新卒看護師、病院以外に就職できる?おすすめの就職先を解説

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#2337 2023/10/05UP
新卒看護師、病院以外に就職できる?おすすめの就職先を解説
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看護師の就職先と言えば?多くの方が一番に思いつくのは”病院”でしょう。
しかし、看護師を目指しながらも、病院では働けそうにない・働きたくないと思っている看護学生さんもいます。
加えて、病院に就職したものの、すぐに辞めたくなってしまった新人看護師さんもいることでしょう。
本記事ではそんな方々のため、新卒看護師の病院以外の就職先や、病院以外を選択するメリット・デメリットをまとめみました。

 

看護師の転職しやすい時期やコツ

看護師が転職しやすい時期は4、10月
転職活動開始は何ヶ月前からがいいか
退職の申し出時期は遅くても1ヶ月前
ボーナス支給月からの逆算も
看護師が転職しやすい時期は4月、10月
看護師の転職をなるべく有利にすすめるためには、4月あるいは10月入職がベストです。

冬~春先、夏~秋口あたりから転職活動をはじめ、4月あるいは10月の入職を目標とします。

もちろんすべてがそうと言う訳ではありませんが、多くの病院や施設ではこのタイミングを目指して採用活動を開始します。

特に冬から春先は、求人数が最も豊富で幅広い選択肢から応募することができるでしょう。

4月入職を目指し、大体3ヶ月ほど前から転職活動を開始するのが最もおすすめです。

4、10月入職がおすすめな理由

転職活動スタート時の求人数が豊富
冬・夏のボーナス支給後に退職できる
転職活動開始は何ヶ月前からがいいか
転職活動は、考え始めたら早めに行動を取ることをおすすめします。
次の職場で働き始めたい時期(入職希望)より逆算して、約3ヶ月前から活動をはじめるといいでしょう。
なぜなら、転職活動にかかる時期・内定後に辞職の旨を伝える時期の2点を見越して考える必要があるためです。

この2つの時期を考慮して、スケジュールを立てましょう。

POINT!
なるべく早めに転職先を決めたいなら、転職サイトの利用がおすすめです。
転職サイトでは、求職者に向けてさまざまな転職支援を行っています。
転職活動は、求人検索や応募書類の準備、面接対策等のやるべきことが非常に多いです。
そのため、働きながら自力で活動をすることはなかなか困難です。
以下は、転職サイト・転職エージェントで受けられるサービスの一例です。

キャリア診断
キャリアプランの作成
応募書類添削・面接対策
求人紹介
職場環境の共有
各種手続きの代行
>>おすすめの看護師転職サイトを見る
>>【看護師転職サイト】おすすめランキング|希望が叶う職場選びをプロが徹底比較を見る

退職の申し出時期は遅くても1ヶ月前

無事内定が決まったら、現職場に辞職の意を伝えます。これは遅くとも、辞める1ヶ月前までには伝えましょう。なお、伝える時期がより早いと先方も余裕を持って人員募集をかけられるので、円満退社ができるでしょう。
なお、勤務形態や病院によって伝えるべき具体的タイミングは異なります。
例えば、就業規則にあらかじめ辞職について明記されているのであれば、その手順に従いましょう。(例:”〇ヶ月前までに申し出ること”など)
またシフト勤務の場合は、シフトが確定する前までには必ず伝えましょう。

ボーナス支給月からの逆算も

ボーナスをいただいてから辞めたいという看護師の方もいらっしゃるでしょう。
一般的にボーナス支給時期は6・12月頃なので、この時期までは在籍し、支給後に転職する流れが理想的です。
そのためには、支給日よりあとのタイミングで辞職の意が伝えられるよう、きちんと計画する必要があります。
誤って賞与額決定前に辞意を伝えてしまうと、病院によってはボーナスを減額または受け取れなくなる可能性もあります。
ボーナスを受け取ってから退職したい場合は、就業規則をきちんと確認し職場とトラブルにならないことを心がけましょう。

>>おすすめの看護師転職サイトを見る

看護師が転職しにくい時期

冒頭で4月、10月入職を目指すのが最もおすすめであるとご説明しましたが、基本的に看護師は慢性的な人手不足の現状があるため、他の職種に比べると通年をとおして転職は出来るでしょう。
ただし、4月~6月(年度初め~初夏)に転職活動をはじめるのは避けたほうが無難でしょう。

