看護師の企業への転職とは?人気のところや注意点を解説!

会員登録 ログイン
メニュー
#2412 2023/12/18UP
看護師の企業への転職とは?人気のところや注意点を解説!
更新情報を受け取る mail このエントリーをはてなブックマークに追加
mail

看護師は臨床現場で働いた後、企業に転職することがあります。しばしば第一候補として企業転職を希望する人もいますが、どのような理由で企業を選んでいるのでしょうか。この記事では企業への転職で人気のところや、企業を選ぶときの注意点を紹介します。のに必要なポイントや注意点もまとめたのでぜひ活用してみてください。

#看護師の業界での企業への転職とは

看護師の働く典型的な医療・福祉の業界では企業が職場として特別な扱いを受けています。一般の人から見ると企業で働くのは普通のことです。身近にあるスーパーや不動産会社などは企業が経営している場合が多いですが、コンビニやガソリンスタンドなどでは個人事業主が経営していることもあります。看護で使用している医療機器や医薬品も企業が製造して販売しています。
看護師の場合には医療か介護の臨床現場で働くのが標準的なので、企業で働くのが例外的になります。施設によっては企業が経営している場合もありますが、多くの施設は医療法人や福祉法人などが運営しているので別枠で考えるのが一般的です。

#看護師が企業への転職を目指す理由

看護師が企業への転職を目指すのはなぜなのでしょうか。理由として多いものをピックアップして紹介します。

・臨床の仕事が合わないと感じたから

看護師の企業転職でよくあるのが臨床の仕事との相性で悩みが生じたのが理由のケースです。臨床現場で患者や高齢者のケアをしたり、医師や薬剤師と連携したりしながら働くのが自分に合わないと感じる人もいます。患者とのコミュニケーションに苦手意識があったり、他の看護師との人間関係で苦労したりしたのが原因で企業で働くことを目指す看護師も少なくありません。臨床の仕事は人付き合いが多く、高いレベルでのコミュニケーションスキルを求められます。一人で黙々と仕事をすることが好きな人や、最小限の連携で働く方が気楽な人など、さまざまなタイプの人が企業への転職を目指しています。

・勤務時間が規則的な職場で働きたいから

看護師の企業転職は規則的な働き方をする方法としても選ばれています。看護師として病院や老人ホームなどで働いていると、勤務時間も勤務日も不規則になりがちです。毎週日曜日は休みにしたい、朝は9時から働きたいと思っても、24時間365日体制で医療や福祉を提供しなければならない状況があります。夜勤専従看護師の採用によって勤務スケジュールをできるだけ規則的にしようと努力している施設もありますが、毎日同じスケジュールで働けることはあまりありません。企業では就業規則で勤務時間を明確にし、9時~18時といったスケジュールで働ける環境を整えています。企業でもフレックスタイム制や裁量労働制を取り入れている場合がありますが、勤務時間の自由度が高くなるだけなので自分で規則的な働き方にすることが可能です。
また、残業を減らしたいからというのも企業転職を選ぶ理由として有名です。大手で安定した基盤ができている企業であれば、残業ゼロを目指してワークライフバランスを整えられるようにしようと努力している場合がほとんどです。残業なしでプライベートの時間を十分に確保できるようにしたいと思った看護師も、よく企業への転職を選んでいます。

#看護師の企業転職ではどこが人気?

看護師が企業に転職するときにはどこが人気なのでしょうか。最近のトレンドから候補となる業種を分類したので参考にしてください。

・医薬品や医療機器のメーカー

看護師から最も人気があるのは医薬品や医療機器のメーカーです。医療現場での経験を生かして働くことができるメリットがあるので転職しやすい傾向があります。MRやMSL、臨床開発モニターなどの高度な専門職が人気です。また、コールセンターや企画職、広報職で働いている人もいます。医療そのものや医療現場の知識があると働きやすい環境があるため、看護師にとって人気が高い業種です。

・介護用品や健康食品のメーカー

介護用品や健康食品のメーカーも看護師から人気があります。医療・福祉とつながりがある分野なので、看護師の資格を生かしやすいからです。営業職や企画職、広報職などのさまざまな職種に転職している人がいます。

