関東と九州で看護師として就職するときに対する大きな違いを紹介したいと思います。

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#1238 2020/10/22UP
関東と九州で看護師として就職するときに対する大きな違いを紹介したいと思います。
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看護師として働いているけど、結婚や出産で、今の仕事場の環境を変えなければならないことは、可能性としてゼロではありません。私は九州から関東、関東から九州へと繰り返し転職を行った経験があります。関東と九州では就職するときに大きな違いを感じることができましたので、そこでのポイントが伝わればと思います。

看護師の免許は、ご存知の通り、全国どこでも転職出来ますし、看護師として働いていない期間が長くあっても無くなるライセンスではありません。
昔看護師の免許を取得したけど、現在は看護師として働いていない方や、出産や結婚を気に、家庭に入り、子育ての間、働いていなかった方、看護師として就職したけど、環境になじめず、別の仕事を始めたという方は、私の周りでも多くいます。
看護師の免許のメリットは、給料自体は高額ではありませんが、就職先に困ることがないという強みがあります。
また年齢は病院によってさまざまですが、平均して65歳くらいまでは働くことが出来るのも大きなメリットです。今回は、再就職時の、履歴書の書き方や、面接時のポイント、九州と関東での看護師の在り方の違いを分かりやすく説明していきたいと思っています。

就職時の履歴書の書き方

しばらく休職していた人が、新しい職場で就職するときに必ず必要になってくるのは履歴書になります。久しぶりに書くから書き方がわからない、志望動機っていわれても、ただ生活のために働かなければならないだけで、別に病院で是非とも働きたいわけではないっと思う人も多くいるでしょう。
私もその一人で、病院や今働いている部署が好きだから働いているわけではありません。生活のために働いているのが現状です。私は面接や人事担当にも関わったことがありますが、もちろんそのような理由では採用には至りません。
履歴書とはその人がどのような自分物なのかを知るために書くもので、そこから面接時に話を広げ人間性を確認する資料になります。
つまり、履歴書に書かれている内容を中心に、あなたのことを聞いていくという書類になります。そう考えると、書く側の書き方によっては、大きな武器となることを感じ取れたのではないかと思います。自分の聞いてほしいことや、特殊資格などをもっているのであればそれをアピールする部分にもなるということです。志望動機は必ずしも、病院のこんなところが良かったから就職しようと思ったと記入する必要ありません。
内容としては、自分がなぜ医療の場を離れたのか、なぜ、また医療者として職場に復帰をしようと考えたのかを書けば大丈夫です。そこから病院や施設の特殊性をちょっと盛れば大丈夫です。
これは一例ですが、仕事が嫌になって、病院を辞めたり、別の仕事についたり、結婚したから働きたくないと思って仕事を辞めたとします。
その理由を正直に書く人はおそらくいないですし、いても就職することは出来ないでしょう。
このデメリットはメリットに転じることができます。上記の例で共通する点は、看護師として一度は働いているが、何かしらの理由があって、仕事を辞めたという点です。再就職時にこの内容を、「私の家は共働きで、両親は私を育てるために、一生懸命に働いていました。
自分が母親・父親になって、両親の偉大さに気が付くことが出来ました。働くこと、子育てをする大変さを改めて感じ取ることが出来ました。しかし、その一面、自分は幼いころに一人でいた思い出もおおく、忙しい両親の背中を見て育ちました。私は自分の子供には、側にいて、寄り添ってくれる母・父だった。
小さい頃は、楽しい思い出が沢山ありましたっという子供に育ってほしく、家庭に入ることを決意しました。
子供があるていど育った今、今度は社会に出て頑張る母・父の姿を見せたいと思い、以前より興味のあった○○分野に力をいれている病院で専門性を一から学びたいと思い就職を希望しました。」となるととても感じの良い文面になります。面接官としては、実際に家庭に入って、子育てはどうでしたか?お子様の状況はどうでしたか?と言う質問内容になります。また、私達の病院で、どうしてこの分野に興味を持たれたのですか?一から学ぶとありますが、その点で努力している点はありますか?などの質問に繋がっていきます。その部分は予測出来る質問なので、ある程度、情報を得ていれば簡単に答えることが出来ます。志望動機は辞めたというデメリットをメリットに変える文章に変換することがポイントです。

