介護士の職場・仕事内容のやりがいはたくさん!就職に向けてオンリーワンの介護人材を目指そう!

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#859 2019/10/15UP
介護士の職場・仕事内容のやりがいはたくさん!就職に向けてオンリーワンの介護人材を目指そう!
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少子高齢化時代が本格化し、就職する人も増えている現状です。介護職の働き先は、訪問介護などの在宅分野から老人ホームなどの介護施設のほか、医療・介護の連携の強まりから医療機関にも広がっています。高齢者施設をカテゴリー別に分け、それぞれの職場の特徴や職場環境、業務内容や一日の流れ、実際にグループホームを運営する私の知人からのからのオススメコメントなどを含め、就職先に選択するたに役立つ情報をお伝えします。

介護士の仕事と一言では紹介しきれない多岐にわたる内容があります。就職を考える上でまず、介護士が活躍する職場をご紹介します。就職する上でのご参考にしてください。

①特別養護老人ホーム(通称:特養)

主に社会福祉法人や地方自治体などによって開設・運営されている公的な介護施設です。自宅での自力生活が困難で、介護が必要な高齢者が入居されます。施設では、食事や入浴、排泄などの各種介護サービスや、看護師による健康管理および機能訓練指導員などのリハビリテーションが受けられます。ほかの介護施設に比べ、比較的要介護の高いご入居者が多くいらっしゃいます。特別養護老人ホームは、医療の場ではなく生活の場。施設の職員全員でご入居者の日々の日常生活をサポートします。

②介護老人保健施設(通称:老健)

医師の管理のもと要介護の高齢者の自立支援や自宅生活への復帰を目指す介護施設です。日常の介護や看護ケアはもちろんのこと、理学療法士を中心とした機能訓練員によるリハビリテーションに力を入れているところが大きな特徴です。また、医師がいることに加え入所期間が無制限ではなく、3ヶ月ごとに退所か継続かの判定がおこなわれるというのも老健のならでは。一人ひとりの状況に合わせて、医師や介護職員、そしてその他の職種が連携してご入所者の在宅復帰を目標に各種支援がおこなわれます。

③有料老人ホーム

ご入居者に食事の提供・健康管理・掃除・洗濯・入浴・排泄などの日常生活を送るうえで必要な介護サービスを提供する施設です。ケアマネジャーが入居者の状況や要望に合わせて介護サービスのプランを作成し、それに基づいたサービスを介護職員が提供します。
施設には施設長をはじめとして、介護職員・看護師・機能訓練指導員・調理師・事務員・その他運営スタッフなど多職種のスタッフがおり、それぞれの強みを活かしながら、ご入居者一人ひとりに合わせたケア・サポートを実施しています。施設の運営は民間企業が行っています。

④デイサービス

高齢者がご自宅から通いながら、入浴、食事、レクリエーション、リハビリテーションなどのサービスを受けられる施設です。介護保険給付対象のサービスの一種で、ご利用者とご家族の方の精神的・体力的な負担を軽減し、日々の楽しみを見つられるよう支援できる施設です。

⑤訪問介護

ご高齢者などの要介護者の住まいに訪問して、さまざまな介護サービスを提供するのが訪問介護。訪問介護事業所からケアマネジャーの指示のもと、訪問ヘルパーがご利用者の自宅にうかがい介護等をおこないます。訪問介護は在宅介護の分野に属していますが、同じ在宅介護の中にはデイサービスをはじめとして、ショートステイ・デイケア・ケアハウスなども含まれますが、お客様のご自宅で介護サービスをおこなうのは訪問介護サービスのみです。住み慣れた自宅で生活をしたいというニーズは強いため、今後も訪問介護の必要性は高まっていくと予想されます。

