看護師の転職で職場での立場を重視すべき3つの理由

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#1435 2021/05/03UP
看護師の転職で職場での立場を重視すべき3つの理由
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転職活動をするときには新しい職場での仕事を充実させつつ、働きやすい環境を手に入れたいと思うでしょう。その際に重要なポイントが職場での立場なので、その理由をこの記事を通して確認してみましょう。

看護師の転職理由としてもっと仕事に前向きになれる職場で働きたい、仕事にやりがいを感じたい、働きやすい環境を手に入れたいというものはよくあります。このような理由で看護師が転職したいと思ったときには、新しい職場でどのような立場になるのかをよく考えて選ぶのが肝心です。
職場での立場をよく理解して自分に合った環境を選ぶのはなぜ重要なのでしょうか。その理由を詳しく掘り下げて、転職先の選び方の参考にしましょう。

・看護師の職場での立場とは

始めに看護師の職場での立場とはどういう意味かを紹介します。
看護師は職場によってどのような役割を果たし、現場にいる他のスタッフとの連携の仕方をするのかが異なります。職場での立場とは、働く上でどのような責任を負い、周囲とどんな関係を保ちながら業務をこなすべきだと考えられているかを指します。
例えば、個人経営のクリニックでは経営者の医師と直接コミュニケーションを取り、その考え方に合わせて業務を遂行することが求められるのが一般的です。しかし、大病院に勤務すると自分が担当する医師との連携だけでなく、他の看護師との協力や看護師長の指示を受けて働くことも重視されます。臨床検査技師や理学療法士との連携も必要になることが多く、医師と他の医療スタッフの間を取り持つ役割を求められる場合もあるでしょう。病院の場合には看護師に求められる立場が個々に大きく異なります。クリニックでも規模が大きくなるほど役割が複雑化する傾向があり、その状況によってどのような働き方をする必要があるかが変わります。
つまり、看護師の職場での立場がはっきりとわかると、仕事をするときのスタンスが明確になります。そのため、転職先を選ぶときにはどのような立場で働く必要がある職場なのかを把握することが必要なのです。

・転職先を選ぶ上で職場での立場を重視すべき理由とは?

看護師が転職先を選ぶ際に立場を重視すると良いのは以下の3つの理由があるからです。転職のときには給料や勤務時間なども考慮する必要があるのは確かですが、他の要素よりも優先して考えるべき根拠を確認しておきましょう。

#やりたい仕事ができるようになるから

仕事に対するやりがいを大切にしたい看護師にとって最も重要な理由が、職場での立場次第でやりたい仕事ができるかどうかが左右されるからです。
看護師として医療にどのようにかかわっていきたいかは人によって異なります。医師の指示を受けて補助をするのが楽しいと感じる人もいれば、患者とのコミュニケーションを生きがいに感じている人もいるでしょう。あるいは大勢の医療スタッフと関わり合いを持ち、医療全体に貢献している実感を持つのにやりがいを感じる人もいます。
職場での立場がわかると業務上、何を最も重視すべきかが明確になります。医師中心の医療体制が整えられている病院や、個人経営のクリニックでは補助をする立場が求められることが多いでしょう。逆にチーム医療を重視している病院では自分から率先して医療に貢献する立場で働くことが求められます。
療養型医療施設では患者とのコミュニケーションの機会が多く、看護師の重要な役割として位置づけられているのが一般的です。それに対して急性期医療を中心としている病院や救急外来などの診療科では、医師の手術や診断の補助をすることや、コミュニケーションよりも医療の効率を重視することが必要です。
このような違いを理解し、自分が何をやりたいのかを明確にすると理想的な転職先を選び出せます。やりがいを重視したいという看護師には最も重要なポイントでしょう。

#人間関係でのトラブルが起こりにくいから

看護師が転職する本当の理由として現場での人間関係に疲れてしまったり、トラブルが起きてしまったりしたからだということも少なくありません。
職場での立場を重視して転職すると、新しい職場では人間関係でのトラブルが起こりにくいのがメリットです。
人によってどんな人とのコミュニケーションが得意かは異なります。
医師や患者とはうまくコミュニケーションを取れても、他の看護師と良好な関係を保つのが苦手という人もいるでしょう。その場合には看護師の数が少ない地方の小さなクリニックを選ぶと医師や患者とのコミュニケーションが主体になるので働きやすくなります。
逆に看護師同士でならコミュニケーションをうまく取れるけれど、患者と接するのが苦手という人もいるかもしれません。患者との距離が近い看護師にとって、患者とのコミュニケーションは不可避と考える人もいます。しかし、実際には手術室担当の看護師では患者と接する機会があまり多くありません。ICUなどの救急対応がメインの診療科でも同様の傾向があるので、患者との関係で苦労しにくいでしょう。
医療スタッフとは考え方が合わなくて良好な人間関係を築くのが難しい場合もあります。その際には老人保健施設のように医療スタッフよりも介護スタッフの方が多い現場を選ぶと良い人間関係を作り上げられる可能性があります。看護師が働ける職場は幅広く、医療知識を生かせる現場もたくさんあるので検討してみるのが大切です。

#長所を生かして活躍しやすいから

もっと活躍して稼げる看護師になりたいという人もいるでしょう。転職理由として給料を上げたいというケースも多々あります。職場での立場を重視して転職すると活躍の機会を手に入れやすくなるのもメリットです。
看護師として自分にどのような長所があるかを分析し、その長所を生かせるような立場で働ける職場を選べばきっと活躍できます。診療補助が得意、病棟管理を効率的に行える、どんな患者とでもうまく付き合えるなど、人によって長所は異なるでしょう。職場で看護師に求められている立場を考え、その役割を果たすために長所を生かせるなら活躍の機会が豊富になります。
内科と外科で考えてみると、内科では患者を元気づけたり、不安を抱えている患者の相談に乗ったりすることが求められることがよくあります。患者との深いコミュニケーションを取るのが得意な看護師にとっては活躍の場です。一方、外科ではてきぱきと仕事をこなすことが求められ、患者とゆっくり話すよりも必要な情報を手に入れて医師に伝えることの方が重視されます。さばさばとした関係を作るのが得意な看護師にとってはうってつけの職場でしょう。
このような形で活躍の機会をたくさん手に入れると上層部からも高い評価を得られます。昇給を受けられる可能性も高まるので、給料にこだわって転職したい看護師にとっても魅力的な転職先になると考えられます。

・職場での立場を知るには?

看護師が職場での立場を重視して転職先を決めるためには情報を得る必要があります。求人の内容や応募先の施設の概要などを調べて確認する方法もあるでしょう。しかし、どのような立場が求められているかを知る方法としてより効果的なのは面接で直接聞いてみることです。
面接では逆質問の機会が与えられるのが一般的です。何か聞きたいことはありますかというような質問をされるので、看護師に最も求めていることは何か、どんな立場が望ましいと考えているかを率直に聞いてみましょう。応募先の施設からの回答を受けて、自分の看護観を交えて意欲を伝えられればプラス評価を受けられます。面接選考の評価を上げて採用率を高めるのにも役立つ方法なので積極的に活用してみると良い戦略です。

まとめ

転職したいと思ったときに職場での立場を考慮することが重要だということが理解できたでしょうか。きちんと自己分析をして、自分の取り柄を生かしつつ、やりたいことができる職場を選び出すためには欠かせないポイントです。新しい職場で前向きに働けるようにするために、どんな立場で働くことになるのかは確実に確認しておきましょう。

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