就職試験の履歴書や面接で意識すべきことは、第一印象と数値化の2点

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#1925 2022/08/30UP
就職試験の履歴書や面接で意識すべきことは、第一印象と数値化の2点
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就職試験における履歴書や面接で意識すべきことは、第一印象と数値化の2点です。
第一印象が重要な理由は、人間は第一印象でもった感情によって評価が決まりやすい傾向にあるからです。
数値化が重要な理由は、履歴書や面接官との質問において、客観的に判断しやすい数値という指標が無ければ、その人物の良し悪しを決めることすら困難となるからです。

タイトル
履歴書や面接で意識すべきことは、第一印象と数値化の2点

・なぜ第一印象が重要なのか?

第一印象が重要な理由は、人間は第一印象でもった感情によって評価が決まりやすい傾向にあるからです。
特に、履歴書や面接という短時間で得られる情報において、第一印象という要素は非常に重要だといえます。
心理学者のアルバート・メラビアンの提唱したメラビアンの法則から引用すると、相手に与える印象のうち、視覚情報は55%を占めます。
言語情報(話の内容)は7%、聴覚情報(口調)は38%と視覚情報とは差があります。
極端な話、面接時の初対面の第一印象を決める要素は、入室してきた瞬間の視覚情報のみですよね。
つまり、初めて面接官や将来の上司と会う瞬間の情報は、視覚情報に限られるといっても過言ではありません。
では、例えばここで、落ち着きがない、緊張している、身だしなみに清潔感が無い、
そんな印象を与えてしまってはどうでしょうか?
その後、面接官との質問にどんなに良い回答をしたとしても、第一印象は変えることができません。
逆に第一印象が良ければ、後の回答が例え悪かったとしても、第一印象の良さは残ります。
こういった現象をハロー効果と呼び、ある特徴に影響されて、他の特徴の評価に影響を与える現象は、日常的にも感じることがあるのではないでしょうか。
文字がきれいな人は何事にも丁寧で誠実、逆に汚い人は粗雑なイメージがあるかもしれません。
これは、あくまでイメージです。実際には全く関係がありませんが、そんなイメージを抱いてしまってもおかしくありませんよね。
面接官の立場からすると、就職希望者の中から可能な限り優秀な人材を探したいと思っているはずです。
初めて会うという瞬間は、将来の経営を左右しかねない重要な人材発掘の機会といえるのです。
心理学的な知見からも、第一印象が非常に重要だということがわかります。
第一印象で試験の合否が決まるといっても過言ではない瞬間です、身だしなみや視線などには十分注意しましょう。

・なぜ数値化が重要なのか?

数値化というのは、相手と共通の尺度を用いる際に非常に便利なものです。
例えば主観的な痛みというものを相手に伝えるとき、どのように伝えますか?
すごく痛い、ちょっと痛い、死ぬほど痛い、人によって伝え方は変わってしまいます。
そこで数値化を行ってみましょう。
全く痛くないを0として、最大の痛みを10としましょう。
現在の痛みは何点ですか?と問うと、他者と共通の尺度を用いることができるので、理解しやすくなります。
また、数値が変化したということは、痛みが変化したとも言えるので、時系列で変化を追う事も容易となります。
主観的なものを客観的に変化し得る手段して数値化というものは非常に便利な手段といえます。

