ライフラインチャートで就職の自己分析!看護師が使うコツも紹介!

会員登録 ログイン
メニュー
#2363 2023/10/31UP
ライフラインチャートで就職の自己分析!看護師が使うコツも紹介!
更新情報を受け取る mail このエントリーをはてなブックマークに追加
mail

これから初めて就職する看護師にとってライフラインチャートは自己分析ツールとして役に立ちます。ライフラインチャートについてあまり知識がなくて、使えるのかどうかがよくわからなかった人も多いでしょう。ここでは看護師の就職でライフラインチャートを使うコツを解説します。ライフラインチャートによる自己分析をする方法も具体的に紹介するので参考にしてください。

#ライフラインチャートとは

ライフラインチャートとは今まで生きてきた中での今までの気持ちの浮き沈みを示すグラフです。モチベーショングラフと呼ばれることもあります。今まで生きてきた中には楽しくてモチベーションが高いときもあったでしょう。逆に自暴自棄になってしまうくらいに気持ちが沈んでしまったこともあるかもしれません。ライフラインチャートはこのような気持ちの浮き沈みを時系列的に図示してまとめる方法です。

・チャートの作成を通して過去を顧みる自己分析フレームワーク

ライフラインチャートは作成を通して自分の過去を感情ベースで顧みることができる自己分析フレームワークです。看護師として就職したら、毎日楽しくモチベーションを上げて働きたいと思うのではないでしょうか。やりたい仕事で成果を出して、もっと働きたいという気持ちになれるのが理想です。ただ、実際には看護師は仕事のストレスも大きいので、感情の浮き沈みが起こることは避けられません。
ライフラインチャートを通して過去を顧みると自分のモチベーションを動かすイベントがどんなものだったかがはっきりとします。なぜモチベーションが動いたのかも丁寧に分析すると、やりがいのある仕事を選び出せるようになります。

・モチベーション重視での就職先選びに効果的

ライフラインチャートは就職先の選び方としてモチベーションやフィーリングを重視したい人に適しています。何があると自分のモチベーションが上がるのか、どんなイベントがあると感情が落ち込んでしまうのかといった点を冷静に分析できるフレームワークだからです。モチベーションに影響する要因は非常にたくさんあります。就職先によって担当する可能性のある看護業務、将来のキャリアパスも違うでしょう。診療科によってやりがいがあるかどうかが変わることもよくあります。給与などの待遇面や、ワークライフバランスも重要な要素です。いろいろな条件を加味して総合的にモチベーションが上がる就職先を選び出したいならライフラインチャートを作成してみましょう。

#ライフラインチャートで就職の自己分析をする流れ

ライフラインチャートを作成して自己分析する流れを以下にまとめました。看護師の就職で役に立つ分析方法を簡単に見ていきましょう。

・チャートの縦軸と横軸を書く

まずはライフラインチャートの縦軸と横軸を書きます。縦軸はモチベーションの軸です。満足度ややりがいといった言葉にしても問題ありません。縦軸の目盛りは特につけなくても構いません。モチベーションが相対的にどのくらい上がったか、下がったかをフィーリングで書けた方がリアリティがあるので、目盛りなしで作成しましょう。
ライフラインチャートの横軸は時間軸です。月単位や年単位で目盛りを付けても良いですが、年齢や就学先などで目盛りを付けたり、気になったライフイベントごとに目盛りを付けていったりする方法もあります。わかりやすいのは年齢で大まかに目盛りを付ける方法です。

・心が動いた過去のイベントを時期と合わせてリストアップする

ライフラインチャートの作成では、まずグラフ上にプロットする前に情報整理をします。心が動いた記憶がある過去のイベントを思い返しましょう。いつ頃のことだったかも「2002年の5月だった」というくらいでできるだけ正確に思い出してリストアップしていきます。コンテストで受賞したり、受験で落ちてしまったりした経験がある人もいるでしょう。成功や失敗という認識があるイベントはモチベーションを動かしているはずです。成功体験や失敗経験に着目するとイベントのリストアップをスムーズに進められます。

