美容系看護師になるには?求められるスキルとメリット・デメリット

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#2550 2024/05/03UP
美容系看護師になるには?求められるスキルとメリット・デメリット
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美容系看護師に求められるスキルは一般の看護師と異なり、営業力や美意識も必要です。そして美容系看護師は年収が高い、お得に施術が受けられるなどのメリットがありますが、キャリアとして評価されにくいなどのデメリットおあるので、デメリットを良く理解して転職しましょう。

給料が良い、労働時間が決まっていて夜勤がないことから、主に若い看護師を中心に人気が高い美容系のクリニック。特に都市部は美容クリニックが増えているものの、看護師の倍率の高さは相変わらずです。そこで美容系の看護師になるには、どんなスキルを身に着け、その後どのようなキャリアを積んでいくのが良いのでしょうか。ここでは、美容系看護師の目指し方とその後について解説します。

・美容系看護師に求められるスキル・資格

美容系看護師は他の診療科目と比べると求められるスキルや経験が異なります。そのため、周りに聞いても情報を集めきれないなど不安に思っている人もいるでしょう。それでは、美容系看護師に必要なスキルや資格について解説します。

「1年以上の看護師としての実務経験」
美容クリニックに就職するには、転職サイトを経由する方法が一般的です。しかし転職サイトの求人を見てみると、実務経験が必須で未経験から美容クリニックへ就職する方法はほぼ0と言えます。
看護師資格さえ持っていればOKの求人もありますが、美容系看護師は倍率が高いので未経験よりも経験者が優先されてしまいます。
したがって、美容系看護師を目指すならまずは1年病院などで看護師としての経験を積みましょう。

「注射・点滴・採血の経験」
美容クリニックでは検査や美容点滴など注射器を取り扱う機会が多いです。そのため、看護師としての経験の中でも特に注射に関するスキルを磨く必要があります。

「美意識」
美容系看護師と病院の看護師に求められるもので大きく異なるのが美意識です。

病院の看護師だと患者さんの対応が最優先なので、特に病棟勤務だとメイクどころではないでしょう。それに対して美容系の看護師は肌の管理など日頃から美に対する意識の高さが欠かせません。美容クリニックにやってくる患者さんの目的はきれいになることです。担当する看護師の髪がボサボサだったり、肌が汚かったりすると患者さんは本当にここできれいになれるんだろうかと不安になるでしょう。患者さんからの信頼に直結するので、美容系看護師には高い美意識が求められます。

「営業力」
美容系看護師には、サービスを相手に理解してもらい、相手が必要としているものを提供する営業力も必要です。

美容クリニックは一般の病院とは違い自由診療です。そのため、患者さんの悩みを聞き出して、それを解決できる施術を提案します。ただ基本美容診療における解決策は1つではありません。複数の施術を組み合わせることでより効果が出ることもあります。しかし患者さんの予算には限りがあるので、その予算に合わせた提案ができる営業能力が必要です。

また、美容系看護師の場合、売上によって給与が上がる職場も多いです。そのため、美容系看護師は看護師でありながら営業マンとしての能力も求められます。

・美容皮膚科・美容外科の違い

美容系看護師の働き先は主に美容皮膚科と美容外科の2つです。それぞれ施術内容や患者の層、求められるスキルが変わってくるので、どちらが良いか、自分のスキルと経歴に合わせて選びましょう。それでは、美容皮膚科・美容外科の診療内容について解説します。

「美容皮膚科」
美容皮膚科は主に肌の悩みに関する悩みを解決します。取り扱う内容は医療脱毛やニキビ・シワ・シミ治療、美容点滴など。美容皮膚科は看護師が実際に機械を操作して施術を行ったり、注射をしたりする業務が多いです。特に機械は看護師として働いていると触れることがないものも多いので、機械に触ることに抵抗がないことが大切です。

