臨床経験1年未満の看護師でも転職できる?失敗しない転職のコツや心構え・長く続けられる職場を紹介

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#1616 2021/10/29UP
臨床経験1年未満の看護師でも転職できる?失敗しない転職のコツや心構え・長く続けられる職場を紹介
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病院で就職できた!だけど人間関係がうまくいかない、まともに働いたことがない…。3カ月ほどしか働いていないけどまた1から看護師として採用してもらえるかな?などと、様々な不安があるかと思います。
この記事では、そんな悩みを少しでも解決するために1年未満の看護師でも転職ができるコツやポイントについて解説していきたいと思います。

◎そもそも臨床経験1年未満って採用してくれるの?

新卒看護師として就職し「看護師として働けるぞ!」と思って働き続けると、理想と現実のギャップを感じ、毎日の残業や先輩看護師からの指摘、仕事の重圧に負けて耐えられずに退職してしまう人もいたかと思います。また自分のミスが続いて先輩方に噂されているのではないかという感覚に陥ることもあり、どんどん看護師としての自信が下がってきちゃうこともあるかもしれません。
せっかく学校の実習や国家試験で取得した資格を無駄にしないようにしたいという気持ちが少しでもあるのなら、再度看護師として挑戦してほしいし活かしてほしいなと思っています。入職してすぐ辞めたという経歴は正直消せないですが、「次こそは長く働きたい!」「看護師として頑張りたい!」という気持ちを持っていれば転職の大きな一歩へとつながります。

◎臨床経験1年未満の看護師でも転職するためのコツ

①自己分析と強み

病院やクリニックなどに転職するためには面接で自分をアピールすることが重要です。
もちろん看護師として職歴があるだけで有利にはなりますが、「臨床経験1年未満」という肩書きで面接に出向くと、自分自身をマイナス面ばかり捉えてしまうことが多いのではないでしょうか?そこで事前に自分の性格と向き合うことが必要になります。例えば、下記のようなのがあります。

・一つの趣味を何十年も続けている
・(過去のバイト経験等で)接客が得意で常に明るい性格である
・スポーツを続けており体力には自信がある
・育児経験で培ってきた観察力や忍耐力がある

臨床経験1年未満の看護師は実際の状況としてはほぼ新卒看護師と一緒の状況であり、純粋な気持ちで面接官と話すことができるため、「長く続けてほしい人」を採用したいという思いがあります。そのため、少しでも自分の強みや個性を引き出すことにより採用してくれる確率も上がるのではないかと思います。

②自分の前職での経験値や退職理由を素直に転職先に伝える

臨床経験1年未満の看護師というのは、それぞれの理由があって退職しているかと思います。おそらく就職先側からは「どうして前職を退職されたのですか?」と、面接官に聞かれる場面があるかと思います。今後長く勤めたいと思ったら、その理由もしっかりと答えられるようしておきましょう。その理由を理解してもらうことで配慮ができ、その人にとって長く続けられやすい環境を整うことができるので、素直に伝えることが大事です。
病院やクリニックなどで働く際は、現在勤めている看護師からの技術指導を受けることができるかが必要です。プリセプター制度がある病院やクリニック等があると安心して仕事に取り組むことができ、看護技術も少しずつ成長できるでしょう。不安な方はぜひ面接前に確認しておきましょう。

③転職先に合った研修を受けて勉強しておく

自分で選んだ就職先によって看護師が任される業務が変わってきます。まずは採用時に求められる必須スキルについては勉強するようにしましょう。あとは、様々なスキルが求められるかと思いますので、直接就職先に勤めている看護師や医師に事前に勉強する内容を聞いてみてもいいかもしれません。
また看護協会や民間企業が主催の看護師のセミナーが多くあります。自分が不安だと思う技術や知識の勉強のためにも実際にセミナーに足を運ぶことで安心して復習することができます。