面接時のポイント

履歴書の内容が、面接時に聞かれるポイントになることが上記の文面である程度理解することが出来たと思います。
ここでは実際の面接のポイントをアドバイスしていきたいと思います。面接官は、面接でその人がどのような人であるかをある程度見抜くことが出来ます。
きちんとしたといっては誤解がありますが、離職率の低い病院の面接官は、人を見抜く能力にたけています。
逆に離職率の高い病院の面接官は、その人が持続して勤めることが出来る人材かどうかを見抜く能力が低いという事になります。面接官がその程度の能力では経営も不安定ですし、職員もプライドを持って仕事をしていないことが多い印象があります。
そこで、良い病院(離職率が低い)や施設に合格するためのアドバイスです。面接時には、はっきりと自分の意見を伝えることが出来る。
質問に対して相手の目をみて、同様の回答が出来るっと点が大切です。
簡単な事のように思えますが、これは訓練しないと出来ません。
是非やってもらいたいのは、自分の架空の面接を音声や動画に一度撮り、客観的に見てみることです。意外と自分では気が付かなった癖などを見ることが出来ます。例えば、自分では意識していなかったけど、言葉の語尾が伸びる傾向、上り下がりある人は意外とおおいです。
「よろしくお願いします。」と言っているつもりでも、改めて聞いてみると「よろしくお願いしまーす。」と言っていたり、「よろしくお願いしますー。」と伸びていたりすることがあります。
そんなことはないと思うでしょうが、実際に撮影して振り返ると、意外とそんな言葉を発していることに気が付くでしょう。これは無意識で出ている言葉なので、その人の癖になります。面接時にははきはきとした言葉で答えられるように訓練しなければ、癖は見抜くことも出来ませんし、直すことも出来ません。
面接時の視線も重要です。
面接官は質問の内容を変えきますが、実は同様の内容を多角的に確認したりすることがあります。例えば、あなたの信念を確認されたとします。そこであなたは「患者さんの立場になり、看護を提供することを心がけています。」と返答したとしましょう。業務大変忙しい病棟もあるのですが、業務時間内に仕事をこなすことが出来ますか?「はい。大丈夫だと思います。テキパキとこなすのは得意なので。」と答えると、患者に寄り添った看護を展開すると言っていたのに、具体的な回答ではない、その場で思いついた感じで、要点を得ていないととらえられます。
まぁ面接官にもよりますが。そこで返答するときに、視線を外し一瞬考えるように天井を見たり、手遊びをし始める人も多くいます。そのような癖も無意識に出るものです。突発的に質問された時に、視線が泳ぐことはある程度、仕方がないですが、しっかりと考え、短い時間で明確な返答をする必要があります。これも訓練をしなければ、直すことは出来ません。視線は相手を見て、考えて返答する練習をしておきましょう。自分では考える時間が長いと思いますが、実は頭の中で考えている時間は、測ってみると数秒だったりすることがあります。瞬時にこたえることも重要ですが、具体的・統一感がある返答が望ましいです。

九州での看護師の在り方

わかりやすく表現すると、九州の看護で重要視されるのは、協調性です。調和を乱さず、上が白といったら白と答えましょう。という人物が好まれる傾向にあります。関東と比較すると、建設的な意見を述べる人を、新しい視点で物事を考えれる人としてとらえることは少ない印象があります。
関東での看護師の在り方:建設的な意見を述べ、医療を改革するような人、現場を良い方向に導いてくれる指導者タイプの人間が好まれる傾向にあります。きちんと自分が行ってきた看護感を指し示し、病院の古い伝統にこだわらない考え方の人も多く取り入れてくれます。関東はそのようなスタイルをとっているので、医療の中心は関東から発信されるという点にもつながります。これは私が感じた、個人的な見解ですが、おおきく外れている考えだとは思っていません。皆さんの新しい就職の考えの一つとして活用していただければと思います。

まとめ

就職、転職時に、必ず必要になってくる履歴書の書き方・面接時のポイントを簡単ではありますが紹介できたと思います。就職先は自分の将来を左右するものでもありますし、なるべくなら就職した病院で退職できることが一番だとも考えています。良い職場に転職・就職するための一つのツールとして活用していただければと思っています。皆さんが納得のいく、自分らしさを表現できる病院や施設に勤められることを応援しています。

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