看護師としてどこに就職や転職をしようかと悩んだ時に大学病院はどうだろうと思うことがありますね。私もそのように思っていました。しかし大学病院の看護師はとても大変というイメージがあり、就職先に選ぶことを躊躇していたこともありました。ここでは、そのイメージと実際の違いについてお話します。
・残業は多いのか
残業が多いと思うのは、最初就職した時にしみじみと感じていました。その時不安になりこれは続けることが出来るだろうか、これから先は本当に大変だと思っていたのです。それは新人看護師の時です。その時に、これからどうなるのだろうと不安になっていました。しかしその時期では、新人看護師の場合いろいろなことを学ぶ機会となります。
ある意味、いい方に考えれば仕事をしながらいろいろなことを教えてもらっているということなのです。しかもそれで、お給料をしっかり貰うことができていると思うのです。
その時に自分が全く行った事がない処置、検査の介助などしっかり覚えることが必要です。そのことから必死で、覚えるようにしていたのです。その結果、仕事が終了しても復習として先輩看護師と一緒にもう一度教えてもらうことがありました。それで遅くなっているところがありました。新人看護師の時には、やっぱりそのことがあるので遅くなるのは仕方がないかもしれないと思うようにしていました。
また新人看護師の時には、処置などに時間がかかることが多いです。必要物品の確認や手技などで要領を得ていないので、もたもたしてしまい時間配分ができないのです。その結果、残業をしてしまうことになりました。看護師2年目になると、要領を掴むことがある程度できるようになり、その頃には随分と残業をすることも少なくなっていたのです。
新人看護師の時には、そんな風に自分の仕事を覚えるためには仕方がないと割り切り、働くことが必要であると思っています。
・勉強ばかりしているのか
大学病院の場合は、研究機関であることから知識と技術を磨くことが必須です。私たち看護師も、新しい知識や技術やその方法などを必死で覚えるようにしていました。勉強をする時間については、新人教育として開かれている院内研修やできるだけカンファレンスの時間を有効に活用して勤務時間内に行う事にしていたのです。院外研修に参加をすることもありますが、それはほとんど強制ではありませんでした。
確かに新人看護師の時には、新人としてこれだけの研修を受ける事が必要と義務付けられていることがありましたがそれも必要な事なので仕方がないと思っています。また以前は、自分の休暇に院内の研修に出て来ることもありましたがそのことはしなくてもよくなっています。
現在は、自分の勤務時間内で研修を受けることができるようにできるだけ配慮してくれて時間配分の工夫をしてくれています。それはとても助かります。そのため、午前中は病棟で働いて午後から研修に参加をするということがよくありました。
院外研修に参加をする場合は、補助金として出しってくれることもありその点はとても恵まれていると感じました。
看護研究に関しても、強制的ではなく希望でするようになっています。
・大学病院では医師が傲慢で強くて大変なのか
医師に関しては、ほかの病院よりも確かにかなり多いのでいろいろな医師がいると思うことはあります。教授、助教授、講師などがいるしそのほかにも研修医もいるのです。処置については、研修医が行うこともあったり、病棟の担当医師などが行なうことがあります。
研修医は、勉強を学ぶ機会として捉えて仕事をしているので看護師に対しては、色々な事を教わる立場としてとても優しく接してくれる人が多いです。ほかの医師に関しても、院内研修で人間関係などについて行うこともあり仕事をする上でその研修が役立っていると思うことがあります。
テレビではよく大学病院と言うと、縦社会がすごくて総回診の時に看護師が後からついていく姿などがあり威厳ある医師が多いという感じがするかもしれませんね。ピリピリしていて、看護師に対しても傲慢な態度で接してくると言うイメージがあるかもしれません。実際は、そんなことはなくとても働きやすい感じで接してくれるので大学病院の方が医師と看護師の関係はいいと思うようになっています。
しかし中には、強い個性の医師もいます。それはたくさんの医師がいる中で、そのような医師がいてもおかしくないと理解するようしました。そのときは、看護師同士の強い連携があるのでその医師とのコミュニケーションのとり方方法として情報共有することにしています。
・覚えることが多いのか
大学病院の場合は、いろいろな診療科がありそのことから覚えることが多いと感じます。最初に就職をした時には、看護師として仕事をする前にどこに何があるのかさっぱりわかりませんでした。集合研修で説明をしてくれるのですが、頭に入らず少しずつ仕事をする中で覚えて行った感じです。
それも慣れてくると、分散化されているので自分で全てを行うというよりもいろいろなところに相談をすることができて便利と思うようになっています。
また大学病院では、大きな施設であることからその設備も充実しています。以前は売店で食事を買ったりすることが多かったのですが、現在はレストランと喫茶店、コンビニなどが大学病院の敷地内にあるのでとても便利と感じています。もちろん、ATMも設置されているので便利に使っています。
・看護師は凄腕の人ばかりか
大学病院の看護師の場合は、一般的に過ごし出来る人ばかりが集まって仕事をしていると思うことがありませんか・実際には、そんなことはありません。看護師はいつも不安をっ変えながら仕事をしていることが多いのです。それは一般的な病院でも同じことが言えます。患者さんの命に関わることなので、そのように不安があるのです。
大学病院の看護師の場合も、例外ではありません。しかし一生懸命していると、だんだんと自信をつけることができるようになり、そこが心地がいいと思えるようになります。そのようになれるのは、少し時間がかかります。かかる人では、5年ぐらいしてやっとそのように思えるようになったと言う人もいるぐらいです。最初にもうだめだと思うこともありますが、時間とともにその気持ちは薄らしでいきます。大学病院の看護師であっても、通常の病院の看護師と同じと考えていいのです。
・休暇を取ることができないのか
大学病院の看護師として働いていると、休暇を取ることができないのではないかと不安になることもありますね。以前の大学病院の看護師の場合は、忙しい時期があり休暇を思うように取得できないこともありました。それはなんと言っても、患者さんの安全を優先するのでそのことができないと判断した場合は、看護師の休暇が取得できないこともあるのです。
しかし最近では、看護師の数がどんどん多くなりその分取得しやすくなったと感じます。そのことから、辞職をする人も年々少なくなっています。
・緊急入院が多い?
大学病院の看護師の場合は、忙しいと言う理由の一つに、緊急入院をしてくる患者さんが多いのでその分忙しくなると言うことがあります。そしてそれは事実です。大学病院の場合は、重症の患者さんが入院してくることが多くなっているので、そのことから退院をしても再入院をしてくることが多くなっているからです。
そしてその結果、夜勤をしていて緊急入院の患者さんを受けることもしばしばです。それは、大学病院の看護師として仕方がないと思っています。その時に、ほかの病院では見ることができない患者さんとなっているからです。
そのように思うと、大学病院の看護師として一つのやりがいを見出すことも多いのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?大学病院で働いている多くの看護師は、自分の病院が一番働きやすいと思っているがますます増えていると感じています。設備が充実していることと、働いている人が多いのでそのことでも相談しやすくメリットをたくさん感じることができるからです。就職先を考える時には、ぜひ大学病院を検討してみてくださいね。
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