看護師の就職で自己PRと志望動機と退職理由を分けるコツ

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#2191 2023/05/16UP
看護師の就職で自己PRと志望動機と退職理由を分けるコツ
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看護師が就職や転職をするときには書類や面接の対策が必要になります。自己PRや志望動機、退職理由で何を伝えるか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。似たような内容になってしまうことが多いのでうまく分けるコツを知っておきましょう。

看護師が就職活動で求人に応募するときには書類選考と面接選考で合格するために準備をする必要があります。志望動機は何か、なぜ退職したのかというのは応募先が気にかけていることが多いので、どのように回答するかを考えておかなければならないでしょう。自己PRをするチャンスも多いため、何をアピールするかを考えるのが大切です。ただ、考えれば考えるほど3つとも同じような内容になってしまいがちです。ここでは履歴書と面接のそれぞれについて、どのように考えて対策をしたら良いかを解説します。

#履歴書では志望動機と自己PRから1つだけ選べるのが一般的

履歴書では志望動機と自己PRの1つだけを書くのが一般的で、退職理由も含めて書き分ける必要はありません。まずは書類選考の履歴書について詳しく見ていきましょう。

・履歴書の書式は自由に決められる

履歴書は書式が定められていないことがほとんどです。看護師は自分で履歴書の様式を決めて作成することになります。JIS規格の履歴書もありますが、必ずしも規格にこだわる必要はありません。履歴書に書かれているべき内容の記入欄があって、すべて埋められていれば書類として有効です。志望動機や自己PR、退職理由は履歴書の必須項目ではありません。欄を用意せずにどれも書かないという選択肢もあります。

・市販の履歴書では志望動機または自己PRが多い

市販の履歴書では志望動機欄か自己PR欄が設けられているのが一般的です。自由記述欄として自由に書けるようにしている書式もあります。志望動機も自己PRも書けるようにしている書式はあまりありません。退職理由についてもネガティブな印象を与えるリスクが高いことから、あえて履歴書の書式には入れていない場合がほとんどです。
このような状況を踏まえると、履歴書を書くときには志望動機か自己PRのどちらかを選んで対策すれば良いことがわかります。書き分ける必要がないので、履歴書だけなら比較的簡単に用意できるでしょう。

#面接では自己PRも志望動機も退職理由も聞かれる場合が多い

面接では自由に面接官が質問をするので、よくある質問は聞かれる場合が多いと考えた方が良いでしょう。大抵の面接では志望動機や退職理由も質問されますが、自己PRを求められることもよくあります。また、自己PRという形ではなく、何が強みか、何が弱みかといった質問をされることもあるので、柔軟に対応できるようにしておくのが大切です。

・看護師の経歴や応募先の採用方針によって聞かれる内容が変わる

実際には看護師の経歴や応募先の採用方針などによって面接で聞かれるポイントは変わります。面接時間は限られているので、もっと聞く必要性が高い項目がある場合には3つとも聞かれないことすらあります。また、時間が余ったから最後の数分で自己PRをしてくださいという流れになることもあるでしょう。面接の当日の受け答え次第で質問が変わることもあるので、基本的には3つとも聞かれる前提で用意しておくのがおすすめです。
ただ、どの質問が聞かれやすいかをあらかじめ予想することはできます。自己PR、退職理由、志望動機についてどのようなときに質問されやすいかを確認しておきましょう。

・自己PRを聞かれやすいケース

自己PRは経験が浅い看護師が応募したときや、人気があって応募が殺到しているときによく聞かれる点です。経験が浅い看護師の場合には職務経歴書だけではわからない魅力を持っているのではないかと期待されます。同じくらいの年齢と経験の看護師の中から光るところを持っている人を採用したいというときには、自己PRに時間を取って十分な説明をするように促されます。また、人気がある求人の場合には誰を選ぶかが重要な課題です。より良い看護師を選び出すために自己PRを通して魅力を取りこぼしなく把握しようとしているのが一般的です。

・退職理由を聞かれやすいケース

退職理由は前職以前の退職の流れに疑問点があるときには大抵聞かれます。半年しか働いていなかったのに退職した、将来を約束されるくらいの立場だったのに退職したなどといったケースでは理由を問われるでしょう。正職員だったのにパートで応募しているという場合にも家庭の事情があるのかを推察するために質問することがよくあります。基本的にはネガティブな要素がないかどうかをチェックするための質問です。

・志望動機を聞かれやすいケース

志望動機は誰でも聞かれる可能性がありますが、他の転職先も選べるスキルがある優秀な看護師や未経験の看護師は特に聞かれやすい傾向があります。優秀で他にも選択肢がある看護師の場合には、この施設のどこに興味を持ったのかが気になるので志望動機を聞かれます。採用意向が強い場合には、志望動機に沿って職務を与えられるように配慮してくれることもあります。一方、未経験の場合にはなぜ選んだのかが仕事のモチベーションにもかかわる重要なポイントです。そのため、詳しく志望動機の質疑応答がおこなわれるのが一般的です。

#看護師が3つとも聞かれたときに分けて答える方法

看護師は面接のときには退職理由と志望動機を聞かれた上で、さらに自己PRも求められることがあります。どれも同じような内容で答えてしまうと、話が続かずに面接の雰囲気も悪くなります。人材としても深みがあると期待していたのに拍子抜けだったと思われてしまいがちです。看護師は3つとも聞かれたときに内容を分けて回答できるようにしておくのが重要なので、どうやったら良いかをここで把握しておきましょう。

・3つに関連する内容をすべて書き出してまとめる

まずは退職理由、志望動機、自己PRに共通する内容をすべて書き出しましょう。似ている部分があるからこそ同じ内容になってしまいがちになります。まずは全体像を自分で把握するために、話せる内容をすべてリストにするのが大切です。

・退職理由と就職の志望動機の流れを考えて決める

話せる内容をリストアップしたら退職理由と志望動機の流れをまずは考えましょう。一般的に、退職理由があって転職を考え、志望動機のある施設を選ぶという流れで転職先を決めます。この自然な流れを作り上げるのが重要なポイントです。退職理由が結婚や出産や介護などのプライベートに関わることのときには考えやすいですが、人間関係や仕事内容の不満の場合には志望動機を重視して流れを作るのが大切です。例えば、前職の仕事で自分には合わない部分がストレスになっていて、解消するには志望先の方が良かったという流れを作ると良いでしょう。志望動機では具体的に志望先の魅力を列挙していき、自分が活躍できる職場だと思ったと結論付けるのが理想的です。

・自己PRは志望動機と関連性を持たせて切り分ける

自己PRは退職理由と就職の志望動機を説明した後で聞かれる場合がほとんどです。志望動機はある意味では自己PRなので、さらに肉付けをするというイメージで考えるのが良いでしょう。志望動機では伝えきれなかった自分の長所を伝えるのが最も良い方法です。例えば、退職理由との関連からスキル面の話題を志望動機で挙げたなら、自己PRではコミュニケーション力やひたむきさなどの性格面を挙げて話をするのが良い方法です。切り口を変えつつ、志望動機と自己PRの関連性を持たせられると説得力が高くなります。自己PRでも最終的には「だからこの施設を志望している」と伝えられるように流れを作りましょう。

まとめ

看護師にとって面接で自己PRと志望動機と退職理由を分けて話せるように対策するのは重要なポイントです。履歴書の段階では自己PRか志望動機だけで済みますが、面接に進んだら3つとも聞かれる可能性があります。どれにも関係する可能性があることをリストアップして切り分けをしておけば乗り越えられるので、きちんと準備をして面接に臨みましょう。

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