内科の看護師になるメリットを解説!総合病院で配属されるには?

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#2422 2023/12/28UP
内科の看護師になるメリットを解説!総合病院で配属されるには?
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内科の看護師になりたいと思って就職や転職を考えていませんか?総合病院で内科に配属されたいと思っている人もいるでしょう。ここでは総合病院で内科で働く看護師になるメリットと、配属されるのに必要なことを紹介します。

内科の看護師とは?

内科に興味を持っている看護師は、内科に対してどのようなイメージを持っているでしょうか。内科とは何かを漠然としたイメージで考えているだけで、具体的に知らない人もいるでしょう。総合病院では内科がたくさんあります。大きな病院にある内科の診療科を列挙していくと以下のように数限りないくらいの候補があります。

・一般内科
・総合内科
・消化器内科
・胃腸内科
・呼吸器内科
・循環器内科
・腎臓内科
・泌尿器内科
・内分泌内科
・血液内科
・心療内科
・老年心療内科
・老年内科
・神経内科
・精神内科
・感染症内科
・腫瘍内科
・リウマチ内科
・糖尿病内科
・漢方内科
・代謝内科
・内視鏡内科

「内科」という名前がついていなくても、内科としての診療・治療をおこなっている診療科として、他にも以下のような例があります。

・リハビリテーション科
・耳鼻咽喉科
・皮膚科
・小児科
・婦人科

内科は一般的に手術による外科治療をせずに、薬物治療やカウンセリングなどを通して治療するのが特徴です。風邪の治療に抗生物質を出す、皮膚のただれを軟膏で治療するといった例が典型的です。内科には臓器や組織などによってそれぞれ専門分野があるため、多岐にわたる診療科が存在します。糖尿病内科やリウマチ内科のように特定の疾患に特化した内科も増えてきているのが現状です。

#内科の看護師になるメリット

看護師は内科で働くとどのようなメリットがあるのでしょうか。内科に転職したいという看護師はたくさんいます。内科の看護師になるメリットについてここで確認しておきましょう。

・手術対応の必要がない

内科の看護師になると手術対応の必要がないのがメリットです。手術室の看護師と連携して患者を送り届けたり、術前術後ケアをしたりする必要がありません。基本的には通院患者のケアや病棟に入院している患者の対応をするのが内科の看護師の役割になります。手術室では想定外のことが起こることがしばしばあるため、2時間で終わる予定だった手術が6時間かかることも少なくありません。担当の看護師になると手術が終わるまでずっと待機しなければならない場合もあります。内科では原則として手術がないので、手術トラブルによって残業を余儀なくされるようなことがないのがメリットです。

・長期的なケアに携われる

内科は患者の長期的なケアに携わっていくことができます。入院患者の場合には数週間から数ヶ月、場合によっては年単位でのケアをすることになります。通院患者の場合には一回限りのこともありますが、通常は数ヶ月から数年以上の治療になるので長い付き合いが必要です。患者とも顔見知りどころから、お互いによく知っている関係になれます。根気強く治療を続けなければならない患者をしっかりとサポートしていきたい看護師にとってやりがいがある仕事です。

・専門分野が広い

内科は専門分野が広いので、興味のある仕事を見つけやすいのがメリットです。一般内科のように風邪などのよくある症状の受け口になる診療科もありますが、腎臓内科や血液内科のように高度に専門化された診療科もあります。看護師が今後働いていく上で、自分が興味を持てる診療科を見つけられる可能性が高いでしょう。

・医薬品についての知識が身に付く

内科に勤務すると医薬品についての知識が身に付きます。病院では薬剤師がいるので、医薬品については薬剤師が説明を担当するのが一般的です。しかし、例えば注射剤を患者に投与するときには医師または看護師がおこなわなければなりません。投与するタイミングで患者から何の薬なのかを質問されたり、副作用がないのかが不安だと相談されたりすることもあります。患者の不安をなくすためにも薬についての知識を持つことが欠かせません。内科で働いていると必要性が高いので薬の知識を身に付けることができます。

#総合病院で内科の看護師になるには

総合病院で内科の看護師になる方法は3つあります。どの方法が良いかは今の状況によって違うので詳しく理解して、自分に合う方法を選びましょう。

・新卒で入職して希望する

これから大学や看護学校を卒業して新卒として総合病院に入職しようと考えている人は内科を希望しましょう。総合病院では入職後に配属先が決まる場合がほとんどです。3ヶ月~1年程度は専門の診療科を決めずに、いくつかの診療科を経験できることが多くなっています。短期間のオリエンテーションの後で専門の診療科が決まる場合もありますが、その時点で希望を出せる場合がほとんどです。病院によっては入職の時点で配属先が決まります。その場合にも面接のときに希望を聞かれるのが一般的です。新卒の人は比較的内科に配属してもらうのが簡単なので、希望を出せるタイミングを逃さないようにしましょう。

・転職で内科を志望して応募する

転職をする看護師の場合には内科を志望して応募することが必要です。総合病院での求人は看護師が不足している診療科から出されることが多くなっています。そのため、希望の内科から求人が出ているときに応募して転職しましょう。求人には具体的にどの診療科からの募集かが記載されていないこともあります。内科を志望できるかがわからないときには、病院に直接問い合わせて、採用されたときの配属方法を確認しましょう。

・転属の希望を出す

総合病院で働いている看護師の場合には転職せずに転属を希望する方法もあります。内科の看護師になることを希望して転属届や異動届などを提出すると受理される場合があります。希望の内科で働けるかどうかは現在所属している診療科と、希望を出した内科の状況によって異なるため、必ずしも転属できるとは限りません。希望した内科で看護師が充足していて受け入れられない場合や、病院経営上の都合で現在所属している診療科の看護師の不足が著しいので認められない場合があります。病院によって転属希望のルールは異なるので、規程を確認して内科に転属できるかを調べてみましょう。

#総合病院で内科の看護師になるときの注意点

総合病院で内科の看護師になるとメリットもありますが、気をつけた方が良い点もあります。ここでは総合病院の内科に配属された看護師のよくある不満を紹介します。

・手術に関する経験を積みにくい

内科の看護師は手術に関する経験を積むことはほとんどできません。病棟内で簡単な手術をすることはあるので、多少の手術補助の経験ができることもあります。しかし、外科とは違って手術室と連携を取ったり、シビアな術前術後ケアをしたりする経験を積むことはできないので注意しましょう。

・外来対応が多くなる

内科の看護師は外来対応が日中の半分くらいの時間を占めるのが一般的です。外来患者の対応が多くなるのがデメリットになる場合もあるので注意しましょう。外来患者はいろいろな人が来るので臨機応変な対応が求められます。コミュニケーション力があまりない看護師の場合には患者から不満に思われてしまうこともあります。自分でもうまく対応できてないと感じるようになり、仕事のストレスが大きくなる場合もあるので注意が必要です。

・希望の内科に配属されるのが難しい

内科に配属された看護師の中には、希望通りではなかったことを不満に思っている人もいます。総合病院では希望通りの内科に配属されることは容易ではありません。新卒の場合にはたくさんの看護師が採用されるので競争があります。人気の内科は競争が厳しいことが多いので、希望の内科に配属されず、やりたい仕事が結局できなかったと後悔する人もいます。

まとめ

内科の看護師について詳しく解説してきました。看護師にとって内科を目指すメリットと注意点が理解できたでしょうか。内科にはたくさんあるので、自分がやりたい仕事に従事できる診療科を選ぶのが大切です。総合病院では入職してから異なる診療科に転属できることもある点も念頭に置いて、内科で働く道を考えていきましょう。

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