救急看護師になる方法は?キャリアアップの選択肢も紹介!

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#1995 2022/11/06UP
救急看護師になる方法は?キャリアアップの選択肢も紹介!
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救急看護師に憧れて看護師を目指している人もいるでしょう。救急看護師になるには何が必要なのかを知りたいと思っていませんか。この記事では救急看護師になる方法と、救急看護師になった後のキャリアアップの可能性について紹介します。

#救急看護師には特別な資格も認定も不要

救急看護師になるには特別な資格が必要ではないかと思っている人もいるでしょう。救急外来で働く看護師は他の診療科に所属する看護師とは必要なスキルが違うため、認定を受けなければなれないと思うのももっともなことです。しかし、救急看護師になる方法として特に資格も認定も取るは必要ありません。あくまで救急看護師は救急外来で看護と医師のサポートをするのが役割であって、基本的な部分を見れば看護師なら誰でもできる業務をおこなっています。そのため、新卒の看護師でもすぐに救急看護師になれるチャンスがあります。

#救急看護師になるには救急外来がある病院に就職・転職することが必要

救急看護師になるには最低限満たさなければならない条件があります。就職先の病院に救急外来がなければ救急看護師になれません。当然と思うかもしれませんが、病院ならどこでも救急外来があるというわけではありません。病院によって医療における役割が異なっていて、救急患者の受け入れをしている病院は一部だけになっています。地域でトップクラスの規模がある総合病院が救急外来を設けているのが一般的です。救急看護師になりたいなら、就職先や転職先の情報を確認して救急外来がある病院を選びましょう。

#救急外来があっても救急看護師になれないケース

就職先や転職先の病院に救急外来があったとしても、救急看護師になれない場合もあります。どのようなときに救急看護師になれないのでしょうか。

・他の診療科に応募して採用されたとき

転職のときには他の診療科の求人に応募して採用された場合には救急看護師になれません。中途採用では特定の診療科で働く看護師を募集する目的で採用活動をしていることがほとんどです。そのため、心療内科や呼吸器外科などの求人に応募しても救急看護師になることはできません。ただ、病院の状況によってはしばらく勤務した後に異動希望を出すと救急看護師になれる可能性があります。救急外来で看護師が不足して困っている状況が出てきたときであれば希望が通る可能性は高いでしょう。しかし、そうでなくても異動希望を出すと通ることがあります。看護師が働く意欲を重視している病院ではよくあることなので念頭に置いて転職活動をしましょう。

・救急看護師が充足しているとき

救急看護師が十分にいる場合には救急外来がある病院でも救急看護師になるのは困難です。救急外来の看護師の充足状況は病院によって大きく異なります。人気の病院では常に必要な人数を確保できていますが、人気がない病院では猫の手も借りたい様な状況になっています。救急外来の人気が高い病院では、新卒でジョブローテーションをした後に救急看護師を希望しても競争が激しくてなかなかなれません。中途採用の募集もなく、異動希望をしても認められないことが多いので注意しましょう。救急看護師が充足している病院は避けて就職・転職先を決めるのが大切です。

・救急看護師が向いていないと判断されたとき

病院や部署から救急看護師に向いていないと判断される場合もあります。救急外来では冷静でスピーディーな判断が求められるのが特徴で、おっとりした性格の人にはあまり向いていません。せっかちで几帳面な人の方が救急看護師には向いています。内定後に配属先が決まる仕組みの場合には、看護師から希望を出せることもあります。ただ、試用期間に適性が吟味されていることが多く、救急看護師を希望しても適性がないと判断されたら他の部署に配属されるので注意が必要です。救急外来で求められているスキルや性格を積極的にアピールして希望を通せるようにすることが重要です。

#救急看護師になるには入職前の交渉が大切

救急看護師になるには採用面接の間に交渉するのが大切です。入職できたとしても他の部署に配属されてしまったのでは納得できないでしょう。雇用契約を交わす前に、採用後には救急外来で働けるようにして欲しいと明確に伝えて了承を得るのが大切です。雇用契約書にも救急外来での勤務と明記してもらって確約を得ましょう。このような交渉が通用するかどうかは病院次第です。内定が取り消される可能性もありますが、救急看護師で働くことに強い希望を持っているなら意志を貫くのがおすすめです。働き方によっては救急看護師になれるという話で納得してしまい、結局他の部署で働くことになるリスクがあるので気を付けましょう。

#救急看護師になった後のキャリアアップの選択肢

救急看護師になったらどのようなキャリアアップの選択肢があるのでしょうか。救急看護師の経験はさまざまな方向に展開することができます。ここでは救急看護師が選ぶ典型的なキャリアパスを紹介するので参考にしてください。

・専門看護師や認定看護師としてスペシャリストになる

救急看護師は専門看護師や認定看護師の資格を取得するキャリアアップの道があります。専門看護師では急性・重症患者看護専門看護師、認定看護師では救急看護認定看護師が該当します。専門看護師になるには大学院での2年間以上の勉強が必要で、認定看護師になるには大学などの指定教育機関で1年以下の教育を受けることが求められます。専門性の高い知識や技術を学び、実践力を身につけてスペシャリストになれるのが魅力です。専門看護師や認定看護師になると資格を更新するために自己研鑽に励むことも必要になります。常に最前線の知識も技術も持つ救急看護師として活躍できるキャリアアップの方法です。

・希望の診療科に異動する

救急看護師のキャリアパスとして他の診療科に異動する道もあります。救急看護師は体力的にも精神的にも負担が大きいので、長く続けるのは厳しいという声もあるのは確かです。ただ、さまざまな症状の患者や多岐にわたる診療科の医師と接点がある現場なので、多様な経験を積むことができます。急患患者の対応をしているうちに自分に合う診療科が見つかることもよくあります。十分に救急看護師として経験を積んだと判断した時点で、希望の診療科に異動届を出して、新しい診療科で活躍している看護師も大勢います。救急外来での緊迫した環境下での経験は他の診療科でも応用できるので、歓迎されるケースがほとんどです。働き慣れている環境で仕事を続けたいという希望もあって異動しているケースが目立ちますが、転職して違う診療科を選ぶ人もいます。他の病院でも救急看護師は受け入れてくれることが多いので比較的有利です。

・クリニカルラダーに従ってスキルアップする

救急看護師としてスキルアップをしていく道もよく選ばれています。救急看護師はクリニカルラダーが定められていて、どのようにスキルアップをしていくべきかが明確になっています。クリニカルラダーは日本救急看護学会が提案している救急看護師のスキルアップパスです。レベルI~Vのステップを踏んでエキスパートを目指していく形式になっています。クリニカルラダーではニーズを捉える力、ケアする力、協働する力、意思決定を支える力の四つの項目が救急看護師にとって重要と定め、それぞれについて何ができれば良いかをレベルI~Vに分けて明示しています。自分のレベルを確認して、次のステップに進むには何を意識すれば良いかが一目瞭然になっているのがクリニカルラダーの魅力です。クリニカルラダーは救急看護師がスキルアップする指標になるので参考にして自分を成長させていきましょう。

まとめ

救急看護師になるには救急外来のある病院を選んで、入職前に交渉をする必要があるということがわかったでしょうか。病院によっては救急外来は人気が高いので競争になります。希望通りに救急看護師になれるかどうかは状況次第なので、きちんと交渉して確約を取るのが大切です。救急看護師には専門性を高めてキャリアアップをする以外にもキャリアの選択肢があるので、どのように働いていきたいかもよく考えて救急看護師になりましょう。

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