大学病院の看護師になるには?4つの方法をわかりやすく紹介!

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#1999 2022/11/10UP
大学病院の看護師になるには?4つの方法をわかりやすく紹介!
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大学病院は先進医学を活用して先端医療をおこなっているので人気があります。看護師も大学病院で働きたいと思うことが多いですが、どうやったら大学病院の看護師になれるのでしょうか。ここでは今の状況に応じて大学病院の看護師になる方法をわかりやすく紹介します。

#【前提】大学病院の公開求人はほぼ存在しない

大学病院に転職したいと思っている看護師はまず押さえておいた方が良いポイントがあります。大学病院から看護師の公開求人が出ていることはほとんどありません。看護師が不足したときに公開求人を出している大学病院もないわけではありませんが、他の病院と違って中途採用の求人はほぼ存在しないので気を付けましょう。求人が出てくるのを待っていても年月が過ぎ去っていくだけになりがちです。
大学病院は看護師の間で人気が高く、内部での教育体制やサポート体制もしっかりとしています。そのため、離職する看護師も少なく、新卒看護師が毎年入ってくるので十分な人数を確保できているのが一般的です。地方でも必要な看護師を確保できているケースが多いことから、なかなか公開求人が出ることはありません。

#大学病院の看護師になる方法は4つ

大学病院の公開求人に出会えることはほぼないという前提で、どのようにしたら大学病院の看護師になれるのでしょうか。ここでは大学病院の看護師になる方法を4つ紹介します。

・大学や専門学校の新卒採用で大学病院を選ぶ

在学中なら新卒採用で大学病院に応募するのが最も近道です。大学病院では大学、短大、専門学校のどこからも新卒を募集しています。新卒の看護師を院内の教育システムで徹底して育て上げる方針の病院が多く、新卒採用が重視されています。大学病院では同じ大学を卒業した看護師を採用するのではないかと思われがちですが、一概にその傾向があるとは言えません。勝手を知っている点で育てやすいという考えで優先する場合もあるでしょう。しかし、基本的にはどの学校からでも均等な機会があります。

・大学院に入学して新卒として大学病院を目指す

大学病院では新卒採用に力を注ぐ傾向が強いのに着目して、大学院卒の新卒として目指す道もあります。大卒や短大卒などの学歴がある人なら看護系の大学院に進学することがいつでもできます。修士課程なら2年間で卒業できるのが一般的で、在学中に就職活動を進めることが可能です。大学院卒の新卒採用も大学病院ではよくおこなっています。大卒や短大卒、専門学校卒に比べると、大学院卒の人は少ないので競争率が低いのがメリットです。ただ、2年間は大学院に行って講義を受けたり、研究をしたりする必要があります。看護について深い知識を得られるので、スキルアップの機会にもなると考えて大学院に通いましょう。研究や学会参加の経験も積めるため、他の看護師とは違う視点で看護に取り組めるようになるのはメリットです。このような強みを生かすと大学病院の採用面接でも有利になれます。

・学術研究を進めて人脈でスカウトを受ける

大学病院では医療に関連する基礎研究や臨床研究が活発におこなわれています。学術研究に貢献できる看護師を採用するのが大きな課題になっている大学病院もあります。そのため、看護師として臨床研究を進めていき、学術大会で発表して人脈を作るのも良い方法です。研究結果が注目されて学会賞を受賞できたり、特徴的な研究に興味を持ってくれる人が出てきたりしたときには大学病院にスカウトされる可能性があります。優秀な内容の学術研究をしなければならないので大変ですが、学術研究が好きな看護師にとってはチャンスがある方法です。

・ベテランになって転職エージェントに紹介してもらう

大学病院は中途の人材をまったく募集していないわけではありません。経験を積んだベテラン看護師を募集するときには、人材紹介会社を利用していることが多いため、公開求人が出てきていないだけです。大学病院に転職したいなら、ベテランとして十分な経験を積んだ上で転職エージェントに相談しましょう。転職エージェントに登録すると、その会社が持っている非公開求人の紹介を受けられる可能性があります。大学病院に転職したいという話をしておくと、スキルがマッチする求人があったときに声をかけてもらえます。大学病院では高い専門性を持っているベテラン看護師の獲得を目指していることがしばしばあります。はっきりと示せる強みとして認定看護師や専門看護師になるなどの対策もしておきましょう。

#大学病院の看護師になるにはどの方法がベスト?

大学病院の看護師になる方法を4つ紹介しましたが、どれがベストなのか迷ってしまった人もいるでしょう。今の自分の状況をよく考えるとどの方法が良いかがわかります。ここでは選び方をわかりやすくまとめたので参考にしてください。

・在学中なら新卒で大学病院を選ぶのがベスト

大学や大学院、短大や専門学校に在学中の学生なら、新卒として大学病院の求人を選びましょう。大学病院の看護師になる方法として最もストレートです。一つの大学病院だけに限定してしまうと採用を見送られてしまうリスクがあります。働く地域にこだわりがある場合には数は限定されますが、特にこだわりがないならできるだけ広い地域に視野を広げて求人を探すのがおすすめです。今住んでいる地域だけでなく、住んでみたい地域や地元なども考慮すると視野を広げやすいでしょう。大半の大学病院は毎年看護師の求人を出しています。競争が激しいことを考慮して、可能な限り多くの求人に応募しましょう。

・大学病院を目指す理由が学術研究なら実績を積むのがベスト

大学病院で働きたいと思っている理由が学術研究をしていきたいからだという人もいるでしょう。学術研究に焦点を当てると確かに研究設備も整っていて、研究を進めて成果を発表しようという意欲がある大学病院な魅力的です。この場合には実績を生かして転職するのがおすすめです。現在所属している病院やクリニックで研究できるのであれば、実績を作ってスカウトを受けられるように努力しましょう。もし現在の職場で研究するのが難しいなら、大学院に進学して研究の機会を手に入れるのが良い方法です。大学院の新卒として就職活動をすることも、スカウトを狙うこともできます。実績を学術大会で発表しないと大学病院から直接目を向けてもらえることはありません。大学病院に転職してから活躍できるようにするためにも、研究に力を注ぐ期間を作りましょう。

・他の理由で大学病院を目指すならキャリアに応じて選ぶのがベスト

異常の2つのどちらにも該当しない場合には、キャリアに応じて大学病院を目指しましょう。ベテラン看護師として数々の実績がある人や、認定看護師または専門看護師の資格がある人なら転職エージェントに大学病院の非公開求人を紹介してもらえるチャンスがあります。しかし、看護師になってまだ1年目や2年目の人ではキャリアを生かして紹介してもらうのは難しいでしょう。ただ、大学病院でも採用した看護師が結婚や妊娠などによって退職してしまうことがあるため、若手を補充したい場合があります。第二新卒くらいの年齢の看護師も転職エージェントから紹介を受けられる可能性があるので登録してみるのがおすすめです。
最も大学病院に転職するのが難しいのは実は中堅層です。30歳代で経験的にもマネジメントをしたことはなく、認定看護師などの資格も取っていないという場合には求人紹介を得るのは難しいでしょう。大学病院で働きたいなら最も近道になるのが大学院進学です。大学院は30代でも試験に合格したら入学できるので、2年間の勉強を経て新卒として大学病院を目指しましょう。

まとめ

大学病院では中途採用の公開求人を出していることはほとんどありません。新卒採用で応募するか、転職エージェントに登録して非公開求人を紹介してもらうか、大学病院から直接スカウトを受ける必要があります。大学院に進学して新卒として就職活動をするのが比較的やりやすい方法です。社会で働いている看護師は大学院進学を検討してみましょう。

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