【転職希望者必読!】見本付き!介護職の職務経歴書・自己PRの書き方

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#1428 2021/04/26UP
【転職希望者必読!】見本付き!介護職の職務経歴書・自己PRの書き方
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この記事では、介護の現場で培ってきたスキルや経験を、どのように転職の際に必要な職務経歴書・自己PRでアピールすべきをご紹介していきますので介護職で転職をお考えの方はぜひご覧ください。

1.介護職の採用担当者が重視するポイント

どのような介護施設での経験なのか
介護施設の概要を書くことで、採用担当者に「自社の施設で即戦力になってくれそう」と判断されやすくなります。どんな介護施設で、どのような介護に携わったのかをわかりやすく伝えましょう。
 特別養護老人ホームなのか、デイサービスなのかといった違いから、利用者数、スタッフ数など、介護施設の概要を職務経歴書で書くことが大切です。

 どのような業務を担当していたのか
採用担当者は、自社の施設で即戦力と言えるかを判断するため、経験してきた業務に着目しています。あなたは働いていた介護施設で、どの範囲まで介護を行なっていたのか、詳細に記載しましょう。

 2.介護職の職務経歴書の書き方のコツ!

まずは基本として押さえるべきポイント

【経験をそのまま書くのではなく、整理・要約して書こう】

採用担当者にあなたの実績やスキルがすみやかに伝わるよう、経験をそのまま列挙するのではなく、整理・要約して記載しましょう。職務経歴書に書く情報量は「短すぎず、長すぎず」がベストです。

 【レイアウトを調整して、読みやすい職務経歴書を目指そう】

・「業務内容」「実績」などの項目ごとに、箇条書きでまとめましょう
・一つの文章は2行以内に、長くても3行以内におさめましょう
・改行位置は揃えましょう(全角50文字前後での改行を推奨します)

【具体的な記載を心がけよう】

「数字」や「固有名詞」などの具体的な情報を盛り込むことで、採用担当者はあなたの実績・経験・スキルを、よりイメージしやすくなります。

[良い例]

介護施設内の用具の置き場所を統一し、すぐに見つけられるようにジャンルごとに収納場所を改めました。そうすることで、1日30分の「モノを探す」というムダな時間の削減に成功しました。

[悪い例]

さまざまな業務改善を行なうことで、施設内の業務改善に寄与しました。

 記載方法(編年体式、キャリア式)

職務経歴書のフォーマット(形式)には、大きく分けて『編年体式』と『キャリア式』があります。

 【編年体式】

時系列に沿って、職務内容を示していく、最も一般的な形式です。特に、「社会人経験が浅い方」や「異動や転職の回数が少ない方」に向いていると言われています。
編年体式は、履歴書と照らし合わせながら読むことができるので、キャリアを積んできた過程が採用担当者に伝わりやすいという特徴があります。基本的にはこの形式での職務経歴書の作成がオススメです。

【キャリア式】

キャリア式とは、職務経験を「職務分野別にまとめた」形式です。入社日などではなく、業務内容を見出しにするため、「何をやってきたのか」「得意分野が何か」などが伝わりやすい形式だといえます。

 「転職回数の多い方や経験・スキルをアピールしたい方(技術職や専門職など)」に向いています。

 記載する項目

【必須】タイトル
「職務経歴書」
【必須】日付
「○○年○月○日現在」と記載日を記入。
【必須】氏名
【任意】連絡先(住所、電話番号等)
【必須】職務要約(概要)
自身の職務経歴の概要を、最大5行程度で記載します。経験社数が1社であればその企業での職務内容を、複数社の経験がある場合にはそれぞれを時系列順に簡潔にまとめましょう。
【必須】職務経歴
・会社概要
企業名・従業員・売上高・事業内容・従業員数・売上高など、不明点があっても、企業名・事業内容のみは必ず記載しましょう。社会福祉法人や医療法人などは資本金がありませんので、記載が必要ありません。
・職務に携わった期間(○年○月~○年○月)
・所属部署・役職(異動、昇進歴など)
・具体的な職務内容
・実績(成果)
・受賞歴
・取組内容
を記載します。一つの項目ごとに3~5行を目安に記載。具体的な職務内容においては、いつ、誰を対象にした、どんな仕事をしてきたかを簡潔にまとめます。

 また、冒頭で説明した通り、所属していた介護施設の概要は必ず記載しましょう。もし異動や転職などで複数の介護施設を経験しているようであれば、その都度介護施設の概要を記すことが好ましいです。

介護業界での経験は、やってきた仕事ごとに大まかに内容を分けて記載します。その中で、具体的な業務を書き出し、読み手に仕事内容・状況を想像させることが大切です。

 介護職や施設スタッフには、ノルマがあるわけではないため、経験者でも実績を数字で表すことはなかなかできません。数字で実績をあらわすことにこだわらず、仕事とどう向き合ったかをアピールしましょう。

【任意】取得資格
応募している職務に関連した保有資格を書くことが有効です。正式名称で、取得時期も含めて記載します。特に介護業界では関連資格が豊富にありますので、漏らさず書くよう心がけてください。

 ■介護業界の資格例
・介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)
・実務者研修
・介護福祉士
・社会福祉士
・介護支援専門員
・精神保健福祉士
・サービス介助士
・介護食士
・福祉用具専門相談員
・認知症予防活動支援士
 【任意】パソコンスキル

必須ではありませんが、介護の現場ではパソコンスキルがある方は重宝される傾向にあります。もし基本操作が可能なようであれば念のため記載しておくようにしておきましょう。

