大学病院の看護師になる方法はある?就職事情をわかりやすく解説!

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#2188 2023/05/13UP
大学病院の看護師になる方法はある?就職事情をわかりやすく解説!
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大学病院の看護師になるにはどのような方法があるかが気になっていませんか。就職したいと思っている人も、転職を考えている人もいるでしょう。この記事では大学病院の看護師になる方法をわかりやすくまとめました。最新の事情を詳しく説明するので、これからできそうな方法を考えてみてください。

#大学病院の看護師になる一般的な方法

大学病院への就職では他の病院とは似ているところと違うところがあります。転職のときにも違う点があるので、まずは看護師として大学病院に就職する一般的な方法を一通り見ていきましょう。

・大学病院に附属の大学から内部生として就職する

大学病院の看護師になる方法として最も一般的なのは、附属の大学で看護学科を卒業し、内部生として採用してもらうという方法です。大学病院では看護学生をたくさん受け入れています。その大半が附属の大学で学んでいる看護学生です。大学病院の意図としては教育機関を担って社会的な責任を果たすという面もありますが、実習を通して現場にある程度の理解を持った看護師を獲得したいという面もあります。そのため、内部生として就職を希望する看護師を別枠で確保していることが多くなっています。病院経営をする上でも効率的な方法なので、内部就職がよくおこなわれているのが現状です。

・一般の新卒採用に応募する

大学病院では一般の新卒の人も募集しています。関連のない看護学校を卒業した学生も新卒募集に応募すれば採用してもらえるチャンスがあります。大学病院では新卒採用を徹底している場合が多く、規模も大きいので募集数は多めです。きちんと自己アピールをして魅力を理解してもらえれば採用してもらえるチャンスがあります。大学病院は教育システムが整っているので新卒の看護師からは大人気です。競争が激しいので希望通りに採用してもらえるとは限りませんが、チャレンジすれば就職できる可能性はもちろんあります。

・中途採用に応募する

大学病院では看護師の中途採用の募集をしている場合があります。中途採用についても新卒採用と同様に競争率が高いですが、即戦力になる看護師だと認めてもらえれば内定をもらえる可能性があります。

#大学院を経て大学病院の看護師になる方法

看護師が大学病院で働くには大学院に進学する方法があります。大学を卒業予定の人も、大学を卒業して看護師として働いている人も大学院に入学して修士課程、博士課程で学ぶことが可能です。大学院に進学すると大学病院に就職する方法が2つ生まれます。

・大学院の新卒として就職する

大学院の新卒として就職する方法があります。内部生として付属の大学院から就職することもできる場合がありますが、一般的にはあまり特別枠を設けて募集していません。大学院の新卒として一般の新卒採用に応募する形になる可能性が高いでしょう。それでも新卒枠で応募できるので、キャリアがある看護師にとっては大学病院に就職しやすい方法です。

・研究で成果を出してスカウトを受ける

大学病院に就職する道として、研究もできる看護師としてスカウトを受ける方法があります。大学病院は基礎研究から臨床研究まで幅広くおこなっていて、看護学会などの学術界で重要な役割を果たしているのが特徴です。研究機関としての成果を出すために研究力のある看護師を探しています。
大学院では看護にかかわる研究をするのが特徴です。研究によって成果を出して学会発表をしたり、学術論文を書いたりすると、研究力のある看護師として注目を浴びるようになり、スカウトを受けられる可能性が生まれます。学会に積極的に出てネットワーキングもするとスカウトされるチャンスがさらに広がるでしょう。

#大学病院で働く看護師になるには注意が必要

看護師が大学病院への就職を目指すときには注意点があります。以下の3つは理解した上で大学病院を目指しましょう。

・新卒は内部生でないと枠が少ない

新卒看護師が大学病院を目指すときには募集枠について注意が必要です。大抵の大学病院では内部生の採用を優先しているため、一般枠で応募するとかなり募集枠が狭くなっています。毎年たくさんの看護師を採用している大学病院でも、一般枠は若干名のことが多く、厳しい競争を切り抜けなければなりません。内部生も全員が採用されるわけではないので気を付けましょう。

・中途採用の募集は滅多にない

中途採用で大学病院を目指す場合には募集そのものがほとんどないのが注意点です。大学病院は全国各地、地方も含めて人気があるので通年で募集を出しているようなことはほとんどありません。退職者が出てきてやむを得ないときに募集を出す場合はありますが、安定した福利厚生が整っているので辞める人が少ないのも事実です。育児休業などの一時的な離職をする看護師を補えるくらいの看護師を雇っているので、任期付きの求人募集もあまりありません。たまたま見つかったときにチャンスが得られるくらいです。

・大学院から就職するのは道のりが長い

大学院に進学すると就職の道を切り開くことはできます。ただ、大学院から就職するには就学期間だけで2年間以上必要になるので注意しましょう。大学院の受験勉強をする期間も含めると3年以上かかる場合がほとんどです。また、大学院の新卒として採用してもらうのではなく、研究を通してスカウトされたいという場合には2年では目を見張るような成果を出せずに就職できない可能性が高いでしょう。博士課程に進学して5年間くらいは大学院で研究に没頭する必要があります。研究が好きな人なら問題ないかもしれませんが、大学病院に転職して働くのが目的なら道のりが長いのが問題になります。

#大学病院の看護師になるおすすめの方法

大学病院の看護師になるにはどのような方法が良いかイメージできたでしょうか。最後におすすめの方法を流れに沿って簡単に紹介します。

・働きたい大学病院を選ぶ

まずはどの大学病院で働きたいかを考えましょう。大学病院はそれぞれが異なる専門性を持っていて、地域に対する役割も少しずつ違います。どの地域で働きたいか、どのような形で医療にかかわっていきたいかをよく考えて候補を決めるのが大切です。

・附属の大学の看護学科に入って学ぶ

希望の大学病院が決まったら、附属の大学を受験して看護学科に入学しましょう。内部生として就職するのが最も可能性が高い就職方法だからです。4年間の就学が必要になりますが、看護師資格を持っていない人ならいずれにしても3年以上は就学しなければなりません。専門学校なら3年で済ませられるとはいえ、大学病院に就職する上では不利になります。1年間追加で勉強するだけで可能性が飛躍的に高くなるので、大学で看護師資格の取得を目指しましょう。
なお、働きたい大学を選ぶ時点でない内部生として就職する枠があるかどうかを確認しておくのも大切です。ただ、枠が明確に設けられていない場合でも内部生が優遇されていることがあるので、内定者情報を探して確認した方が良いでしょう。

・看護師資格を取得して内部就職する

最終学年になって就職活動をする時期になったら、大学附属病院の新卒募集に応募します。内部生としての枠を使って就職を勝ち取りましょう。そして、大学の卒業と看護師国家試験の受験に必要な単位を取得し、試験に合格して看護師資格を手に入れます。無事に卒業したら大学病院の看護師として就職できます。内部就職のときには内定が出るタイミングが早い場合が多いですが、気を抜いてしまって単位を落としたり、国家試験の勉強の手を抜いたりしないように気を付けましょう。大学の卒業と国家試験の合格による免許取得が採用の要件なので、きちんとやるべきことをこなして就職を遂げるのが大切です。

まとめ

大学病院の看護師になるには附属の大学で看護学生になり、就職活動の時点で内部生として就職するのが最も無難です。これから看護師になりたいと思っている人にはおすすめの方法です。看護師として働いている方には狭き門ですが、大学院に進学して就職する、中途採用を狙うといった方法もあるので前向きに転職を検討してみましょう。

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