理由は以下の通りです。

・求人数が少なくなりがち
看護師求人は、年度末にかけて増加を続け、4月以降は減少の一途をたどります。
4月は新卒・既卒共に大量入社が見込めるため、それ以降は病院側の採用ニーズも低くなります。

・ライバルが増える
求人数に反比例する形で、求職者は増加傾向にあるようです。
・3月末という一区切りを迎え、心機一転退職を見込む看護師が多いためです。
看護師側の転職事情でいうと、3月に退職する方が最も多いと言われています。
退職後に仕事を探す方も多いため、4月、5月あたりは競争率がやや高めになるのです。
個人の事情もあるため、転職してはいけないという時期はありませんが、4月~6月に転職活動をはじめる場合は、想定よりも長期間となることも見越しておきましょう。

看護師は何年目で転職するべきなのか

看護師は何年目で転職するのがより良いのでしょうか。ここでは、病院側の評価軸をもとに、適切なタイミングを解説します。
まず結論から言うと、5年目以降での転職がおすすめです。看護師業界における転職では、若さ・やる気よりも即戦力であることや十分な看護技術が評価される傾向にあるためです。
5年目ともなると、いわば中堅看護師にあたるため、採用ニーズが非常に高まります。
以下は、日本看護協会が病院側に行った調査「看護師の賃金の実態」です。
看護師転職事情

参考:日本看護協会 看護職の賃金の実態
これによると、約9割の病院は看護師の経験年数をすべてあるいは一部評価するとされています。採用時にはいかに経験年数が評価されるかが分かるでしょう。
ただし、個人の事情やキャリアビジョンによっては、5年を待たずに転職を考える方も多いはずです。

看護師が円満退社するための正しい順番

看護師は常に人手不足の状態なので、退職の際に苦労することもあります。
しかし、きちんと正しい順番で手続きを行えば、スムーズに円満退社できます。
ここでは、転職するまでの順番をご紹介します。

転職するまでの順番

就業規則を確認する
退職の意を伝える
退職日を調整する
退職届を提出する
引継ぎを行う
退職

STEP1. 就業規則を確認する

退職を考えた際に、まずやるべきことは「就業規則の確認」です。一般的には退職日の1ヶ月前ですが、就業規則によってはそれよりも前に申し出る必要があるかもしれません。
円満な退職を望むのであれば、就業規則で定められた期間までに退職の意を伝えるようにしましょう。

STEP2. 退職の意を伝える

退職する意思を直属の上司(看護部長、師長など)に伝えましょう。
定期的に面談や意向調査がある病因では、その機会に伝えるのがよいです。
また既に転職先が決まっているという方は、就業規則にかかわらず早めに伝えておくことが大切です。
「あまり時期が早いと退職日まで気まずいのではないか」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、万が一退職希望者が重なったり繁忙期に差し掛かってしまうと、通常より退職交渉が難航する可能性があります。
前もって伝えることで、病院側としても余裕をもって後任探しができるので、実はそのほうが助かることもあるのです。

STEP3. 退職日を調整する

上司と面談をして具体的な退職日を決定します。
希望と引継ぎ期間、有給休暇の消化有無、職場の人員計画を考慮して決めていきます。
ここで重要なポイントとして、職場の状況を加味しつつも、退職日の希望はきちんと伝えておくことです。

STEP4. 退職届を提出する

職場のルールに則って、退職届を提出しましょう。

STEP5. 引継ぎを行う

担当業務や役割等は退職日まできちんとこなすのはもちろん、同時に引継ぎも必要です。
後任スタッフに安心して引き継いでもらえるよう、必要に応じて資料等作成して準備しましょう。

STEP6. 退職

退職日です。患者さんやお世話になった病院関係者への挨拶も忘れずに行いましょう。挨拶は忙しい時間帯は避けるようにしましょう。

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【月別】看護師転職事情
転職活動をはじめる月として理想的なのは、何月でしょうか。
この章では、各月別でそれぞれの転職事情を以下の観点でご紹介します。

