スキル)を評価判断するために用いられています」期間の長さについては、労働基準法などで明確な定めはありませんが、1?6カ月が一般的で、最長1年が限度と解釈されています。病院などの就業先も、試用期間は適性を図っている期間でもあるため雇用側も理解を得やすいです。
また多くの方が利用する紹介会社は、雇用側が年収の20~30%の紹介料を払って採用しています。
額にすると100万円以上になりますので、試用期間中、特に3か月未満は返金がありますので、次の採用にできるという事情もあります。
辞めてしまう方に教育するという時間も削減できるので、もしすぐ辞めるようでしたら、早い方が雇用側のメリットも実は多くあります。

2-2 民法によって2週間前の退職が許されているから

試用期間は辞めれないと思う方も多いですが、実際は通常の雇用と変わらず2週間前に退職申請は問題ありません。
民法627条によると、雇用期間の定めがない場合、「いつでも退職の申し出をすることができ、雇用は退職を申し出た日から2週間を経過することによって終了となる」旨が定められています。
原則として退職希望日の2週間前までに退職の意思表示をすれば、試用期間中であっても退職は可能となります。

法律上は問題ないといっても、まずは会社の就業規則を確認して、いつまでに申し出る必要があるのか把握しましょう。
実際の退職日は、会社と相談しながら決めてくほうが、円満に進むケースがありますが、早く申し込むにこしたことはありません。

2-3 入社後のギャップについて理解が得やすいから

看護師の多くの退職理由は「入社後のギャップ」が大きくあります。特に面接と聞いていたことと異なることが要因になることがあります。
そのため、面接内容とのギャップを適切に伝えられるメリットがあります。
上司の理解も得やすいですし、面談を上司が実施していないケースも少なくないため、このギャップは理解しやすい状況があります。悩みが解消されて、辞めなくて済むことになる事例も少なくないので、試用期間中にしっかりお話しするのが理想になります。

3 辞める際に行うべき3つのポイント

転職したが辞めたいと考え、実際試用期間中であった場合に行うべきことはたった3つです。
どうしても嫌なことは先延ばしになりますが、悩んでいても解決は見えないので、まずは行動しましょう。ただ闇雲に動いても成果に繋がらないことがありますので、以下の3つのポイントを抑えるようにしましょう。

・上司に直接勇気をもって伝える
・次の転職先の目星をつける
・紹介会社や推薦者には話を事前に行う
この3つを抑えればスムーズに問題解決に動くので是非確認するようにしましょう。

3-1 役職者に直接勇気をもって伝える

試用期間のこともあるので、最短の方法を取るのが役職者への相談です。
どうしても、指導者やリーダーなど言いやすい方に伝える傾向にありますが、ここは勇気をもって決裁権のある役職者に直接言いましょう。特に役職者は人事関係の話をする機会があるので、話もスムーズに進みます。
印象的にも周囲から話を聞くのと、直接聞くのでも異なりますので、ここは必ず役職者に伝えるようにしましょう。

3-2 次の転職先の目星をつける

どうしても辞めることばかりに注力しがちですが、次の目星はつけるようにしましょう。
もししばらく休む期間を考えていれば別ですが、辞めた後に焦って同じ過ちを起こさないためにも、準備をするのをオススメします。イメージがつかなかったり、やり方がわからない方は「看護師が転職で絶対に失敗しない2つの方法と抑えるべき3つのポイント」の記事を参考にするとやることが理解できるので参考にしてみて下さい。

3-3 紹介会社や推薦者には報告が行く前に行う

看護師の多くは紹介会社の利用、あるいは同僚や周囲の紹介で就業先を選んでいると思います。言いにくいかもしれないですが、必ず相談あるいは報告をするようにしましょう。
タイミングは役職者の相談後すぐに話をするのが理想です。逆でもいいですが、役職者への退職意向を妨げる話をする可能性も高いので、事後でも構わないのですぐに話すようにしましょう。今後の人間関係や次の就業先の手段の一つにもなりますので、ここは社会人としてきちんと筋を通すのが大事になります。

4 転職後すぐに辞めた際のリスク

転職後すぐに辞めるのは問題ありませんが、リスクはあります。看護師は転職先が多くあるとは言いつつも、転職を続けることはキャリアにも精神衛生上もよくありません。
ただ1度起きると、2度、3度と生じやすくなります。だからこそしっかりそのリスクを理解するようにしましょう。
また大学病院や、人気の就業先だと就職が決まらないリスクもあるので、そこは念頭に入れるようにしましょう。

4-1 辞め癖がついてしまう可能性

転職後すぐに辞めたとしても、これは1度だけにして繰り返さないようにしましょう。看護師の求人数は多いだけにジョブホッピング(※)を繰り返す方がいますが、これはキャリアが詰めなかったり、多くの職場で働くストレスが重なり逆にいい環境とは言えません。
このリスクを念頭にしっかり準備を行いましょう。

※「ジョブホッピング」(job-hopping)とは・・・労働者が好待遇やスキルの向上を求めて、あるいは職場の人間関係や業務分担への不満などから、比較的短い期間に転職を繰り返すことを言います。また、ジョブホッピングを行う人は「ジョブホッパー」と呼ばれています。
世界的に見ると、よりよい条件を求めて転職を重ねること自体は、働く人の当然の権利としておおむね受容されているものの、終身雇用と年功序列制度の下で成長を遂げた日本の労働観では、職を転々とする行為にネガティブなイメージがつきまといやすく、キャリアへの悪影響や社会的に不利な評価を受けることも少なくありません。

4ー2 次の職場が決まりにくい可能性

早期退職はどうしてもネガティブな印象になります。次の職場がスムーズに決まらないリスクもあります。
そのため、必ず就業先候補を複数持ち、単願で選ぶことをしなければ、避けることは可能になります。紹介会社や、HPなどの確認でしっかり準備するようにしましょう。

5 転職後すぐ辞めて転職する前に行うべきこと

転職後すぐに辞めた場合、同じ過ちがおきないのか、自分に合う職場があるのかと悩んでしまうと思います。

まとめ

看護師は有効求人倍率が一般職に比べ2倍以上あり、引く手数多な職業であるため、転職後すぐに辞めても再就職は見つかりやすい環境にあります。特に試用期間中であれば、法令で守られている部分もあるので何ら問題ありません。
しかし辞める上では「上司に直接勇気をもって伝える」「次の転職先の目星をつける」「紹介会社や推薦者には話を事前に行う」などのポイントがあります。
ただ転職後にすぐに辞め続けることはリスクはあるので、この記事を参考に今後のキャリア形成の参考になれば幸いです。集の時間もうんと短縮できますよ。少しずつ慣れていけるといいですね。

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