老人ホームで起きる誤嚥性肺炎は要注意!その対処は?

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#2484 2024/02/28UP
老人ホームで起きる誤嚥性肺炎は要注意!その対処は?
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老人ホームで勤務している看護師は、入所者の健康管理として重症化しないことが大事なので早期に異常の発見をすることが大切です。特に誤嚥性肺炎の予防は、健康管理で一番大切といっても過言ではありません。ここでは、誤嚥性肺炎の対処についてお話します。

・誤嚥性肺炎を起こしやすい

老人ホームで勤務している看護師は、入所者の健康管理としてどの利用者も誤嚥性肺炎を起こす可能性があることを周知しておきます。それはなんといっても、咳反射が劣っていることがあります。通常の場合は、誤嚥が起きるとすぐに咳をしてその状態を回避しようとします。その結果、重症化することはありません。
ところがお年寄りの場合は、咳反射が劣っていることにより誤嚥を起こしたときに適切な対処を行うことができないのです。その結果、誤嚥性肺炎となってしまいます。

・誤嚥性肺炎の症状とは

老人ホームで勤務している看護師は入所者の健康管理として、誤嚥性肺炎を速やかに察知して重症化しないようにすることが大切です。そのアセスメントとしては、まず通常の入所者となんとなく違うということに気づきます。なんとなく違うというのは、大体毎日ケアを行っている介護士が気づくことが多いです。
ケアをしている中で、一番気づくのはやっぱり元気がないということです。元気がないというのは、アセスメントをする上で根拠がないと思いそのままにしてしまうこともあります。しかし毎日接する中で、何となく元気がないと思う介護士の気づきはとても重要となります:。
根拠が薄い、根拠がないと思ってもまずは多方面からアセスメントすることをお勧めします。バイタルサインを測定すると、発熱していたということもあります。
また呼吸数が多いということも、その気付きの一つとなります。発熱はなくそのほかの血圧なども異常がない場合は、見過ごしてしまうこともあります。しかし呼吸がつらそう、呼吸数が多いというのは、誤嚥性肺炎を疑うことになります。

・治療内容

老人ホームで勤務している看護師は入所者の健康管理として、治療としてはどのようなことがあるのか把握しておきます。症状が軽い場合は、内服治療を行うことになります。内服により、解熱させたり抗生剤を服薬させたりします。
症状がなかなか改善せず、発熱が続くようなら、入院をすることもあります。入院後は、点滴にて様子を見ることが多いです。入院をする前に、改善させることができるように看護師のアセスメントした内容を医師に伝えるようにしましょう。

・口腔ケアについて

老人ホームで勤務している看護師は入所者の健康管理として、口腔ケアを重視することが大切です。一般的に私たちが歯磨きをしたりする場合は、口の中を清潔に保つことを目的としています。口の中をきれいにすることにより、とても気持ちもよくなりますね。
そして入所者の場合も、口の中をきれいにすることにより気持ちよさを感じることができます。そしてもう一つの目的としては、なんといっても誤嚥性肺炎を防ぐこともあるのです。誤嚥性肺炎の場合は、口の中にある細菌により肺炎を起こしてしまうことが多くなります。そのことからも、いつも口の中を清潔に保つことが望まれます。
一人で歯磨きなどができない利用者も多いので、その場合はしっかりケアを行うようにして肺炎を予防します。ケアを行う際には、時折吸引を実施することもあります。

・食事の介助について

老人ホームで勤務している看護師は入所者の健康管理として、食事の介助についてアセスメントすることが大切です。食事を自分で摂取することができない利用者の場合は、看護師や介護士が介助をすることになります。その際、いつもと違う飲み込み方、いつも寝ている場合などはとても危険と感じることがあります。そしてそのアセスメントは、とても重要です。
利用者が飲み込む力が劣ってきていると判断して、そのアセスメントにより食事形態を変更したり、介助の仕方を見直したりすることになります。

・嚥下指導を行う

老人ホームで勤務している看護師は入所者の健康管理として、嚥下指導があります。利用者がうまく飲み込むことができない場合や、すぐに食べてしまう人の場合は、誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。
特に早食いの人の場合は、早く食事を食べてしまうのでその時に誤嚥をしてしまう可能性が高くなるのです。その利用者の何時もの食事の習慣として、早く食べないと食べた感じがしないという人もいます。しかし今まではそれでよくても、体の変化によりそのことを見直すことはとても重要なのです。そしてそのことについて、利用者が納得できるように指導を行うことにより誤嚥性肺炎を予防することができます。

・食事で気を付ける姿勢

老人ホームで勤務している看護師は入所者の健康管理として、食事を行う際の姿勢に関して注目するようにします。利用者の中には、背中が曲がったままで食事をすることもあります。しかしそのような姿勢で食事をすると、うまく嚥下ができないこともあるのです。利用者が食事をする時には、できるだけ正しい背中を伸ばした姿勢でできるようにアセスメントをします。

・ゆっくり介助する

老人ホームで勤務している看護師は入所者の健康管理として、食事の介助の際のアセスメントも重要です。それは、食事の介助として早くなりすぎていないか確認をすることなのです。
看護師や介護士の場合は、決められた時間の中で食事介助をすることになりとてもそのことにストレスを感じることがあります。焦りもあるので、つい早く口の中に食物を入れてしまうということもあるのです。しかしそのことにより、嚥下ができているのか確認を怠ったことになります。
利用者の食事を介助する場合は、しっかりと食べ物を嚥下できていることを確認しながら行うことが大切です。そしてそれは、当たり前のことですが実際にできているのか確認を行うことにより、リスクを減らすことができると言えるでしょう。

・調理内容をアセスメントする

老人ホームで勤務している看護師は入所者の健康管理として、毎日の食事の調理の内容についてアセスメントするようにします。調理の内容として、利用者が飲み込みやすい食事形態を見直すようにします。
それはトロミを付ける、刻み食にする、ミキサーで粉砕したものにトロミを付けるなどです。そのように嚥下に問題があると判断した場合は、速やかに食事形態を変更するようにします。
その際は、介護士、言語療法士や栄養士とカンファレンスを行いその人にあったものを決めるようにします。

・窒息予防

老人ホームで勤務している看護師は入所者の健康管理として、誤嚥性肺炎を予防することとともに食事をしている際に窒息を予防することも大切です。それは誤嚥性肺炎も、窒息も利用者の命をおびやかすものとなるからです。
特に食事やおやつの際に窒息ヲ起こしてしまった場合、のどに物が詰まることにより息ができない状態となってしまうので、その場ですぐに回復させないと命を守ることができなくなります。老人ホームでは、窒息についても重視してその際の対処の方法など、看護師が指導を行い窒息を予防することは最も大切なことと言えます。

まとめ

いかがでしたか?老人ホームで勤務している看護師は入所者の健康管理として、誤嚥を予防することはとても大切なことです。口から食事をすることは、利用者の唯一の楽しみの一つであることを理解しておきます。そのことを思いながら、誤嚥性肺炎を予防しつつ、食事の楽しみも考えながらケア行うことを心にとどめておきたいですね。

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