・数値化が履歴書や就職面接において重要な理由

履歴書や面接官との質問において、客観的に判断しやすい数値という指標が無ければ、その人物の良し悪しを決めることすら困難となるからです。
これは、履歴書や面接などで自己PRや、今までの経験、自分の短所などを聞かれることが多々あります。
看護師や医療福祉系の面接では、必ず出る質問といっても過言ではありません。
その際に、他者が聞いて理解しやすく、納得が行く回答を用意する必要があります。
そういった問題を解決する際に、数値化した回答であると、話に論理性や説得性が出るのです。
例えば、自己PRにおいて粘り強くコツコツ続けることができます、そう答えたとします。
悪くありません。そういった方は職場に重宝されますし、長年一つの職場で頑張ってくれる可能性があるからです。
面接官からすると、魅力的な人材に見えることでしょう。
しかし、面接官はもう少し深く思考します。
粘り強くコツコツ続けるとは、いったいどういうことだろうか?
何を根拠に言っているのだろうか?
粘り強いイメージというのが、自分と他者で共通ではないからです。
あくまで、粘り強くコツコツ続けることができる、という主観的な評価でしかないのです。
その自己PRは、相手と共通の尺度が存在しないために話が伝わらないのです。
そこで、粘り強いということを数値化してみましょう。
私は、毎朝30分ランニングをしています、ランニングを始めて今年で5年目になりました。
雨の日は家の中でスクワットとデッドリフトを行うなどして運動の時間を毎日30分確保しています。
この5年間、一日も欠かさずこの運動を続けていました。
それは、フルマラソンで3時間を切るという目標があるからです。
今はまだ目標を達成できていませんが、タイムは伸びてきているので、この運動はこれからも続けていくつもりです。
このように、私は目標を自分で作って、それに向かって粘り強くコツコツ続けることができます。
3日坊主という言葉がありますが、私の周りにも5年も毎日運動を続けている人はいません。
周りと比べても、粘り強く物事を進めていける力が私にはあると思います。
このような自己PRではどうでしょうか。
数値化することで、5年間毎日30分の運動という、共通の尺度や粘り強いイメージが湧いたのではないでしょうか。
自己PRの話の内容に論理性と説得性が出るのです。
相手に短時間でわかりやすく伝えるという意味で、数値化は絶対に必要です。
もし、主観的な話の内容になってしまうようであれば、数値化できるポイントを探してみて下さい。
あなたが何を話したいかではなく、採用担当者は何を見ているか、どんな人材が欲しいか、ここを徹底的に考える必要があります。
そうすれば、おのずと第一印象や数値化というものが如何に重要かがご理解いただけるのではないでしょうか。
本番前の用意として数値化、本番の心構えとして第一印象をキーワードに就職に望んでみてください。

・全体を俯瞰するとPREP法で話すことで、論理的な会話展開にできる

以上のように、第一印象と数値化が非常に重要だということをお伝えしました。
しかし、ここでもう少し俯瞰して話の全体像を見てみます。
そうすると、結論-理由-具体例-結論という、PREP法で話が進んでいることがわかります。
PREP法は相手にわかりやすく伝えたり、論理的な話の組み立てを行う上で必須の方法です。
あなたの話は面白いけど、何が言いたいの?と言われたことはありませんか?
日本語の構成として、結論は最後に並ぶ傾向があります。
つまり、結局何が言いたいのか、結局どうなったのか、結論は何なのか。
こういった最重要ポイントが、話を最後まで聞かなければわからない、という難点があります。
その問題を解決するのがPREP法です。
結論から話すことで、重要な話が何なのか、いくつあるのか、論ずる立場などが明確に伝わります。
次に、結論の理由を話すことで、何故そう思うのかという肉付けができます。
人間はなぜその行動に至ったのか、という過程を大切にしますので、自分の意見をしっかりと述べられるようにしましょう。
そして結論と理由の具体例を話すことで、相手にしっかりとイメージをしてもらえるように話しましょう。
この時に数値化できるものは数値化してしまえば、より具体性が高まります。
最後に、結論を再度伝えることで印象を強くします。
このように、全体としてはPREP法を用いて話の論理展開を拡げることで、良い第一印象と相まって有用な人材と判断してもらえる可能性が高まります。

まとめ

あなたが何を話したいかではなく、採用担当者は何を見ているか、どんな人材が欲しいか、ここを徹底的に考える必要があります。
そうすれば、おのずと第一印象や数値化というものが如何に重要かがご理解いただけるのではないでしょうか。
本番前の用意として数値化、本番の心構えとして第一印象をキーワードに就職に望んでみてください。

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