1年未満はOK?看護師の転職で疑問になりやすい点を4つ紹介!

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#1941 2022/09/15UP
1年未満はOK?看護師の転職で疑問になりやすい点を4つ紹介!
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看護師が転職や就職をしようと思ったときに、「1年未満はOK?」という疑問が出てくることがよくあります。
看護師の資格や仕事の性質とも深いかかわりがあるポイントなので、転職活動や就職活動をする際には詳しく事情を理解しておきましょう。

1年未満はOK?という疑問が看護師から出てくるケースは大きく分けると4つあります。どのケースでも転職できるのか、就職先が見つかるのかが不安になりがちです。ここでは典型的な4つのパターンについて、どのような問題があり得るか、本当に問題になるのかを詳しく解説します。

・卒業してから働かないまま1年未満はOK?

専門学校や短大、大学などで看護師の資格を取って卒業したときに、すぐに働かない人もいます。資格は手に入れたけれど、結局一度も働かないまま何十年も過ごしている人もいるのが実態です。その原因の一つとして、新卒で看護師として就職しないと未経験では採用してもらえないのではないかという不安があります。新卒で就職していなかった場合には既卒の扱いになり、新卒の人だけでなく転職しようとしている看護師と比べても不利になると考えが広まっています。
卒業したときに就職せず、数ヶ月が過ぎ去ったとしても就職できるので心配ありません。看護師に限ったことではありませんが、若手の獲得に苦労している現場はたくさんあります。看護師の場合には大病院や大学病院では人気が高く、新卒かベテランでないとチャンスがあまりありません。しかし、中小病院では新卒の看護師を十分に獲得できずにあえいでいることがよくあります。クリニックや介護施設でも同様の傾向があるので、卒業して1年未満の若い看護師は歓迎されることが多いのが現状です。既卒だからといってあきらめずに、やりたい仕事ができそうな現場を探して求人に応募していきましょう。
卒業してから1年を過ぎてしまったとしても第二新卒くらいの年齢であれば積極的に採用してくれる現場が比較的簡単に見つかります。30歳を超えても未経験という場合には採用に前向きになってくれる現場がかなり減りますが、それでも探せば就職可能です。未経験の看護師は年齢を気にせず、意欲を見せるのを大切にして就職活動を進めましょう。

・前の職場を退職してから1年未満はOK?

「1年未満はOK?」という疑問に関して、看護師の場合によくあるのがブランクの悩みです。現場からずっと離れたままになってしまうと勘が失われてしまって自信を持って働けないのではないかごいう不安が出てきます。採用する病院やクリニックとしても、ブランクが長いとためらうこともあるのは確かです。
結論としては採用側のスタンスとして1年未満のブランクを気にするケースはあまりありません。前の職場を退職してから数か月の間があいてしまったとしても、すぐに勘を取り戻して戦力になると考えてくれます。
ただ、1年という期間よりも、なぜブランクがあったのかをわかりやすく、かつ、もっともだと納得してもらえるように説明できるのが大切です。例えば、以下のような説明ならきっと納得してもらえます。

・前職のクリニックが倒産してしまって急遽転職活動をしていた

・パートナーの転勤のために前職をやめることになり、引っ越しをして落ち着いてから再就職活動を始めた
・子供が生まれて専業主婦になるつもりだったけれどやはり仕事をしたいと思った
・親の介護のために退職したけれど、介護施設に預けられることになって仕事を探し始めた
・自分自身が病気になって治療を受けていたためにブランクができてしまった

前の職場やプライベートの都合のように、自分ではどうしようもない問題があったと説明すればブランクが1年を超えていたとしても納得してもらえるでしょう。自己都合だったとしても問題はないので、客観的に「その状況だったらブランクができても仕方ない」と思ってもらえるように説明するのが大切です。

・退職の際に就職や転職をしてから1年未満はOK?

看護師が就職や転職して新しい職場で働き始めてから、やはり退職したいと思うことがあります。まだ働き始めてから1年未満であってもやめられるのか、やめても次の仕事を見つけられるのかが不安になるのはよくあるケースです。この疑問には退職できるか、転職を遂げられるかという二つの問題点があります。
まず、退職については試用期間が終わっているかどうかによって大きな違いがあります。試用期間が終わっていない3か月~6か月くらいの状況であれば比較的辞めやすいのが一般的です。試用期間はあくまで雇用側が本採用をしないと判断できる期間ですが、看護師としても試用されていて安定雇用が保証されていない期間になります。そのため、試用期間中に申し出れば速やかに辞められる傾向があります。ただ、試用期間が終わった場合には「やめて欲しくない」と強く主張されることが多く、退職の交渉には苦労しがちです。法律では14日の労働期間を設ければ辞められる権利がありますが、円満退職をするには長い交渉期間が必要になる傾向があります。
転職先を見つけられるかどうかについても注意が必要です。1年未満しか働いていないと定着しづらい看護師だと思われる可能性があります。やむを得ない事情があって退職するのであれば問題にはなりません。しかし、仕事の内容が合わなかった、他の看護師と波長が合わなかったなどといった理由で転職する場合には気を付けましょう。転職先の施設としても仕事内容や人間関係で問題が起こらないかを真剣に考えています。懸念点と認識されてしまうと書類選考の時点で落とされてしまう場合もあります。転職のときには少なくとも1年は働いていた方が人柄的に問題はないと判断してもらえるでしょう。

・アピールするスキルの経験期間やキャリアが1年未満はOK?

看護師が転職するときにはスキルやキャリアをアピールするのが重要になります。採用されるかどうかだけでなく、給料などの待遇面にもかかわるので積極的に強みをアピールするのが大切です。ただ、以下のようなスキルやキャリアでも強みとして示して良いのかが疑問になることはよくあります。

・1年未満しか経験していない業務のスキル
・1年未満の配属だった診療科でのキャリア
・1年未満で退職してしまった現場での経験

1年未満しか経験していなかったとしても自分としては自信がある場合もあるでしょう。ただ、看護師が専門スキルを身につけて一人前として働けるようになる期間は3年くらいとよく言われています。1年未満では経験ともキャリアとも認めてもらえない場合が多いでしょう。ただし、経験を生かせる力は人によって違います。短い期間の経験を生かしてできるようになったことを具体的に説明できればアピールポイントにすることが可能です。
例えば、消化器内科に3か月だけ配属して身につけたノウハウや検査技術が、専門として従事してきた呼吸器内科で役に立ったという話を説明できればOKです。医師や看護師長などに褒められたり、評価されたりしたなら、その事実を伝えると信憑性が高まります。このような工夫をしないと1年未満しか経験していない内容はアピールポイントにするのは困難です。
ただし、看護師の基礎的なスキルについては1年未満でも十分なことがあります。注射や点滴などの学校で技術を学べるくらいのスキルや、操作が簡便になっていて数回やれば誰でも使える医療機器のスキルなどが代表的です。未経験よりは経験があってスキルがあるとわかった方が採用側としても安心感があります。習得が簡単なので強みとしてアピールできるかは微妙ですが、職務経歴書にスキルとして記載しておくとプラス評価になるでしょう。

まとめ

看護師の転職に関して1年未満はOKなのかどうかについて、4つの視点から解説してきました。既卒で1年未満、ブランクが1年未満、転職して1年未満、経験が1年未満というどのケースにおいても転職できるチャンスがあることがわかったでしょうか。看護師は需要が高いので、他の業界では転職が困難になるケースでも成功できるチャンスがあります。

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