ようやく看護師の資格を取った、ということで次は就職を目指すわけですが、ここで大事になってくるのがどんな風に採用面接を受けるべき病院を決めるのか、ということです。その基準とか考え方を知り、そして面接などに活かすようにしましょう。
◎就職先を決める基準を決めておこう
看護師にはいくつかの就職先があります。例えばそれは病院であることもあるでしょうし、介護施設、保育園などもそうですし、学校なども就職先としてあったりします。或いは企業に普通に勤めることもあります。そんな看護師ですがやはりなんだかんだで一番多く選ばれるのが病院です。採用されるかどうかの心配も必要になるでしょうがどんな病院を選ぶべきであるのか、ということの基準をまずは知っておきましょう。もちろん、それは人によって違いはありますが自分のこともよく考えておくことによって上手くいくようになります。
◎自分自身の特性、性格を知る
自分自身のことをまずは考えるようにしましょう。看護師であり、そして病院に就職するといってもそもそもいろんなジャンル、分野があるのです。どんな病院で働こうというよりは、その方向性が自分に合うのかどうかを考えてみましょう。実習や人生経験を通して、看護師であることは前提として、自分が向いている分野がどんなことであるのかを把握しましょう。インターシップとか実習ということで思い描いている看護の形態などを自覚して、どんなジャンルの医療に関しての看護師になるのかを、ということから目指すべき病院を決めましょう。
自分自身の特性、性格、性質を知ることにより、それができるようになります。
◎どんな看護師を目指すのか
就職先の病院を決める上で、自分がどんな風な看護師、つまりは、どんなスキルをもった看護師になりたいのか、ということから考えますと適正な場所がわかるようになります。適性病院というのか見えてくることでしょう。
それこそ人によっては研究とか教育機関に対する就職もよいことがあります。研究関係にいくというのは最先端の治療に携われることになりますし、難病や特定疾患などに特化した看護師、というのも魅力があります。
しかし、一般的な疾病とかそれに対して治療、技術の習得が期待できるようになります。総合病院などであれば、看護師としてジェネラリストを目指すことができるようになります。
◎単科の専門病院も魅力的
明確に特化した分野、深めることにしたい分野があるのであれば単科の専門病院という選択肢もあることでしょう。初めての就職でもそうですし、転職の場合などでもそれは言えることになります。例えば小児看護という分野などは人気があります。
しかし、実際にはあんまり焦ることはないです。
小児介護は、成人経験した後からでも十分に問題なく、経験を積んでいくことができます。そもそも確かに病気や或いはその人の属性とか年代ということに合わせた看護の経験というのは、確実にキャリアにおけるプラスになることではありますが、通常の成人看護全般は他の様々なタイプの看護に役に立つことになります。
◎給金は大事
なんだかんだで働いた対価というのはとても重要であり、自分のモチベーションにも繋がることになるわけです。つまりは、給金ですが、それに加えて休日とかあるいは福利厚生といったようなことも就職先を決める時の大きなポイントになるでしょう。
後で後悔してもダメですから、確実にチェックしておきましょう。
そこで重要なのが基本給です。
総支給額で表示しているようなところもあったりしますが、そうではなくて基本給がいくらであるのか、というのをチェックするようにしましょう。
それがまずはペーストになるからです。例えばボーナスは基本給がペーストなるわけですし、基本給の良し悪しはかなり大事です。
休日に関してもどんな勤務形態であるのか、ということによって違いがでてきますし、それが正しいのかどうかはともかくとして有休消化率、消費率なども見るべきでしょう。
◎教育制度はどんなものか
病院は様々な教育制度を実施しています。即戦力を求められることは確かではありますし、そもそも看護師という資格を持っている以上はそれなりに最初から使えることが前提にはなっていますが、それでもその病院独自の教育制度はどんなものであるのかの確認は大事です。
ガイドラインが厚生労働省から出ていますが、そのガイドラインをベースにして自分の病院に合うように教育制度を作っているところが多いです。そしてそれは隠されていることでも企業秘密でもなんでもありませんから、多くは病院のホームページなどで公開されています。
むしろ、そうしたものが公表されていない、公開されていない、ということはあんまり独自な教育制度がない、という病院である可能性が高いといえるでしょう。
そもそも病院とってはその教育制度は一つのアピールポイントでもあります。なんだかんだで看護師も働きやすいところ、スキルアップできるところ、キャリアとしてきっちりと詰んでいくことができる教育が受けられるところを選ぶ傾向が強いことは当然であり、より優秀で意欲的な人にきてもらうために、病院もそのあたりはアピールしていることでしょぅ。
最近ではマンツーマンで指導する教育というのもまだまだ多いですが、チームで教育をすることが増えています。
マンツーマンは悪くはないですし、むしろお互いに人となりが把握しやすく、型にはまると物凄く効率的に技術継承が行われていくことになるのですが、相性の合わない人にあたると離職しやすくなってしまうとか効率が異常に悪くなるということがあります。
ですから、今はチームで教育をすることが多くなり、複数のスタッフ、チーム全体にて、教育に携わり、意識をお互いに高めていくということが求められたりもします。
但し、教育制度に関しては病院の規模にもよります。
◎面接の際にはこれまでのことを踏まえて
色々と自分のキャリアプラン、そして自分の求める看護師象などがはっきりとしたら、病院先が決まったらいよいよ面接、採用試験を受けることになります。
これまでどのようなところを見て病院を決めるべきであるのかということを考えてきたわけですがそういうことを含めて面接ではアピールするようにしましょう。
要するに普通の企業に就職する際と同じように企業分析をしたみたいな形になるわけです。どうしてうちの病院を選んだのか、といったようなことが聞かれるわけですが、 これまで考えてきた自分なりの求めることに合致していたから、ということをアピールするのがよいわけです。
難しいことではないのです。自分の目標とする看護師を目指すのに、この病院が適している、ということを論理的に説明をするようにしましょう。
医療従事者なのでそれなりに高い公的意識などを持つということは必要なのですがそればっかりが求められるということではありませんので、大事になってくるのが医療に対する自分自身の考え方とかでもあるのですが自分がこれからどのような人生設計をしていて、看護師として生きていく上で、どんな風にこの病院でそれを実現できるのか、そしてそれが結果としてその病院にどのような益をもたらすことになるのか、ということをアピールするのがよいです。
経験があればそれをアピールできますが、新卒であれば経験のアピールはできないわけですから、そこはあくまでこんな風に頑張りたい、こんな看護師になりたい、といったような感じで大丈夫です。
それがこの病院では教育制度なり、或いは診療科目的に相応しかった、といった具合で面接ではアピール、説明するようにしましょう。それでうまくいきます。
まとめ
看護師でも就職先の病院は慎重に決めるべきなのです。
その際に、どんなことを考えて決めるべきであるのか、そして何をいざ面接ではアピールすべきであるのか、といったことを的確に理解していき、どんどんよい病院に就職できるように頑張りましょう。
自分の目標を意識して選ぶべき病院の基準をはっきりとしておけば大丈夫です。
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