就職先、就職先する県に迷ってる方へのアドバイス

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#1034 2020/04/05UP
就職先、就職先する県に迷ってる方へのアドバイス
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私が看護学生時代、就職先に迷っていた際のことです。就職する病院は県外か県内か、何科で働きたいかなどかなり迷いました。そして、就職して3年めになる今、思うことをお伝えしたいと思っております。

・看護学科に入学したら?

就職先を選ぶのは、
①看護学科に入学したすぐ
②基礎課程が終わったタイミング
専門分野に入る前のだいたい2つだと思います。(私は5年一貫の高校から専門課程までの学校を卒業しています。
なので高校1年の頃と、専門課程1年時)
まずそこで悩んだポイントは奨学金の問題があると思います。奨学金の種類にもいくつかあり、
①県から借りる育英奨学金
②病院から借りる奨学金などです。
ここで、ポイントなのですが病院から借りる奨学金にも種類があり、就職後に給料天引きになる場合と、就職後決まった年数働くだけで良い場合のお礼奉公などがあります。

この病院奨学金を選ぶ場合には、その病院の面接を受ける必要があり、面接に受かったあとも毎月の成績が病院に送られるという仕組みになっています。そして、もし途中で学校を何らかの理由でやめてしまった場合には一括返済になるところが多い様です。なので、もし病院奨学金を選ぶ場合はある程度の学力と忍耐力が必要だと思います。
そして、病院奨学金を借りる=自分は絶対に看護師になるという強い意志が大事だと思います。
奨学病院には県外、県内があり、県内では大体が実習先の病院。県外だと関東、関西、九州、などに分かれていました。
私は、学校に入学したタイミングではこの病院奨学金を借りるという考えにはなれませんでした。なぜなら、自分が働きたいところが決まってなかったからです。それに加えて、県外か、県内かも決まっていませんでした。親元を離れるという決意がその学生時代(16歳)にはできませんでした。
そして、高校の3年間は奨学金は借りずに専門課程に進学しました。
この時にも高校3年間で一度卒業になるのですが何人かの生徒は他の道に進む子もいました。
それと、専門課程に進学するためには、試験があり、その試験に受かるまで再試験が何度もありました。それに加えて、基礎課程分野での実習も多く、正直きついことも多く、寝れない日々が多かったです。それに耐えられなくなって辞めた子たちもいます。実習期間は眉毛を剃ることも髪の毛を染めることなど一切できないので、それをしてしまった子たちは実習停止というペナルティが与えられていました。(実習にも単位があるのでとれなかったら留年になります)

私は看護師になりたいという気持ちがあったので、高校3年間から専門課程に進むことは絶対だと思っていたので実習も勉強も頑張りました。
勉強は分野がかなり多く、その分野ごとに試験があるのでそれもキツかったです。実習ではうまく患者さんと話せないというコミュニケーションの難しさから始まりました。コミュニケーション力がつき、患者さんとも話せるようになってきたなと思ったら次は記録の難しさもあります。
実習期間は本当に寝れないし、記録が多いし地獄のようでした。
そして、なんとか専門課程に進学できたあとに私は奨学金を借りることになります。しかし、この時にもかなり迷い、病院奨学金ではなく県からの育英奨学金を借りました。

今思うとなぜ病院奨学金にしなかったんだろうと思う日々です。
私は就職先が県内か県外かを決められなかったからです。
結局、専門課程2年に入るとすぐに就職先を探さないといけません。夏休みは就職先を決めることで精一杯でした。インターンシップに複数行き、悩む日々でした。インターンシップに行くだけでも遠くの病院だと金銭的にも大変で、時間にも余裕がなく焦る気持ちもありました。なので、後から思ったことは病院奨学金にしておけば気持ちの余裕があったのかなと、、しかし人間はないものねだりだと思ってるので、そうなったらまた色々後悔することも多いのかもしれません。

そして、私は複数病院見学にいき、地元を離れ県外の障害者施設に行くことに決めました。この時に感じた利点としては複数の病院を見学できたのでそこの良さなど自分の目でみることができました。(病院奨学金の人はだいたい学校の先生が病院を指定するので選べないことが多いと話を聞いたことがあります)
そして働きたい課が決まっていない人はこの時にいろいろな病院を見ることができるので、この時に働きたい課を決めるのも良いかと思います。

