作業療法士が初めての就職先を選ぶのに最も重要なのは、新人教育体制です

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#1374 2021/03/04UP
作業療法士が初めての就職先を選ぶのに最も重要なのは、新人教育体制です
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作業療法士を目指す皆様が、初めての就職先を選ぶ際に最も重要視すべきは、新人教育体制です!
作業療法士を目指す貴方の未来は、最初の就職先によって大きく左右されます。
最初の就職先選びに失敗してしまうと、将来は無い・・・と言っても過言ではありません。
その理由について、作業療法士15年目、就職の面接官をしてきた私が実体験を踏まえ解説します。

作業療法士の初めての就職先を選ぶのに最も重要なのは、新人教育体制です。
作業療法士を目指す貴方の未来は、最初の就職先によって大きく左右されます。
最初の就職先選びに失敗してしまうと、将来は無い・・・と言っても過言ではありません。
その理由について、作業療法士15年目、就職の面接官をしてきた私が実体験を踏まえ解説します。
まず、私の就職経験に関して、最初の就職先と2番目の就職先の概要を説明します。

【初めての就職先】

・認知症高齢者が8割を締める維持期の病院
・外来リハはほとんどなく、入院が主
・病院は古く綺麗ではない
・ワークライフバランスは良好
・新人教育体制が整っている
・看護士や他職種での連携に力を入れている

【2番目の就職先】

・高齢者の多い一般病院
・リハは外来3割、入院7割
・病院は建って4年目でとても綺麗
・ワークライフバランスは良好
・新人教育体制は全く整っていない
・看護師や他職種との連携体システム等はなく、必要最低限のカンファレンスのみ

このような違いがありました。
この2つを比べた時、どちらの病院に魅力を感じますか?
「綺麗な病院でワークライフバランスも良好なので働きやすそう」
「高齢者の多い一般病院なのでオールマイティーな疾患を診れて良さそう』
と言う理由で2番目の病院に魅力を感じる方もいれば、
いや、「新人教育体制が大切だ」と思う方もいると思います。

冒頭でも述べたように、私が初めての就職先で重要視すべきは、後者の『新人教育体制』だと思っています。
その理由ですが、
もし初めての就職先が、私の例で挙げた【2番目の就職先】だったとしたら・・・
人間関係や仕事への慣れなど、初めは苦労することがあるかもしれませんが、大概の人は1年経つと、ある程度慣れます。
しかし、1年後、作業療法士としてのスキル、知識、経験量などは身に付くでしょうか?

次に、最初の就職先として、私が例に挙げた【初めての就職先】を選んだとしましょう。
ここでは、新人教育体制が整っているので、1年後、スキル、知識、経験量はかなり身についています。
初めて就職先を選ぶポイントは、「就職してすぐのこと」ではなく「1年後」を想像して考えることであると私は思います。
1年間、しっかりと教育を受けた人と受けなかった人では、1年後のスキルに雲泥の差がつきます。
もし、5年後に、何かの理由で違う病院へ転職することになったとします。
その時、新人教育体制を受けているか、新人教育体制を受けずに働いてきたかによっては、
転職先の病院で恥をかく可能性もあります。
「前の病院では何してたの?」「こんなことも知らないの?」
と思われてしまう可能性があるからです。

私は、最初に就職した先の病院が新人教育体制が整っていたことで、自信を持って次の転職先の病院へ行くことができました。
まだ私が、働き始めて半年の新人時代に、課長から「今は苦しいよね、でもここで頑張って乗り越えたら、他どこに行ってもやっていけるよ」
と言われたのを今でも覚えています。
新人時代の記憶というのは、かなり先まで残る傾向があります。
なぜなら新人時代、感情が大きく動くからです。
「楽しい」「苦しい」「辛い」「嬉しい」などの感情は、その時の出来事と共に記憶に残りやすいのです。
新人時代がどれだけ大切か、お分かり頂けたでしょうか?