・医療や福祉を取り扱っているメディア

医療や福祉のメディアも看護師から人気です。雑誌やウェブメディアなどの運営を支えるメンバーとして取材をしたり、ライターとして記事を書いたりする職種があります。また、看護師として働いている間に学会活動に取り組んできた人は、学会誌のスタッフに転職しているケースもあります。

・健康相談室を設けている企業

健康相談室のスタッフとして働く方法も看護師から人気があります。体調が優れない社員をフォローしたり、本当に病気になってしまっている人を病院に送ったりする仕事です。産業医の補助をして健康診断スケジュール調整などを担当する場合もあります。安定したスケジュールで働きやすく、臨床現場で培ってきたスキルを生かしやすいのが魅力です。

・医療や福祉の課題解決に取り組むIT企業

IT企業に転職している看護師もいます。エンジニアやプログラマとして働くのではなく、看護課題や医療課題について知識がある人材として企画職や営業職に転職するのが一般的です。現場の業務効率化の役に立つITツールの開発に貢献したり、開発したツールを臨床現場に伝えて導入してもらうことを目指したりするのが仕事になります。看護師として働く中で培ってきた人脈も活用できる点で魅力がある働き方です。

#看護師が企業に転職するときの注意点

看護師は企業への転職にメリットがたくさんあるのは確かです。ただ、思っていたような転職ができない場合もあります。ここでは企業転職を目指したいと考えている看護師のために注意点をまとめて紹介します。

・看護スキルは強みになるとは限らない

現場で培ってきた看護スキルそのものは企業に転職すると生かせなくなる場合がほとんどです。看護スキルが優れていることを強みにして転職することはできないと考えましょう。健康相談室勤務の場合には評価対象とされる可能性はありますが、医療機器の操作などのスキルの必要性はありません。看護スキルがあることでロボット開発に貢献できるといった発想は可能性がゼロではありませんが、基本的には看護スキル以外で自分の強みをアピールできるようになる必要があります。

・現場経験以外に追加スキルも必要になる

企業転職の場合には、看護師は現場経験があるから転職できるというわけではありません。他のスキルを見つけてアピールできなければなかなか採用してもらえないので注意しましょう。看護師資格と臨床現場での人のつながりは転職先の企業によっては評価対象になります。しかし、実際には志望職種に応じた追加スキルを身に付けることが必要です。コミュニケーションスキルなどの汎用性のあるスキルを磨くことも重要ですが、脂肪職種に特化したスキルを学ぶことも検討しましょう。

・大手の門戸は狭い

残業なしの企業で働きたいと考えて転職するときには注意が必要です。大手企業では残業をなくす方向で取り組みを続けている傾向があります。大手に転職できれば安定した働き方ができるでしょう。しかし、大手企業では人材確保に成功していることが多いため、中途採用枠があまりありません。人気もあるので門戸が狭いことは覚悟して転職活動に挑むことが必要です。
中小企業の場合には経営継続を優先している場合が多く、残業なしで働けることはあまりありません。多少の残業があることは覚悟して、希望するスケジュール感で働ける企業を探すのが無難です。大手にこだわっているとなかなか転職できなくて苦労しがちなので、中小企業も視野に入れて転職先を探す方法がおすすめです。

まとめ

看護師の企業への転職について基本事項から人気のある業種まで広く紹介してきました。看護師が企業転職する魅力や注意点を理解できたでしょうか。企業に転職して成功している看護師はたくさんいます。医療や介護の臨床現場での看護業務にこだわらずに自分なりの働き方を考えて、企業への転職も前向きに検討するようにしましょう。

こんな記事/動画も見られています

 

こちらの本が読まれています

意見をメールする 更新情報を受け取る

バックナンバー

 

【看護師お役立ちコラム】への応募・問合わせ

名前【必須】
電話番号
Eメール【必須】
Eメール(確認)【必須】
問合わせ・応募内容
【必須】

 

Facebook Twitter email
看護師の転職・求人。病院を動画で確認!ミスマッチを防ぎます Pagetop