求人数の多い・少ない
求職者(ライバル)の多い・少ない
病院側の受け入れ態勢
【月別】看護師転職事情

1月・2月・3月
4月・5月・6月
7月・8月・9月
10月・11月・12月
1月・2月・3月
1年の中でも最も求人の多い時期です。2、3月のうちに内定を決め、4月から働き始めるといったスケジュールがベストでしょう。

求人倍率も高い水準ですが、このあたりから徐々に仕事を探す方も増えてくるため、動き出しは早い方がより良いでしょう。

4月・5月・6月
年度末にかけて転職市場は追い風が続きますが、4月以降は一転、転職活動には不向きと言えるでしょう。

前章でもご紹介しましたが、4月入職者の採用を終えて病院側は人員が充足している状態です。

特に5月は、1年のなかでも最も転職活動に不向きであると言われています。

求人数の減少にもかかわらず、求職者の数が最も多いのです。実際、企業の有効求人倍率は5月が最も低い傾向にあります。

有効求人倍率とは
雇用動向を示す指標のひとつです。厚生労働省が全国のハローワークの求人数や求職者数をもとに算出し「一般職業紹介状況」で毎月発表しているもので、景気とほぼ一致しながら動きます。有効求人倍率が1を上回れば求職者の数よりも人を探している企業数が多く、下回れば求職者の数の方が多いことを示します。
よって、有効求人倍率が高ければ求職者にとっては有利で、低ければ求職者にとって不利と言えます。

7月・8月・9月
7月以降は、4月以降落ち込んだ求人倍率が回復し秋口の採用に向けて徐々に動き始める時期です。

求職者側は、夏のボーナスが支給されたあとで転職活動を始める方も出てくるでしょう。

年内のうちに転職したいという方は、7月頃から転職サイトへの登録や求人探しを行うことをおすすめします。

10月・11月・12月
10月からは、いよいよ採用活動が本格化する時期です。それに伴い、求人数も増加するでしょう。

求人数が多いことは、選択肢の幅が広がることになるので、求職者側にも嬉しい現象です。

一方で、この時期は仕事を探す看護師は少ない傾向にあるので、ライバルが少ないうちに転職活動を始めてしまいたいという方におすすめです。

【勤務年数別】看護就職職事情
新人看護師の転職
看護師3年目の転職
看護師4~5年目の転職
新人看護師の転職
看護師1年目の転職市場における価値は、経験者と比べると低いのが実情です。

教育制度や体制が整っている中・大規模の病院では、毎年新卒看護師を自院で採用しています。そのため、転職組の枠は少ないのが現状です。
また、小規模の病院では新人看護師の教育体制がそれほど整っていないため、中途採用として即戦力になる看護師を求めています。
ただ、第二新卒の看護師をむしろ積極的に受け入れている病院もあるので、それらに目星をつけておくと良いでしょう。

新人看護師|転職するメリット

新しい職場の環境に馴染みやすい
看護師1年目はまだこだわりや先入観が少ないため、新しい職場環境に馴染みやすいのがまずあります。
長年同じ職場で働いていると、ある程度働き方のスタイルが固定されてきてしまうので、新しい職場での柔軟力が弱まります。

就職で心機一転ができる

看護師1年目で転職し病院は無理!?看護学生・新卒看護師の本音
看護師免許を取得後、初めての就職先に適しているのは”病院”だとよく言われますよね。
※暗に総合病院を示していると考えられますので、ここでは”病院=総合病院”として話を進めます。
その理由は、学生時代に学んできたことをフルに発揮でき、臨床でさらなる教育を受け、経験を積み、看護師としての基礎を築くことができるからです。
将来的に病院以外で働きたいと考えていても、「最初は病院から」と考える方も少なくないでしょう。

まとめ

病院以外は求人倍率が高いので入念な準備が必要
確かに介護施設、訪問看護の求人はたくさんあります。
給料も病院とほぼ変わらず(残業・賞与分は減りますが)高収入が約束され、拘束時間も病院と比べれば短いとなると、人気が高いのもうなずけますよね。
病院よりも募集人員数が少ないため競争が激しく、求人倍率は常に高いのが現実です。
そのため、就職活動する段階で準備は抜かりなく行うことが要求されます。
以下の関連記事もあわせて読みながら、面接対策の参考にしてみてくださいね。

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