・イベントごとに詳細を分析して時系列でプロットする

ライフラインチャートにプロットを始めるときにはイベントごとにどんなエピソードだったかを思い返し、モチベーションがどのくらい上がったか、下がったかを考えます。昔のイベントから順番に考えていき、時系列でプロットをしていきましょう。看護学校で単位を落としてしまって途方に暮れてしまったときに、親友がサポートしてくれてレポート提出で単位を取れたというエピソードがあったとします。一気に落ち込んでグラフは下に下がり、親友のアドバイスや単位の取得をきっかけにしてグラフが上がるでしょう。イベントの前と後でモチベーションがどのくらい変わったかをフィーリングでわかるようにプロットしていくことを心がけると、イベントの影響力がわかるライフラインチャートになります。

・プロットとエピソードの内容を照らし合わせて分析する

ライフラインチャートができたら自己分析を進めます。プロットでのモチベーションの浮き沈みとエピソードの内容を照らし合わせることで、どんな要因がモチベーションに影響するかを抽出できます。看護師として働く上で大切な価値観を見出すことが可能です。個々のイベントの内容を思い返し、価値観の軸から再分析をするのもおすすめです。イベントで起こした具体的なアクションとその結果を考えると、自分が持っている長所や短所、得意や苦手も理解できます。

#看護師がライフラインチャートで自己分析をするコツ

看護師に就職するときにライフラインチャートを使って自己分析するときには重要なポイントが3つあります。ライフラインチャートを作成しただけで使いこなせなかったらもったいないので、上手な使い方を知っておきましょう。

・モチベーションを上げ下げするイベントを振り返る

ライフラインチャートを作成するときには、自分のモチベーションを動かすイベントをピックアップして振り返るのがコツです。特に感情の動きがなかったイベントまで全部振り返っていたら途方もない時間がかかります。看護師になるモチベーションが上がったシーンを思い返すと志望動機をまとめやすくなるでしょう。モチベーションが下がったシーンから苦手な職場の特徴を見出すようにすると就職先選びで失敗のリスクを減らせます。

・職場選びでは就職してからモチベーションが上がるかをイメージする

看護師がライフラインチャートを使って自己分析をするときには、モチベーションを意識するのが重要です。就職先でモチベーションを上げて働いていきたい人に向いている方法だからです。ライフラインチャートを使って職場選びをする際には、モチベーションが本当に上がるのかという疑問を投げかけながら探しましょう。ライフラインチャートで分析した結果は自分の過去に基づく分析で、今は気持ちが少し違うかもしれません。価値観はだんだんと変わっていくので、今、この就職先ならモチベーションが上がるかという視点で最後に考察しましょう。

・面接で質問に答えることを意識して分析する

ライフラインチャートは面接対策にも使えるのでおすすめです。面接で質問に答えるための情報を集めるという意識を持ちましょう。ライフラインチャートを通してモチベーションが上がる要因がわかったら。その要因を満たしている就職先が理想的です。例えば、裁量を与えられて行動し、成果を出すのがモチベーションになるとわかったとしましょう。過去に自分で考えて成果を出した経験があるからこそ出てきた結論でしょう。ライフラインチャートの作成・分析を通して思い出したエピソードは面接のときに根拠として添えられる話題になります。看護に直接関係がなかったとしても、強みとして伝えられるので、面接を意識して情報を整理していくのがおすすめです。

まとめ

看護師になるときにはモチベーションの上がる職場に就職できるのが理想的でしょう。ライフラインチャートで自己分析をすれば、働きがいがある職場を見つけ出すことができます。ここではライフラインチャートの使い方を詳しく紹介しました。就職を目指している看護師の方は自己分析のやり方の一つとして、ぜひライフラインチャートを試してみてください。

こんな記事/動画も見られています

 

こちらの本が読まれています

意見をメールする 更新情報を受け取る

バックナンバー

 

【看護師お役立ちコラム】への応募・問合わせ

名前【必須】
電話番号
Eメール【必須】
Eメール(確認)【必須】
問合わせ・応募内容
【必須】

 

Facebook Twitter email
看護師の転職・求人。病院を動画で確認!ミスマッチを防ぎます Pagetop