仕事と家庭を両立できる職場選びの方法とポイント

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#1811 2022/05/08UP
仕事と家庭を両立できる職場選びの方法とポイント
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看護師って人の命に携わる素敵な仕事ですが、3K(きつい、汚い、危険)とも言われています。
また、女性にとって、結婚や出産によって看護師キャリアとどう向き合うべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
私は、今年で看護師になって丸5年。2年目で結婚し1児の母でもありますが、今までに5回の転職を経験しました。
転職を繰り返す中で見えてきた、仕事と家庭の両立のポイントについてお話していきます。

独身時代は、時間はすべて自分のために使うことができ、夜勤にも入っていれば、同級生より高収入。
金銭面にもあまり困らなかったという方も多いのではないでしょうか。
しかし、結婚し出産すると、今までの生活は激変。
生きている時間は子供と夫のため。自分時間なんてほとんどない。
そんな毎日があっという間に過ぎていきますよね。
中には育休のリミットと保育園探しで大変な方もいると思います。
私は、22歳で結婚し23歳で出産しました。
産後もすぐに現場復帰したく必死に探したのですが、子供ができると希望条件が増えてしまうんですよね。そ
こで自分に合わないところがあるのもわかりながらも、とりあえず「看護師のキャリア」を積むために就職しました。
しかし、自分の体力や精神面が限界になり続きませんでした。
そんなことを何度か繰り返していく中で、「家庭と仕事を両立するための転職時のポイント」を見つけたのでお話しします。

<転職活動時のチェックポイント>

①今一番大切にしたいものは何ですか?
子供との時間がほしい、主婦として家事をきちんとしたい、看護師のキャリアを積みたい、とにかく稼ぎたい、など。

②最低限必要な、絶対条件は何ですか?
就職活動をするにあたって、これだけは外せない条件をまとめておくと探しやすいです。
さらにその中で優先順位をつけることで、本当に合う求人を絞りやすくなります。
そしてその時に、絶対にそこから゛ぶれない”ことが大事です。
例えば、
「少し勤務時間が長いけど、お給料がとてもいいから、まあいっか」
など一時の感情に流されてしまい、あとから後悔してしまう可能性があります。

ママさんに手厚い職場であるか。

・看護休暇制度はあるか(有給とは別のもの)
・子供の体調不良時など、休める環境にあるか(入職してすぐなど有給が使えないときの対応法)
・時短制度があるか(ゆっくり出勤、早めの退勤)
・託児所や提携保育園があるか(補助金が出るところもあります)
・次の子の出産も考えているならば、産休、育休がとれるか
・子供手当が出るところも有ります
・常勤の場合、年間休日120日以上あるか(ここ結構大事!夏季、年末年始休暇日数)
・土日祝日の勤務について
など。
以上の3つのポイントが転職活動をするときに大事かなと思っています。

そして、転職活動の方法ですが、
①自力で探す
②転職サイトに登録する
の2つの方法があります。

①の場合、履歴書の作成・郵送、返事を待ち、日程調整という面接までの工程を、すべて自分一人でしなければなりません。
労力と時間がかかってしまいますので、家事、子育てをしながらの状況ではなかなか難しいですよね。
メリットとしては、先方様はこの労力をわかってくれているので、就職したいという強い意志を認めてくださることもあります。
また、②と違って、紹介料が不要なことから、少し難ある状況でも採用してくださる可能性もあります。(採用担当ではないので不確かですが)

②の場合ですが、転職サイトの登録は、複数社することをお勧めします。
なぜなら、会社によって扱っている求人が異なるからです。
最初は電話で希望条件などをヒアリングしてもらい、条件に合う求人を教えてもらい応募するといった流れです。
何より、一次審査までしてもらえるので手間もなく、先方様と面接まで直接関わることがないので、たとえ不採用に担ってもメンタルがやられにくいです。
デメリットは、職場にもよりますが、紹介料のことを言われたりします。
私も「紹介料をお給料の何倍か払わなければいけないから最初だけ勤務時間少なくてもいい?」と言われたこともありました。
でも、そういうところはなかなかないです。
私自身、4回の転職は転職サイトを使いましたが、上記のようなことを言われたのは1回だけです。

