早期に退職すると損?デメリットと対処法!

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#2437 2024/01/12UP
早期に退職すると損?デメリットと対処法!
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看護師は仕事が過酷であり、社会的にも人で不足で需要があるため、転職も多い職業です。しかし転職をするまで、病院の人間関係や仕事内容の詳細は見えてきません。中には「こんなはずじゃなかった」ということも多いのではないでしょうか。早期に退職するとどうなり、そうならないためにはどうすれば良いのでしょうか。

現在、新卒看護師の10に1人は1年以内に退職していく時代です。退職する時は、とても悩み、自身がなくなり、逃げるように退職するというパターンもあります。そうならないために気をつけておくことを紹介します。

転職時には、まず募集要項をよく読み、自分の生活スタイルと照らし合わせ長く働けそうかしっかり考えないといけません。記載のない事項も面接時に確認しておきましょう。勤務時間、休日、長期休暇はあるか、有給消化率、給与や昇給、手当、仕事内容、アクセスなど積極的に質問して働いている自分を想像しておくことが大切です。再就職探しや面接、働き出すまでの作業もかなりの労力です。何度もしたくないと誰しもが思うことです。「こんなはずじゃなかった」となるリスクを減らすために下調べをきちんとしておきましょう。病院やスタッフの雰囲気をよく観察しておくことも大切です。そっけない対応や威圧的であったり、近寄りがたい雰囲気の場合もあります。相談しにくい上司の場合、困った事が起きた時に一人で抱え込むことになり長く働くことは困難でしょう。忙しい病院は多いと思いますが、患者様の声に耳を傾ける姿勢があるか、スタッフは笑顔であるかを可能であれば確認しておきましょう。上記の事を踏まえ慎重に選び、最低でも◯年は働くぞと覚悟を決めておくことが大切です。

就職後も仕事になれ、そこでの人間関係や生活リズムに慣れるのに半年程かかります。それから、徐々に任される仕事が増え、他のスタッフと同等に働けるまで2,3年はかかります。その頃には、働き始めた頃よりミスや指摘も減り、精神的に楽になっていることも多いです。1年目を乗り越えることが、まずは目標です。中堅になってくるとだんだん仕事量や責任が増えます。先輩は数年後の自分を映す鏡です。自分も数年後には同じような仕事を振られることになるでしょう。仕事内容が辛くなった時は、まずは上司に相談しましょう。病院側としても、すぐに退職してもらうと困るので、役割配分を変えてくれたり勤務調整してもらえる場合もあります。何度も相談しても変わらないのであれば、退職を検討しても良いと思います。その上司にもどうにも出来ない問題であるか、スタッフを守ってくれる上司ではなかったということです。どんなに使命感を燃やし身を削って頑張っても、残念ながら代わりは他にいもいることが多く終わりはあっさりしたものです。

しかし、1、2年で退職した場合、再度転職する際に信用が置けない人とみられるということも覚悟しておきましょう。すぐに辞めてしまった理由を面接で質問されたり、他にも希望者が多い時は、不採用の可能性も高くなるかもしれません。それなら黙っていたり、嘘をついてもいいんじゃないかと思いますが、看護師のつながりは幅広いものであり、他の面接時に嘘をついたとしてもばれる可能性もあり発覚した時には信用を大きく失います。逆に長く働いている経験があると、転職時にもその経験が武器になり好印象です。可能であれば、3?5年までは様子をみる事をみてスキルアップをしておくことをおすすめします。転職して5年未満で重要な責任を担う事は少ないと思うので、それくらいは働いた方が、再就職時の印象も悪いものにはならないと思います。