⑥病院

疾病や疾患に対して医師が医療を提供する医療機関。その中でも、入院施設(20床以上)や病棟がある医療施設のこと病院と呼びます。入院患者への様々な医療処置は医師を中心として看護師がおこないますが、看護をおこなう上でのあらゆる準備や後片付け、病室の清掃や食事の配膳、入院患者やカルテの移送、そしてご高齢の入院患者の身体介助、食事・入浴の介助などは介護士がおこないます。病院内で働く介護士の方は、看護助手や看護補助者などとも呼ばれます。近年では高齢者向けの療養型病院も増えており、病院での介護職のニーズは高まっています。
大きく分類しますと、6つの分野に分けられます。就職に向けては各職場の特徴を知った上で働くことが重要になります。
そこで介護士のやりがいについても触れていきたいと思います。
ご利用者やご入居者の日々の生活に直接貢献することができ、感謝の言葉をいただけることは介護職ならではのやりがいです。また、介護職員の存在はご利用者のご家族の負担を軽減することにも役立っています。日々お身体のお世話や生活介助おこなう中で、コミュニケーションも密になり、深い関係性が築けるのもこのお仕事の魅力。自分の関わりによって、お客様がいきいきと生活をされている姿を間近で見られるのは、介護職の大きなやりがいにつながります。

職場選びのポイントとしては、一日の大半を過ごす職場をどのように選ぶかが、とても重要です。就職活動がより有意義なものになればと、「職場の選び方」についてまとめていきます。
「思った以上に夜勤シフトが多く、配置人数がすくないこともあり、体力的につらい…」
「仕事はやりがいがあって充実しているけれど、手取り収入が思いのほか少なくて生活がきつい。」
「ご入居者からの要望や感情に振り回されてしまい、介護の楽しさがわからなくなってしまった。」
いざ働いてみると、このように悩む方々が多いのも事実です。
「失敗しない職場選び」を実現するための3つのポイントをご紹介します。

①就業先のことを徹底的に調べる

職場のウェブサイトの情報だけを鵜呑みにしてしまうと、自分のイメージとのギャップがうまれてしまうこともあります。「もっとご入居者とふれ合いたいのに」「ゆっくり休憩もとれないなんて」といった、入社後の不満を回避するためにも、職場見学や口コミサイトからの情報や人材会社からの情報なども参考にし、ご自身の希望とのマッチ度を充分に確認しておきましょう。

②待遇・福利厚生の詳細を把握する

介護職員の転職理由で上位にあげられるものとして「待遇・給与に不満」という理由があります。面接の場では、給与や福利厚生に関する質問はしづらいもの。とはいえ、長く働く会社であれば、募集情報に記載されていない情報も確認しておくことをオススメします。昇給・昇格の仕組みは?福利厚生の充実度は?など、特にご自身が重視する部分は確認をしておきましょう。

③職場で働くイメージを明確化する

単に給料が高いから、家から近いから、という条件だけで転職を決めるのは危険です。納得感をもって長くため働くためにも「この転職で重視していることは何か」ということを整理しておくことは大事です。例えば「収入アップも魅力だけど、まずは家族との時間確保は外せない」という軸をお持ちであれば、判断に迷ったときでも自信をもって決断できるはずです。

ここで介護士の資格内容をご紹介します。
無資格でも介護士として働くことはできますが、多くの場合、まず最初に「介護職員初任者研修」の受講が求められます。受験資格は特に定められていないため、誰でも受講できます。また、合格率も非常に高いのが特徴です。
未経験から介護の仕事を始めたいと考えているさまざまな年代の受講者たちと出会える場でもあるため、介護士になりたいと考えている人にとっては有意義な経験ができます。
自費でも受講できますが、雇用先によっては受講料の補助を行っている事業所もあります。
また、長期的に介護の仕事でキャリアを積みたいと考えている場合には、専門的な資格の取得を目指すことをオススメします。
資格によっては資格手当が給与にプラスされることもあり、資格に応じて就けるポジションもありますので、それぞれに専門領域でのステップアップをはかることが可能です。
具体的な資格としては、介護福祉士、社会福祉士、ケアマネジャーなどがあります。

