大学病院で働く看護師になりたい!おすすめの方法を3つ紹介

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#2233 2023/06/27UP
大学病院で働く看護師になりたい!おすすめの方法を3つ紹介
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大学病院は看護師の間で人気のある職場です。教育体制がしっかりしていて成長しやすいだけでなく、キャリアアップ支援も充実しています。大学病院で働きたい看護師にはどのような方法があるのでしょうか。ここではおすすめの方法を3つ紹介します。 

大学病院の看護師になるには3つの方法があります。それぞれについて概要とメリット・デメリットを紹介するので、どの方法が自分に合っているかをぜひ検討してみてください。

#新卒で大学病院の求人に応募する

大学病院の看護師になる方法として最も単純なのは、新卒として就職活動をするときに大学病院の求人に応募する方法です。大学病院では新卒採用を積極的におこなっているので、まだ看護学生の人ならいくらでもチャンスがあります。大学病院は全国各地にたくさんあるので、日程が重なっていないなら積極的に応募して内定をもらえるチャンスを広げましょう。

・新卒で大学病院に応募するメリット

新卒で大学病院に応募するのはチャンスが大きいのがメリットです。大学病院は高度先進医療などの最新の医療を担う機関としても重要な役割がありますが、医療人を育てるための先進的な取り組みをすることも求められています。そのため、新卒を採用して成長させることに力を注いでいて、新卒の採用枠が比較的多いのが特徴です。特に実習でお世話になった大学病院なら雰囲気や勝手がわかっているので有利になります。採用で優遇されるとは限りませんが、実習中にお世話になった人が面接官だったら落ち着いて受け答えができるでしょう。結果的に自分の良さをきちんとアピールできて内定を獲得できる可能性が高まります。

・新卒で大学病院に応募するデメリット

新卒で大学病院に応募することにデメリットは特にありません。ただ、新卒でなければならないため、看護学生でなければ選択肢にできないのはデメリットです。看護学校をもう卒業してしまって現役で働いている人は、新卒と同じ枠で求人に応募することはできません。年齢的に若くて新卒同様だったとしても、別扱いになってしまうので注意しましょう。新卒としてたった一回しかチャンスがないので、就職活動は悔いがないように本気で取り組む必要があります。

#学会で大学病院にコネクションを作る

看護師として働いている人が大学病院の看護師になるには転職できるようにする必要があります。大学病院ではほとんど中途採用の求人を出していないので、単純に求人を探して転職するというやり方は適していません。大学病院にコネクションを作って、リファラル採用をしてもらうのが効果的な方法の一つです。
大学病院では医療や看護、臨床研究や医療教育などについての研究をしています。看護学会などの学会に参加して大学病院にコネクションを作り、自分の存在をアピールすると大学病院に転職できる可能性を切り開けます。看護師長クラスの人とのつながりができると、即戦力採用をしたい状況のときにオファーをもらえるでしょう。

・学会参加を通して転職を目指すメリット

学会参加をしてコネクションを作る方法は、大学病院にとってメリットになる強みを持っている看護師ならすぐにオファーをもらえるのがメリットです。大学病院では研究力がある看護師や特定の分野について見識が深い看護師を重視しています。内部で育て上げるのを前提にしている場合が多いですが、必ずしも想定していたように育たなかったり、有望な看護師が離職してしまったりすることもよくあります。大学病院では研究力のある人材を集めるために学会を活用しているのが一般的です。学会発表をして今までおこなってきた研究成果を発表できれば、その研究に関連する内容に興味関心がある大学病院からオファーをもらえるでしょう。

・学会参加を通して転職を目指すデメリット

学会でネットワーキングをして転職を目指す方法はデメリットがたくさんあります。学会にただ参加しただけでは意味がなく、大学病院の関係者に自分の魅力をアピールできなければなりません。ただ看護師として働いていることを伝えたとしても、秀でている人材として認識してもらえなければ採用のオファーをもらえることはありません。学会で口頭発表やポスター発表をすれば、研究について詳細なディスカッションができます。しかし、発表するような研究をしていない、発表できる結果がないという場合には学会に参加しても自分の魅力を伝えるのが困難です。大学病院では研究力があって、インパクトのある研究を推進できる看護師を中途採用で抜擢しています。実力が高い人でないとなかなかオファーをもらえないのがデメリットです。看護師として現場で働きながら、同時並行で看護に関する研究にも取り組んでいかなければ研究力を示すのは難しいのも事実です。看護師長や医師などの上司からの理解を得て研究できる状況を作ることが重要になります。

#大学院に進学して就職を目指す

看護師として働いている人が大学病院に転職する方法として、大学院に進学するのは確率が高いのでおすすめです。大学病院では研究能力が高い看護師を探していることが多く、大学院の新卒の採用に対して積極的な傾向があります。大学院に通って看護研究をおこない、修士や博士を取得して新卒として就職活動をすれば大学病院で働けるチャンスが十分にあります。

・大学院進学をして転職をするメリット

大学病院で働きたい看護師にとって大学院進学は2つのメリットがあります。大学院に進学すると看護分野で研究をして修士論文にまとめなければなりません。その研究結果が著しいものになったら在学中に学会発表をしたり、学術論文を投稿したりするチャンスがあります。今まで卒業論文を書くための研究以外にまったく研究に携わったことがない看護師でも、大学院での研究を通して実績を作ることができるのは大きなメリットです。学会発表ができなかったとしても、大学院の新卒として就職活動をするときに強みとしてアピールできるでしょう。
また、大学院進学を通して専門看護師の資格を取ることもできるのがメリットです。専門看護師として特定の分野での実力がある看護師としてアピールできれば、大学病院から魅力的な人材として認めてもらえる可能性が高くなります。大学病院では他の病院では治療が困難だと判断された患者が転院してくることが多く、難しい状況の患者の看護が必要になるケースが多々あります。その際に専門性を生かして活躍できる看護師は大学病院にとって大きな魅力です。大学院進学を通して専門看護師の資格も取れば大学病院に就職する道を切り開きやすいでしょう。

・大学院進学をして転職をするデメリット

看護師が大学院進学をして大学病院に転職するには年月がかかるのがデメリットです。大学院に進学するにはまず受験勉強をして入学試験に合格しなければなりません。合格したら4月から学業に専念することが必要になり、修士課程では2年間は看護師として働くのは困難です。通常は退職か休職をして大学院に行かなければならず、収入も途絶えることになってしまいます。2年間の就学期間では研究成果が上がらないことも多く、大学病院から目を引くような成果が出る可能性は高くありません。本気で研究力を身に付けたいなら博士課程まで進学して5年間も研究に注力する必要があります。専門看護師の資格を取れる状況であれば、研究成果と資格を組み合わせて有利な就職活動を進められます。ただ、希望の専門分野で3年以上、看護師としての実務期間が5年以上求められるので、若い人や専門分野を変えたい人にとっては厳しいでしょう。大学院に進学すれば簡単に大学病院で働けるわけではないので注意が必要です。

まとめ

看護師が大学病院で働きたいときに選べる有力な選択肢を3つ解説してきました。それぞれのメリット・デメリットを見てみて、自分にとってどの方法が良いかがわかったでしょうか。新卒という立場を使わないと大学病院に就職するのは簡単ではありません。学生なら新卒での内定獲得を目指し、看護師として働いているなら大学院進学を検討するのがおすすめです。

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