また、退職理由のよくある原因として、人間関係も大きく関わる事項だとおもいます。看護師スタッフの一人ひとりの性格なども最低3年くらい見ないと本当のところは分かりません。どの病院にも一人くらいは尊敬できる先輩がいるものです。その先輩はどうしてここで長く働けているのだろう、こういう部分を見習いたいなと背中を追いかけるのも自分が成長するきっかけになります。すぐに辞めてしまった場合、自分の成長もそこで止まってしまいます。そこで学べるはずであったスキルもそこで終わりです。そもそも、自分で選んだ就職先であり縁があってそこにいるので、退職前にそこでしか学べないことをきちんと学んだか自分と向き合って振り返ってみることが大切です。せっかくならそこで身につけれる能力を習得して退職しましょう。

看護師は女性が多い職業であり人間関係も複雑です。他のスタッフとの連携もスムーズに仕事を勧めていく上で必要不可欠です。自分と合わない人に関しても、どこにでも一人はいるものです。勤務が同じ時は憂鬱になることもあるでしょう。しかし仕事上の付き合いであり友達になるわけではありません。当たり障りのない上辺だけの付き合いで十分だと思います。雰囲気が良くない先輩は、同じようによくない印象を感じている他のスタッフもいることでしょう。わかってくれる人も周りにはいるものです。看護師は、基本的には誰かの役に立ちたい、助けてあげたいと思い目指す人が多く、優しい人が多い職業でもあります。辛い状況の時は共感して相談に乗ってくれる方もいます。みている人はきちんとみてくれています。しかし、そんな時には一緒に愚痴りたいとこですが、悪口は控え、アイコンタクトや自分の心情を伝えるくらいに留めておくのが無難です。女性が多い職場では、噂話もすぐに広まります。発言には注意しましょう。結局大切なのは、他人から何を言われても自分がぶれないことです。他人を変えるより、自分を変える方が早いと言われています。傷つくことも多いですが、自分の趣味や気分転換の方法などメンタルケアがとても大事です。

ただし、そうはいっても看護師はストレスの多い職業です。夜勤やシフト制の勤務で生活のリズムも乱れやすく、精神的にも体力的にもボロボロになることもあります。本当に労働環境が酷い場合も存在します。そんな時は取り返しのつかなくなる前に転職も考えていいと思います。幸い、資格があれば転職もしやすい職業です。求人サイトも多く調べる手段もたくさんあります。働き方も総合病院や診療所、訪問看護、介護施設、検診センター、保育園など多様にあり、その時のライフスタイルに合った選び方が出来ます。アルバイトや期間限定の働き方もできます。それを頭の片隅におき、辛くなった時は求人をみるだけでも少し気分が楽になります。注意しておくことは、年齢制限がある場合があり病院側も若く長く働ける人を求めるため、選べる選択肢は年々減ってくることです。

退職するもう一つの理由として仕事内容と給料と釣り合わないといった理由があります。これは個人が声を上げたところで残念ながら給料があがるということはほぼないです。不満に思う時は、転職サイトなどで他の病院と見比べてみるのも良いです。
また、転職を考える時には退職金も調べておくのをおすすめします。大学病院や総合病院であれば、長く働けば働くほど退職金も増えていく仕組みになっています。早期に退職すると少額です。3年、5年、10年と節目で大幅に変わることもありあと1年働けばこんなにもらえたのに・・・なんてこともあります。確認しておく必要があります。
このように、長く働かないとわからないことも多くあります。嫌になったからやめる!と勢いで辞めてしまうのはもったいないし、浅はかです。退職を考える時は、冷静に今の自分の状況と他の求人なども加味しながらよく考えておこないましょう。自信をなくし、ネガティブに退職するのではなく、次はこういうことがしたい!こういうところで働く経験がしてみたい!という次に繋がる気持ちで転職ができるといいですね。

まとめ

転職したのであれば、仕事内容や人間関係の全容が見えてくる3?5年くらいは最低でも働く方がおすすめです。それでも、やむを得ない場合や精神的や体力的に限界であれば、自分の体調を優先して退職するのもありです。再就職はまたできる可能性が高いです。その時は、デメリットも考慮して自分のためになる方法をしっかり見極めて決めましょう。

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