どちらを選んでも、面接の際に足を運ぶのは変わらないので、そこで自己アピールを最大限にすることが大切です。

<就職先の違いやおすすめは?>

働く場所は、看護師にはたくさんあります。
病院、クリニック、介護施設、保育園、学校、健診、訪問看護、企業など。
ママさん目線でお話しすると、
①病院:日勤常勤や外来がおすすめ。
夜勤の場合は託児所やご家族の協力がとても必要になります。キャリアを積むことはできますがなかなかハードなことが多いです。
病棟ですと、精神科がおすすめです。割と残業がなく定時で上がることが多いです。

②クリニック:非常勤であれば、「午前診のみや午後診少なめ」など調整が聞くところも多いですが、
常勤になると、午後診終了が19~20時となるため小さいお子さんがいる場合は非常勤がおすすめです。
非常勤であれば半日で終わったりと家庭との両立がしやすいです。

③介護施設:デイサービス、有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅など。
看護と介護の業務分担をしているかは確認したほうが良いポイントです。
日勤帯で終わるところも多く、緊急事態もめったにないため、時間的には両立しやすいです。
ただ、介護業務が多いと、身体への負担も多いため要注意です。

④保育園・学校
ママさんの中ではとても人気で、競争率も高いです。
時給は低めで看護処置もほとんどないことがデメリットではありますが、
子育て経験を生かしたり、子供に癒されたり、気持ち的に楽ですよね。
また、こちらも日勤帯で終わるため時間的にも両立しやすいです。

⑤健診センター
こちらも日勤帯のみで、健診センターなので緊急事態もなく人気も高いです。
ただ、採血は多いので、採血技術が不安な方は避けたほうがいいかもしれません。
また、場合によっては土曜勤務があったするので要チェックです。

⑥訪問看護:個人宅、施設など
2050年問題も近づいてきており、今後在宅医療が必要になる時代です。
1度訪問看護を経験しておくと今後大いに役に立ちます。
日勤帯のみや土日祝休みなところも多いため時間的にも安心です。
しかし、訪問看護といっても、事業所によってさまざまなのできちんと確認することが大切です。
オンコール対応があるか。車運転必須かなど。
また、時給は高い分、一人の責任や体力も精神力も必要になってきます。
ただ、看護師だけでなく、人間としての力を養うことができます。

⑦企業:大手の企業内にある医務室や健康管理室での勤務です。
日勤帯のみがほとんどなため、こちらも時間的に両立しやすいです。
ただ、契約社員や派遣といった形が多いため長く働きたい人にとっては不向きでしょう。
最近は、メンタルヘルスに力を入れているところが多いです。

また、看護師は、勤務形態も選ぶことができます。
常勤、非常勤、派遣(単発、期間の定めがあるもの)など。
ここに関しては、「どのくらい給料が必要か」や「自身の体力」「家事や子育てに使いたい時間」が関わってきます。

以前、子育てセミナーに参加した時、講師の方が、
「大事なのは、子供とどれだけ一緒にいるかとい時間ではなく、子供にどれだけ愛情をあげられるか」が大事だとおっしゃっていました。
どのような働き方をしても、家族みんなが笑顔でいることを忘れてはいけません。
この世に、我が子の看護師になれる人はたくさんいるけど、
「わが子の親」は自分だけですもんね。
時間の長さではなく、時間の質を大切にすることが重要だと、私は思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。
子育てをしながらの転職って、独身時代と違って思っていたより大変です。
一人で抱え込まず、友人や転職サイトの方に相談すると違った考え方に出会うこともあります。
「ご自身が一番何を大事にしたいか」
そこの芯を決めておくと転職活動も就職後も、ものすごく楽になります。
またご自身だけでなく、ご家族さんとしっかり話すことも働くうえで重要なポイントです。

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