社会人でも看護師になれる?必要な教育について紹介!

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#2458 2024/02/02UP
社会人でも看護師になれる?必要な教育について紹介!
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社会人になってからでも看護師になれるのかどうかが気になっていませんか。看護師として働くには国家資格が必要です。看護師の資格を取るには教育を受けなければなりません。ここでは必要な教育について詳しく解説します。

#社会人から看護師になる方法は2つ

社会人でも必要な教育を受ければ看護師になることはできます。看護師になるには2つの方法があるので、まずはそれぞれの概要を確認しておきましょう。

・看護の高等教育を受けて看護師国家試験に合格する

社会人が看護師になるには大学や専門学校などで看護の高等教育を受ける方法があります。看護師になるために必要なカリキュラムに対応している学校で教育を受ければ、看護師国家試験の受験資格を得られます。高卒以上の人であれば学校に入学して必要な単位を取得すれば看護師になれます。社会人になってからでも大学などに入学したり、編入したりすることができるので、今からでも看護師を目指すことが可能です。

・准看護師になってから専門教育を受けて看護師国家試験に合格する

社会人になってから看護師になるには准看護師になってから看護師を目指す方法もあります。准看護師になるための看護教育を受けて都道府県試験を受けて合格すると准看護師になれます。准看護師として働きながらさらに教育を受けたり、少し経験を積んだところで休職して学校に通ったりすると看護師国家試験の受験資格を手に入れることが可能です。そして、国家試験に合格すれば看護師として働き始めることができます。中卒の人でも教育を受ければ准看護師になれるので、すぐに高等教育を受けるのが難しい社会人の人に適している方法です。

#社会人から高等教育を受けて看護師になるには

社会人から高等教育を受けて看護師になる方法を選ぶ場合にはどのように取り組んでいく必要があるのでしょうか。ここでは看護師になるまでの流れをもう少し詳しく解説します。

・大学・短期大学・専門学校で看護を学ぶ

高等教育を受けられる教育機関には大学、短期大学、専門学校があります。大学では4年間、短期大学では3年間、専門学校では3年間または4年間の就学期間が必要です。大学では教養科目・専門科目・総合科目を一通り履修して単位を取得することが求められます。合計で124単位以上を取得しなければなりません。短期大学や専門学校では97単位以上の取得が求められます。履修が必要な科目の要件は学校によって違いがありますが、基本的には看護や医療、福祉にかかわる知識と、実習による実務スキルの習得をするカリキュラムになっています。必要な単位を取得して卒業見込になれば、看護師国家試験を受験可能です。

・看護師国家試験に合格して卒業する

看護師国家試験を受験して合格したら看護師になれます。ただ、在学中に卒業見込の状況で受験した場合には、最終的に必要な単位をすべて取得して学校を卒業することも必要です。最後に単位を落としてしまって卒業できなかったために看護師になれないという場合もあるので注意しましょう。社会人になった人にとっては卒業できなくて留年し、もう一年教育を受けなければならないのは厳しいでしょう。国家試験に合格したからといって気を抜かないのが大切です。

#社会人から准看護師を経て看護師になるには

社会人から准看護師になって働き、看護師になるには長い道のりがあります。どのような流れで看護師になれるのかを詳しく見ていきましょう。

・学歴に応じて准看護師養成所または衛生看護科の高校で教育を受ける

まずは准看護師試験の受験資格を得るために学校で教育を受けます。学歴によって教育を受ける機関の選択肢に違いがあります。学歴を問わずに准看護師養成所として認められている学校で2年間学べば准看護師試験を受けることが可能です。中卒の人の場合には高校の衛生看護科で3年間学んで卒業しても受験資格を得られます。社会人になってから准看護師を目指す人はほとんどが准看護学校で学んでいます。

・准看護師試験を受けて合格する

受験資格を取ったら准看護師試験を受けて合格すれば、准看護師として看護の仕事を始められます。准看護師は実質上は現場で看護師とほとんどできる仕事に違いはありません。厳密には准看護師は医師や歯科医師、看護師の指示を受けて仕事をします。看護師は自分で考えて業務を進められる点が異なりますが、医師の医療行為の補助をする際には看護師でも指示を受けなければなりません。業務の半分程度は准看護師と看護師で違いがないのが実態です。

・学歴に応じて実務経験を積んでから看護師養成所で学ぶ

准看護師になったら看護師国家試験の受験資格の取得を目指します。看護師養成所で教育を受けることが必要で、全日制なら2年、定時制では3年、通信制では2年の期間が求められます。ただ、学歴によって要求される実務経験に違いがあるので注意しましょう。中卒の場合には全日制または定時制の看護師養成所に通って看護師になるには3年以上の実務経験が必要です。高卒の場合には実務経験がなくても全日制または定時制の看護師養成所で学べば看護師国家試験を受けられます。また、中卒でも高卒でも准看護師が通信制のカリキュラムで教育を受ける場合には7年以上の実務経験が求められます。准看護師として7年は働く覚悟があれば、もう一度学校に通って教育を受けずに看護師になれます。

・看護師国家試験に合格する

看護師養成所を卒業したら看護師国家試験を受けます。看護学校などで高等教育を受ける場合と同じで、卒業見込の状況で国家試験を受験することが可能です。合格すれば看護師として登録して働き始めることができます。准看護師として働いてきた病院で継続雇用してもらうことも可能で、資格の取得によって待遇が良くなる場合もあります。

#社会人が看護師を目指すときの注意点

社会人でも教育を受けて看護師になることは可能です。ただ、看護師を目指すときには注意点があります。意外に難しい部分があるのは確かなので、覚悟すべきポイントを整理しておきましょう。

・最低でも3年は必要になる

看護師になるには最低でも3年は学校に通わなければなりません。高卒の人が短期大学や専門学校の3年間のカリキュラムで単位を取得するのが最も近道です。准看護師なら2年の教育でもなることができますが、看護師になるにはさらに2年以上の教育を受けなければなりません。すぐに看護師になれるわけではない点には注意しましょう。

・仕事と学業の両立は難しい

3年以上の教育期間は仕事をするのが難しいという現実もあります。看護師の教育カリキュラムでは朝から夕方まで授業が続く日がほとんどです。病院実習の期間中は実習時間が不規則になることも多く、早朝から病院に行ってカンファレンスに参加する場合もあります。定時制の看護学校なら昼間は仕事をすることが可能ですが、実習期間中は昼間がほとんどなので仕事を休まなければならないでしょう。夜に仕事をするという選択肢がないわけではありません。ただ、心身ともに負担が大きくなり、単位を落としてしまうリスクも高くなります。社会人になって仕事を続けながら看護師になるのは現実的には困難です。

・学費の負担がある

看護師になるための教育を受けるには学費が必要です。年間で100万円くらいの学費がかかるのが一般的なので、3年間だったとしても300万円くらいかかります。アルバイトをして少しずつ稼ぎながら教育を受けるとしても、ある程度まとまった資金を用意しておかないと厳しいでしょう。ただ、奨学金や教育ローンを利用することは可能です。社会人になった人でも貸与を受けられるので、資金的に厳しいときには学校の窓口に相談してみましょう。

まとめ

社会人になると看護師になることは難しいと思いがちですが、社会人でも学校に通って教育を受ければ看護師になれます。最低でも3年間は必要で、学費の負担もある点には注意しましょう。准看護師なら2年で看護の仕事に携われるようになります。准看護師から看護師になることもできるため、併せて検討するのがおすすめです。

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