【任意】 自己PR

自身の能力や意欲など、具体的にアピールするブロックです。これまでの職務経歴の中から、応募先企業で有効になると思われることをアピールしましょう。

 介護の現場でのリーダー経験があればリーダーシップ、保有資格など、人事担当者がぜひ会ってみたいと思うよう、自身をアピールします。
また、介護業界の場合は介護というものに対するスタンスや介護の現場における業務改善の工夫などもアピールポイントになります。

【必須】志望動機

履歴書内にも志望動機を書く欄がありますが、まったく同じ内容にならないよう注意しましょう。職務経歴書では具体的な経験やエピソードを盛り込むなど、応募先企業を志望する理由に厚みを増しましょう。

 採用担当者の声、失敗談

採用担当が職務経歴書を始めとした応募書類をどのように見ているか…という点に注意すべきかをチェックしていただければと思います。
 ■採用担当の声
U社/エリアマネージャー Sさん
「たくさんの方にご応募いただきましたが、中でも目にとまる応募書類の傾向は『字がキレイなもの』でしたね。手書きじゃないとダメ…なんてことは思いませんが、やはり手書きで、かつ丁寧に書かれていると思わず読んでしまいますね。
また、当社への志望動機がハッキリ書かれていると『きちんと求人広告を読んでくれたんだな』『HPも見てくれているんだろうな』と当社への志望度の高さがうかがえます。
なかでも覚えているのは、具体的なエピソードを絡めて経歴が書かれていたもの。『困っている方々のために、自分ができることがあれば助けたいから志望しました』という内容にも非常に説得力を感じました」

■求職者の失敗談
介護職/Mさん
「転職サイトで施設長の募集を見つけ、『自分にはまだ早いかな』と思いつつも、待遇を改善したいという想いもあって、ちょっと職務経歴書を”盛って”書いて応募したんです。
そうしたら書類選考は通過。面接してもらえることになりました。しかし、実際に面接に行ったところ、盛って書いた仕事内容にどんどん質問が来る。しかし、やはりまともに答えることができず、面接官の方も『あれ?思っていたのと違う…』という表情。結果的に不採用通知が届きました。あのとき等身大の職務経歴書をきちんと書いて、意欲を精一杯伝えていれば受かったのではないか…そんな後悔が残っています」

 3.介護職の職務経歴書のサンプル

介護付有料老人ホームでの経験がある場合
職務経歴書のサンプルをご用意しました。ぜひ、こちらを参考に、自身の職務経歴書の作成に活かしていただけると幸いです。
【職務経歴】
■エン・ライフケア株式会社
■勤務期間/2012(平成24)年4月~現在(2年6ヶ月在籍)
■従業員/304名
■雇用形態/正社員
■部署・役職ケアリーダー
■職歴概要
・介護スタッフ(2012年4月~現在)[所属歴]
2008年4月 入社、「むらさきの里」越谷に配属
2010年7月 「むらさきの里」春日部に異動
2011年4月 リーダーに昇進[施設概要]
業態/介護付有料老人ホーム
利用者数/74名
スタッフ数/24名[業務内容]
・ヘルパー業務(食事・入浴・排泄などのサポート)
・ケアプラン作成
・ご家族への近況報告
・レクリエーションの企画立案、実施
・業務マニュアルの作成、改訂
・後輩スタッフへの業務指導[アピールポイント]
施設利用者の生活の質を高め、生きがいを感じられるように、日々の業務やレクリエーションの内容に工夫を凝らしました。
一例をあげますと、「むらさきの里交流会」という、囲碁の愛好者が定期的に交流戦を行うイベントを、企画立案しました。利用者の評判もよく、今では全ての運営施設がこの交流会に参加しています。
 

4.介護職の職務経歴書に書く自己PR例文

ケアマネジャーの自己PR例文(介護福祉士からケアマネジャーへのキャリアチェンジを希望する場合)
私には、介護福祉士としての経験が7年あります。利用者の方々と向き合う中で、その方に寄り添ったケアプランを考えることがいかに重要であるかをひしひしと感じていました。
 次第に、自分がケアプランを作成する立場になりたいという想いが強くなったことが、ケアマネジャーを目指すようになったきっかけです。ケアマネジャーになれば、間接的により多くの利用者の方々を支えることができると考えています。
実務と勉強を両立させ、ケアマネジャーの資格を取得するという目標を決めてから1年以内に資格取得を実現いたしました。ケアマネジャーの実務経験こそありませんが、一度決めたことを最後までやりきる責任感は誰にも負けません。

利用者の方はもちろん、そのご家族からも信頼されるケアマネジャーになるのが、私の目標です。一日でも早く仕事を覚えられるよう努力してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

 介護福祉士の自己PR例文(転職回数が多い場合)

私は、これまでに転職を5回経験いたしました。さまざまな介護施設に勤めてきただけに、経験してきた成功事例や失敗事例は人一倍多いと感じています。
 
介護施設によって、それぞれ利用者の要介護レベルはもちろん、設備の充実度なども異なります。そうした中で磨かれてきたのが、あらゆる場面で瞬時に状況を把握し、適切な対応を判断するスキルです。
利用者の方々とそのご家族は、どういったケアを必要としているのか。そのことを常に考え、ケアを提供してきました。あらゆる場面で瞬時に状況を把握し、適切な対応を判断するスキルは、貴社においても活かせるものと考えております。
これまで培ってきた経験やスキルなどを貴社で活かしていきたいと思い、志望いたしました。このようにこれまでの経験がどのように活かされるのかをアピールすると良いでしょう

まとめ

ご紹介してきたように職務経歴書や自己アピールを書く際には、できるだけ具体的なエピソードをまじえながら分かりやすく書くことが重要です。また、完成した職務経歴書や自己アピール文を見直して自信が持てない場合は、キャリアアドバイザーなどのプロにご相談するのもおすすめです。

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