医療は進歩する世界です。
医療は勉強することに終わりがない世界なのです。
どれだけ勉強したから、どれだけ知識・技術を身につけたかが重要です。
もし、自分の大切な人が脳梗塞になったら、どちらの作業療法士に担当して欲しいですか?
A:新人教育を受けていない2年目の作業療法士
B:1年間新人教育を受けて知識・技術共に身につけてきた作業療法士
言うまでもなく、絶対にBさんですよね?
自分が患者さんの立場、患者さんの家族の立場になって考えてみてください。
ここまでは、新人教育体制の重要さを説明してきました。
ここからは、就職先の病院が新人教育体制が整っているかどうかを確認する方法について説明します。
それは
1:先輩や、実習に行った学生のクチコミを参考にする
2:就職先の面接で確認する

と言う2点です。

1:先輩や実習に行った学生のクチコミを参考にする

読んで字の如くですが、まずは先人の情報を収集しましょう。
先輩が新人教育を受けたと言う情報、また実習地としてその病院に実習に行った人の情報を参考にするのが一番確実な方法です。
「新人教育体制がなく、指導を受けなかった」というクチコミがあれば、その病院は不安ですね。

2:就職先の面接で確認する

面接の際に、「新人教育体制はありますか?」「それはどのような内容ですか?」と問いましょう。
その答えが、自分の不安とすることを解決してくれるものであれば、安心してその病院を選ぶことをお勧めします。
漠然と上記のように質問するのも大丈夫ですが、細かく具体的に問う方が良いでしょう。
しかし、細かく?具体的に?まず何がわからないかがわからないのに、一体何を聞けばいいのか?
と思う人が多いのではないでしょうか。
そう思うのは当然です。私が同じ立場であれば、何も思いつかなかったと思います。
では、そんな時に問うべき内容の例をいくつかご紹介します。
・新人教育の期間はどのくらいでしょうか?
・患者を初めて担当する際、どの程度、新人教育担当の先生に指導をいただけますか?
・私は〇〇に不安を感じています。その点はご指導いただけますか?
など、良いと思います。
こんなことを面接で問うと、「自信がない」「自分で勉強する気はないのか」「全て頼るのか」と思われそう・・・
と思った方もいるかもしれません。
大丈夫です。「しっかり考えている」と思われるでしょう。

私は課長として5年間働き、実際に面接官をしてきましたが、実際にこのような質問をしてきた人がいました。
このような質問をする人は、きちんとした作業療法士になりたいと思っている人でした。
それでも不安なら、「私は患者さんのために、しっかり勉強して努力したいと思っています。そこで、新人教育体制についてお伺いしたいのですが・・・」と前置きをすると良いでしょう。

また、作業療法士は、急性期・回復期・慢性期、そして小児、精神など分野が多いです。
最初の就職先でどの分野を選択するか。
これは、絶対にこの分野だ!というのはありません。それは自分のやりたい分野、好きな分野、得意な分野を選ぶべきです。
あくまでも重要なのは、どの分野だろうが「新人教育体制があるかどうか」です。

ここまでは、作業療法士として高めるためには新人教育体制が重要という内容でお伝えしてきました。
追記として、他職種連携についての大切さも加えてお話しします。
これは、新人教育体制とも繋がる事です。
作業療法士は、看護師さんとのやり取りがとても多い仕事です。
連携のためのコミュニケーションがとても大切です。
そのため、初めて就職する先の病院で、他職種連携のシステム構築など、力を入れている病院が良いと思います。
例えば私が初めて就職した先の病院では、必要なカンファレンスの他に、週一回病棟回診をして実際に患者さんを目の前にさまざまな問題解決に取り組んでいました。
また、褥瘡、糖尿病、認知症など、入院患者に多い疾患に対して、それぞれでチームを作り、そのチームには全ての職種が参加するシステムとなっていました。
このように、他職種連携のシステムがある病院は、就職先選びとしてグッドポイントとなります。

まとめ

いかがだったでしょうか?
「初めての就職先を選ぶのに最も重要なのは、新人教育体制である」と私が主張した理由をお分かりいただけたかと思います。
新人時代はとても大切です。この記事を読んだあなたの作業療法士としての未来が良くなることを期待しています。

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