◎実際に就職した際に必要な心の準備

①経験値が低いので大変なことも多い

一度、病棟経験を経験したとはいえ入職してから数カ月で退職しているのでほぼ新卒看護師と同じといえるでしょう。どの新卒看護師でも新しい環境になれば1から教わることが多いので覚えることや、勉強することが増えるかと思います。
手技の手順や物品の準備、配属された診療科の勉強もあり正直改めて勉強することは大変かもしれません。誰もが一度にすべての手技・技術を覚えることはできませんし、自分自身もできなくて喪失感につながり、退職になることが一番よくないことだと思います。まずは一つ一つゆっくり学習し、常に学習に対する意欲が必要かと思います。
他の勤務しているスタッフも自身が臨床経験1年未満で転職していることは理解していますので、無理せず自分のペースで出来ると長く続けることができると思います。

・働くときには長く働きたくなるような職場のいいところを見つけておく
晴れて就職先が見つかったのはいいものの、2~3カ月で退職するのは前回と同じ繰り返しになり、同じ経歴が付くのはもったいないです。せっかく看護師として長く勤務したいのであれば、就職先の特徴やスタッフの人柄の良さ、福利厚生や研修制度の充実などと一ついいところを見つけておきましょう。長く働きたいという活力にもなりますので是非確認しておきましょう。

◎1年未満でも大丈夫?転職先として受け入れてもらえる職場

「もう病院は嫌だ!」「先輩看護師に怒られる環境は辛い」「仕事と給料が見合ってない」などといった理由で退職したからこそ、今度こそ長く続けたいという方のために転職先として採用されやすい職場を紹介していきます。

①有料老人ホーム
現在の日本の高齢化は、27.7%と総人口数の約3割に達しており現在も増加傾向である。そのため有料老人ホームの施設数がどんどん増えており、看護師を必要とされている一つといえます。また、病院では「患者」という対応ではあるが、老人ホームだと「利用者」という対応で接していくため、健康管理を見守る仕事が中心となります。
同じ施設内でいかに利用者の特徴をつかんだ生活環境を整えられるか、ここでも看護師から看た観察力が必要になるのでスキルアップにもつながるかと思います。

②美容クリニック
美容クリニックは年々増加してきているため、オープニングスタッフとしても勤務できるのが特徴です。臨床経験を求める美容クリニックが多い中、最近は医療脱毛を取り扱っているクリニックも出てきています。研修制度も2週間から1か月と設けているため、実際の現場に入ってからでもプリセプター制度があるので安心して実践できるのが魅力の一つです。また美容クリニックは給料も高い傾向であること、病院のようなお局の方はあまりいないので気持ちよく働くことができるのも魅力の一つかと思います。

③訪問看護師
訪問看護師は実際に患者さんのご自宅へ行き、医師の指示にて医療行為を行う仕事となっています。最初は先輩看護師と一緒にケアをすることが多いのですが、最終的には一人でケアをするので仕事としてはとても重大な責務ではあるかと思います。現在は訪問看護師として長く続けてほしいために、手厚いサポートや福利厚生が充実しているので、アットホームに仕事ができる環境なのも魅力の一つだと言えます。また患者(利用者)の生活環境に沿った看護ケアができるのもスキル維持ができるので1年未満でもいい経験が得られると思います。

④保育園の看護師
厚生労働省はできるだけ保育園に一人看護師を配置するように定められており、最近では求人が多くなってきている一つです。主に子どもの健康管理や職員の健康もあります。たくさんの子どもを一人で看るのは責任もあり大変かと思います。メリットとしては、基本的に土日休みと安定した休みが得られるのと、夜勤がないため規則的な生活が送れるかと思います。また子ども好きな人にとっては、癒しの場となるため働きやすい環境かと思います。

まとめ

「就職しよう!」という今の気持ちが一番大事な時期であり、一人前の看護師になれるチャンスだと思います。今までの人生でやってきたことは無駄ではありません。「看護師」という肩書きを持った社会人としてチャレンジし、新しい生活・人生を送ってほしいなと思っています。また自分が思い描いていた「看護師」という仕事が続けられるような転職として参考になれば嬉しいです。

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