「美容外科」
美容外科は美容整形など骨に関わる施術を行います。看護師の業務内容は手術の準備や補助など。

施術の内容はヒアルロン酸注入から骨を切る施術まで範囲が広いです。美容皮膚科と比べると美容外科は施術の規模が大きく複雑になる分、金額も数十万円?数百万円と高額なものを多く取り扱います。金額が大きく手軽にできない施術内容になるので、美容外科に関しては美容皮膚科と比べて見た目に関する悩みが深刻な人が多いです。それ故に相手のコンプレックスを刺激しないように施術を提案していく気遣いも求められます。

・美容系看護師になるメリット

美容系看護師は一般の病院勤務の看護師と比べると、メリットが多く、若い人を中心に目指す人が多いです。それでは具体的に美容系看護師にはどんなメリットがあるか見ていきましょう。

「夜勤がない」
看護師の中でも特に辛いのが夜勤です。しかし若いうちは年収が低く、夜勤手当がないと生活できない看護師も少なくありません。美容系看護師の働き先である美容クリニックは基本営業時間は遅くても20時まで。病棟を持たず、原則夜勤がないので、規則正しい生活を送れます。また美容クリニックは保険診療の病院と違って自由診療なので、病院の経営に余裕があるケースが多いです。それ故に夜勤なしでもある程度の収入が保証されてお金に余裕のある生活を送れます。

「インセンティブがある」
美容クリニックは、いかに患者さんに高額な契約をしてもらうかが大切です。そのため、看護師には営業職としてのスキルも求められます。
そして営業として成果を出せた場合、その分を給料に上乗せする形で評価してもらえます。
インセンティブ次第では同世代の倍以上稼ぐことができるので、若いうちから看護師資格を活かしつつお金を稼ぎたい人にぴったりと言えるでしょう。

「割引料金で施術が受けられる」
美容クリニックの中には、そのクリニックで働くと割引料金で施術を受けられるところも多いです。美容クリニックで働こうとする看護師の中には、美に対するこだわりが強く、自分の見た目に関するコンプレックスを持っている人も少なくありません。しかし美容クリニックの施術は基本高額です。そこで美容クリニックで働くことでお得にきれいになれます。

・美容系看護師のデメリット

美容系看護師にはデメリットもあります。場合によっては希望するキャリアに戻れないこともあるので、美容系看護師への転職は慎重にならなければいけません。それでは、美容系看護師へ転職するデメリットについて解説します。

「一般病棟に戻りにくい」
美容クリニックなど美容系の診療科目は看護師としての臨床経験にカウントされにくいです。そのため、美容系看護師としてのキャリアに不安を感じて一般診療科目への転職を考えたときに、美容クリニックでの実務経験を評価してもらえないことがあります。
美容クリニックで求められるスキルは一般の看護師に求められるスキルとまったく異なります。

それ故に病棟に戻りたいと思っても戻れない看護師が少なくありません。特に年齢が高くなると美容クリニックで働くことに不安を感じる人もいるでしょう。
美容クリニックへの転職を考えているなら後々のために3年は一般病棟で臨床経験を積んだ方が良いでしょう。

「平日休みが基本」
美容クリニックは社会人として働いている人をターゲットとしています。そのため、社会人の休日である土日や祝日は稼ぎ時であり、基本休めません。土日や祝日はイベントが開催されることも多く、イベントのために休みたくても休めないことも少なくありません。
平日休みは出かけたときに人が少ないなどメリットもありますが、人によってはカレンダー通りの休み方がしたい人もいるでしょう。この点に関してはクリニック次第な部分もあるので、休みに関してはしっかり確認を取って転職活動をしましょう。

まとめ

美容系看護師は看護師の中でも早く高い年収を稼げるとして人気が高いです。ただ、美容系看護師は働き先が少ない、人気が高いなどして転職の難易度が高いのも事実。しかも一度美容系k夏越に転職すると一般の看護師に戻るのは難しいです。そのため、美容系看護師になるにあたって自分はどんなスキルが必要なのか、適性はあるのかに加えて、将来的にどうなりたいのか、良く考えたうえで転職活動に臨みましょう。

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