気難しい医師とのコミュニケーションのコツ

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#1070 2020/05/09UP
気難しい医師とのコミュニケーションのコツ
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看護師が医療施設で一番コミュニケーションを取るのは、なんといっても医師です。しかしその医師は、いい人ばかりではなく苦手と感じる気むつかしい人もいます。ここではそんな、気難しい医師とのコミュニケーションのコツについてご紹介します。

・医師が気難しくなる理由

看護師としてまずなんといってもコミュニケーションを取ることが多いのは医師です。看護師は医師と、コミュニケーションを取ることはもちろんのこと、それを円滑に実施することが大切です。そのようにすることにより、短時間で処置などを済ますことが出来るし、患者さんにも良い効果を出すことができます。
しかし、患者さんには医師とのコミュニケーションをよくすことは関係ないと思うこともあるでしょう。ところが大アリなのです。それは、やっぱり処置を的確に実施することができる、医師が本来の力をしっかり患者さんに対して発揮することができるからです。看護師のコミュニケーションの取り方により、医師が気分良く処置などを行うことにより患者さんの状態も良くなります。それはとても重要な事ですね。
医師が気難しくなるのは、理由があります。どんな優しいと思っている医師でもそんなことは必ずあるのです。その一つの理由として、やっぱり責任があるからです。
その医療施設の中で、医療行為を行うトップとしてしっかりとしたスタンスで医療に望むことが必要となります。中途半端な気持ちで望んでいると、とんでもない結果になってしまうこともあるのです。医療事故と言われる結果になることもあり、そのことを避けるために絶えず緊張した状態なのです。そのことから、責任を取る立場として自然と厳しくなるのですね。そのことを、しっかり看護師は理解していることが大切です。
また医師が気難しくなるのは、やっぱり疲れていることもあります。
看護師と違い、医師の場合は3交代制や2交代制ではなくそのまま勤務をすることがあります。当直をして、そのまま日勤をすることもありたえず疲れています。また忙しくなっても、代わりの医師がいないこともありそうなると、ひどい時には休むこともできないこともあります。その結果、慢性的に疲れているのです。人は疲れてくると、自然とイライラしてしまいます。そしてそのいらいらを相手として、看護師に当たることもあります。一番身近にいる看護師に対して、ちょっとしたことでも当たってしまうこともあります。そしてそれをまともに受けた時には、かなりショックを受けることでしょう。しかし疲れていることを理解して、そのことを受け止めると少し気持ちも楽になるのではないでしょうか。

・処置の準備は完璧にする

処置を行う時には、医師はとても緊張しています。その時、必要なものが不足していると、必ず不機嫌になります。その後に、外来に行くことが必要な時などはよりイライラすることになります。
だいたい、外来の診察の前に処置を済ますことが多く、急いで実施したいと思っているのです。
そんな時、必要物品が不足しているとイライラするのは当然のことかもしれません。医師が処置を行う前には、必ず必要物品を確認して不足分がないか点検をするようにしましょう。万全な状態で行うことにより、スムーズに実施してもらうことができます。忙しくしている医師の場合は、特にそのことは重要です。いつ処置をするのかわからないので、処置が終了した後に使ったものを補充するといいですね。次の看護師が使いやすいように補充をしておくと、急いで行う場合なども困ることなく実施することができます。次の看護師への配慮としても、それはとても重要なことです。そして医師に対しても患者さんに対しても、不足分がないように揃えることは大切です。

・医師の癖の掴んでおく

医師がたくさんいる場合は、それぞれにちょっとした癖があることを知っておきましょう。同じ処置でも、それぞれの医師により必要物品も違うことがあります。また処置の方法も違うことがありますね。同じようなものと思っていると、辛い思いをすることもあります。
そんな時に役にたつのは、なんといっても看護師同士の会話です。看護師同士で、どの医師はこれが必要とか、処置の内容が違うなどを話の中で掴んでおくといいです。すると、その医師の処置の介助についた時に困ることがありません。そのことをぜひ後輩看護師にも伝えておきましょう。すると、後輩看護師も嫌な思いをすることなく、処置の介助をすることができます。マニュアルではないことでも、それも重要なことですね。
またそれぞれに医師が大切にしていることも知っておくと便利です。看護師でもあるように、これだけは大事にしたいと思う気持ちが医師にもあります。それは、一緒に行動することにより知ることもできます。例えば、患者さんと患者さんの家族とのコミュニケーションを大切にすることを重視している医師がいるとしたら、患者さんの気持ちなどを伝えて上げるようにします。また家族についても同じことが言えます。家族が心配していること、不安に思っていることなどを早急に医師に伝えるようにします。すると、医師からもっと早く知りたかったということが少なくなるのです。外に行っている場合は仕方がありませんが、そんな時でもメモとして残したり、別の看護師に申し送りをしてぬかりがないようにしましょう。

・普段の会話も大切にする

看護師は医師とコミュニケーションをよくすることによりとても気持ちよく働くことができます。しかしどんなコミュニケーションが得意な看護師であっても、やっぱり苦手とする医師がいるものです。人間なので、すべての医師と仲良くできると言うことはありません。しかしプロとしてそこは、仕事を円滑に実施するために、コミュニケーションを取ることが望まれます。
しかし仕事上のことでは、そうであって仕事を離れると話をしたくないと思うこともあるでしょう。例えば、処置の介助をしてその後にナースステーションに戻り黙々と仕事をすることがあります。
その時も、嫌と思っている医師でも仲良く仕事をしたり話をすることが大切です。すると、不思議なことに嫌と思っていた医師でも、リラックスしているところを見てそんなに嫌な人ではないと思うこともあるのです。
ずっと嫌な面ばかりを見ていると、そのことばかりを考えてしまうのですが、いいところも発見することがあります。
そのいいところを発見すると、その後に仕事がしやすくなります。こんなところがあるのだったら、変な医師と思っていても許せることがあるからです。良いところを一つ見つけることにより、その医師の見方をかえることができます。そして、それは自分のためでもあります。この医師は苦手という、苦手な人を少なくすることができるからです。
そのことから、普段のなにげない会話も自分から率先してすることをおすすめします。すると、向こうも医師も苦手意識が少なくなるのです。自分が苦手と思っている医師の場合は、医師の方もその看護師のことを苦手と思っていることが多いです。そのことを理解して、こちらからコミュニケーションを取るようにしましょう。

・辛いことがあると先輩看護師に相談をする

どうしても苦手とする医師がいる場合は、看護師としてそこで働くことが辛くなるばかりではなく嫌になることがありますね。その医師がいるので、辞めたいと思う気持ちを持つことがあります。それはとても辛い事ですね。
そのような気持ちになった時には、先輩看護師に相談をしましょう。すると嫌な医師の対処の仕方を教えてくれることがあります。それはとても参考になるので、聞くことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?医師とのコミュニケーションに悩んでいる看護師は多いです。むつかしく考えることなく、人としていところもあると思うと、すんなり仕事を出来ることもあります。リラックスして、その苦手とする医師のいいところを探して苦手意識をなくすようにしましょう。そしてそれを、先輩看護師等のアドバイスを受けて乗り切りましょう。

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