「介護福祉士」

国家試験に合格することで資格を取得できます。
福祉の専門知識と医学的な介護技術を持って、利用者の身の回りの世話を手助けする仕事です。「介護」と聞くと高齢者だけを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、身障者のための施設や児童福祉施設などでも介護福祉士は活躍しています。

「社会福祉士」

社会福祉士は、ソーシャルワーカーの国家資格です。
病気や障害、生活状況などのさまざまな理由によって日常生活に困難を抱えている人々の相談を受け、その生活に必要な支援を行う仕事です。相談者の悩みを聞き、それぞれに適した公的支援や地域のサービスを提案していきます。
老人ホームや身障者のための施設などで「生活相談員」として多くの社会福祉士が活躍しています。

「ケアマネジャー」

正式名称を介護支援専門員と言い、都道府県が実施する「介護支援専門員実務研修受講試験」の合格が必要です。医療・福祉・介護の分野に関する専門知識を活かして、要介護者の状況に合わせたサービスを計画し、各市町村と連携しながら自立した生活のサポートを行います。
特別養護老人ホームなどの介護保険施設、介護が必要になったときに真っ先に相談する場所である居宅介護支援事業所のほか、グループホームや有料老人ホーム、ケアハウスなどにもケアマネジャーの活躍の場所は広がっています。

介護士は仕事のハードさが話題になることが多く、ブラックな業界だと誤解されることもありますが、実際に介護業界で働いている人たちの声を聞いてみると、「いい仕事だ!」、「自分に向いている!」、「楽しい!」と語る人がたくさんいるのも事実です。そこで、ここでは介護の仕事のやりがいや魅力、介護職の人たちの意見もお伝えしていきます。
介護の仕事をしたことのない方には、「高齢者とずっと過ごすなんてつまらない」と、介護職を敬遠する方もいるかもしれません。
しかし、高齢者と過ごす時間は、想像以上に尊いものです。高齢者は、時間に追われてイライラとげとげしている若い世代とはまったく別の、心の余裕や、人に対する許しがある方が多いのです。
介護職になると、ケアが行き届いていないときなどに、「申し訳ありません」と謝ると、にっこりして「いいのよ」とおっしゃっていただけることは多いと思います。
排せつケアのときなどは、本当にすまなそうに、「ごめんね、大変な思いをさせて」と言ってくれることも。
居酒屋で仕事をしていれば、トイレの汚物処理をすることも多いですが、「高齢者は若い人が酔って嘔吐したときと違い、とても礼儀正しい」と多くの介護職は言います。
高齢者には、震災や戦争をくぐり抜け苦労をされてきた方が多くいます。
長い人生の中で、みなさんが、さまざまな経験をされています。結婚、出産、子育ての喜びや悩み、仕事での失敗や成功、嫁姑問題、離婚、死別、お金の苦労、親の介護や死、自分の病気や老い…。そんな様々な経験を乗り越えて今に至っているからこそ、小さなことでは動じないおおらかさ、言葉にしなくても伝わる思いがあります。
もちろん、高齢者にもさまざまな方がいます。すべての高齢者がおおらかだったり優しかったりはしませんし、認知症の症状で気持ちが不穏なときもあるでしょう。でも、いざ働いてみると、現役世代に比べておおらかな高齢者の多さに驚く人が多いはず。
そんな人生の大先輩の心に触れること、昔の話を聞くことなどは、他の仕事では決して味わえない大切な学びとなります。
そう言っても、いざ仕事をするまでは実感できないかもしれませんね。しかし、多くの介護職が、高齢者と接する喜びを感じています。この瞬間を味わってほしいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
介護の仕事は男女の別なく活躍の場が与えられるというのが大きな特徴です。長く働き続けていける仕事でもあります。結婚や出産、子育てなど、ライフステージに合わせて働き方を選ぶこともできますので、その時々の状況や希望によって働き方を考えていきましょう。無資格でも介護士として働くことはできますが、まずは介護の基本を学ぶ「介護職員初任者研修」の受講からはじめて、介護福祉士や社会福祉士などの専門的な資格の取得を目指してステップアップしていくことをオススメします。

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