私は実習先にもあった、障害者の方と関わる仕事に興味があり学びたいという気持ちがあったので障害者施設に就職しようと決めました。このとき感じた嫌なことは面接に行くという許可を看護学科の主任に印鑑をもらわないといけないという辛さでした。成績や学校の授業態度が良くないと簡単には印鑑を押してもらえないからです。(私の学校だけの話になりますが、、)
そして、なんとか面接を受けて受かることができ卒業後に就職しました。私が選んだ就職先には社宅がついていたので、そこは本当にありがたかったです。住宅費用をだしてくれる福利厚生のある就職先を選ぶことが大事だと思います。
家賃の半分を負担してくれるなどあるので、お金のない最初は本当に助かります。(就職した1ヶ月めはお給料が前払い制でない限り本当に辛いです)

そして、私は障害者施設で働くのですがここでも思うことがたくさんありました。それは、他の同期と自分を比べてしまうということです。県外に就職しても地元の友達とは連絡を取り合うと思うのですが、他の病院に就職した子たちはどんどん新しいことを学んでいくわけです。障害者施設など、施設となると病気を治すことが主ではなく、生活のサポートになります。点滴や採血はあっても週に数回程度。自分の技術面の心配がありました。それに加えて関節の変形がある利用者さんたちの血管を探すのは本当に大変でした。(難しい血管をとるという経験にはなりました)なかなか技術が追いつかなくて、仕事終わりに同期とたくさん練習しました。
他の病院に就職した子たちは色々な経験ができるんだなと思うと少し羨ましいと思う気持ちがありました。そして、1年間そこの施設で勤めるのですが、私は自分の技術面の向上と勉強したいという気持ちがあり施設を退職して、病院へ転職することにしました。

既卒で入社するのですが経験年数は1年間。
知識や経験もさほどない中、病院に馴染むことも本当に大変でした。しかし、1番に思うことは施設では学べないことがたくさん学べたということです。
研修の数もかなりあり、毎週土曜日には新人研修があり、それにも参加しました。研修にも参加し、病棟では新しいことばかりなのでかなり勉強になりました。そして、周りの先輩方の迅速な対応などかなりの刺激を受けました。帰る時間は施設と比べてかなり遅くなることが多く、業務内容もかなりきつかったです。しかし自分で決めたことなので後悔はありませんでした。勉強したいという気持ちと、毎日のようにある点滴や、採血、検査や処置。腹腔穿刺や胸腔穿刺など施設では絶対に行えないので、新しいことがあるとかなり勉強しました。使う点滴の種類や輸血、救急カートや、ドクターコール、救急対応など、学んだことはかなりあります。(技術面や知識はまだまだぜんぜんですが、、)
病院勤務は勉強にはなるが、精神的にかなりキツいということがいえます。毎日行きたくないと思う日々でした。

そして、今現在、私は芸人という新しい夢があります。その芸人になるための養成所資金は看護師時代のボーナスや毎月の給料で貯めました。
今は上京して都内の老人施設で働いているのですが、病院と施設の経験があるおかげで(自信はないですが、、)今の施設で働くのがすごく楽しく感じます。
給料面では、都内と田舎の差はかなりありますが、病院が1番安かったと思います。夜勤をしないとかなり給料が安いです。しかし、ボーナスは桁違い。施設と比べられないぐらいボーナスはいいです。
施設は毎月の給料がいいという利点があります。(毎月数回の夜勤があるので夜勤手当で稼げる)奨学金の問題しては、病院勤務のほうがお礼奉公があるので、楽です。今育英奨学金を返しているのですがなかなか減りません。
今まだ3年目の経験も浅い私ですが、いろいろな方のお力になれたら嬉しいです。

まとめ

結論として、私が伝えたかったことは病院奨学金のほうがお礼奉公というのがあるということを1番伝えたいです。お礼奉公はその病院で決められた年数働くだけで高い学費を払わなくて済むというものですので、本当に楽です。あとは、最初の就職先は自分で働きたい課を見つけて、病院に就職することをオススメしたいなと思います。施設で働くのはある程度の経験が必要だなと感じます。

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