看護師をしていて、現在の職場から転職を考え始めたあなたに

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#1873 2022/07/09UP
看護師をしていて、現在の職場から転職を考え始めたあなたに
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現在私は看護師になってから三年目になります。厳しい実習を乗り越えて、地獄の国試勉強を得て夢の看護師になっていざ働いてみると理想とはかけ離れた世界、、、嫌味を言ってくるうるさいお局、クレーマー気質の患者毎日嫌になっちゃいますよね。そんなあなたに今回は転職する際の志望動機の書き方をお伝えしたいと思います。

1.受かる志望動機の書き方とは

いざ、転職するぞとなっても転職って何をしていいか分からないですよね。「看護師の転職ではどんな志望動機書けばいいのだろうか、、」、「上手く書くコツはないのだろうか」など正直不安がたくさんですよね
今回は、看護師が転職するために必要な志望動機の基本、志望動機の書き方についてを例文を用いて紹介していこうと思います。

2.志望動機の基本

志望動機の基本的な書き方をおさえておくと、下手な例文に頼らずとも個別性のあるオリジナラティーな志望動機を書くことができます。志望動機は以下のような「1.転職先で活かせる今までの経験やスキル」、「2.志望理由」、「3.どのように働きたいのか」の3構成の文章で書かれることが多いです。

志望動機の基本パターン①

1. 転職先で活かせる今までの経験やスキル
私は総合病院の急性期病棟で3年間勤めていました。病棟で患者様とご家族のケアに携わり、入院時からの退院支援の視点で関わることを学びました。また、うちの病棟では術後から早期離床に努め、ADL維持し、患者様が望む退院先に戻れるように関わっていました。その中で私は他職種連携の大切を学び、看護師の代弁者としての役割の重要性を学びました。
2.志望理由
貴院でのインターシップを通して貴院では各病棟に他職種からなる連携チームがあり、中核となる看護師が一時的な入院などで自宅で療養したい患者様を支えてるところに関心を持ち、私のその一員になりたいと強く思いました。
3.どのように働きたいのか
貴院の地域包括ケア病棟で患者様に寄り添う看護経験を活かし、貴院に長く貢献したいと考え志望しました。
上記の基本パターンをもとに、オリジナラティーおる志望動機を作成していきましょう。

3. 実際に書いてみよう!受かる志望動機の書き方

1. 転職先で活かせる今までの経験やスキル
・転職先で活かせる経験
・配属先の病棟や診療科
・担当していた業務、リーダーナース経験など
2.志望理由 
・転職先の情報を織り交ぜる
・ポジティブな表現法が好ましい(心配症??→慎重○)
3.どのように働きたいのか
・○○領域のスペシャリスト、○○の資格保持者
・長く続ける状況、熱意(例:育児がひと段落した)
志望動機に記載する内容や、受かる志望動機に近づくポイント、書き出しに困ったときの対処法も紹介するので、参考にしてみてください。

4.志望動機の書き方

1.転職先で活かせる経験を記載する
2.転職先の情報を織り込む
3.どう働きたいのかを記載する

1.転職先で活かせる経験を記載する

志望動機の書き出しは、「転職先で活かせる経験」を記載しましょう。
なぜなら、採用担当に「即戦力として活躍できる人」というイメージを持ってもらえるからです。
以下に、緩和ケア病棟から訪問看護ステーションに転職する場合の書き出しの一例を紹介します。

転職先で活かせる今までの経験
総合病院の緩和ケア病棟で5年間勤めました。病棟で患者様とご家族のケアに携わり、在宅での緩和ケアに興味を持つようになりました。転職先の特徴に合わせて、今までの経験(施設・病棟・診療科・担当業務など)を伝えるのがポイントです。
書き出しに困ったら?
書き出しに困ったときには、以下のことを試してみましょう。
志望動機の書き出しに困ったときの対処法
伝えたいことを箇条書きにする
書き出しのフレーズは例文を参考にしてみる
最初から整った文にしようとせずに、まずは伝えたい内容を箇条書きにしてから文章に直すと、スムーズに書き始められるので、ぜひ試してみて下さい。

2.転職先の情報を織り込む

次に、転職先の情報を織り交ぜた「志望理由」を書きます。
転職先の特徴を志望動機に入れると、「その施設だから働きたい」という転職意欲が伝わりやすいからです。
訪問看護への転職であれば、以下のように転職先の特徴を入れます。
・志望理由
貴院は訪問看護や外来、一時的な入院などで自宅で療養したい患者様を支えていらっしゃいます。
あなたが魅力を感じた転職先の「理念・方針」「医療体制」「教育制度」などの情報を織り交ぜると良いでしょう。
・転職先の情報を入手するコツ
転職先の情報は、以下の項目を調べるのがポイントです。
調べておくべき転職志望先の情報
病床数・患者数・手術件数
力を入れている診療科・分野
提供している医療技術や医療機器などの特徴
看護部の方針・体制
看護師のための制度や働きやすさ
また「働きやすい環境かどうか」「人間関係はギスギスしていないか」などの内部事情も調べておくと、転職後のミスマッチを防げます。
内部事情は、以下の方法で調べられます。
・情報収集の方法
病院で働く人から直接話を聞く
ネットで「病院名+評判」「病院名+転職」などと検索し口コミをみる
看護師転職サイトに登録して、キャリアアドバイザーから内部事情を聞く
・病院見学をする
志望動機を考える際には、必ず転職先についての情報を入念に調べましょう。
口コミ検索は「ナスコミ」がおすすめ
ナスコミは、看護師さんのリアルな病院の口コミを知ることができるサイトです。
同じ病院でも、部署によって看護師メンバーの雰囲気が違うので、転職する前には希望する部署の様子を調べておくと良いでしょう。
利用は無料なので、ぜひ気軽に登録して情報収集に役立ててください。
・志望動機はポジティブに
志望動機では、マイナスをプラスに転換することが大切です。
忙しい職場が苦手で落ち着いた環境の職場に転職するなら、「一人ひとりの患者さんとじっくり向き合いたい」と伝えるのがおすすめです。
ネガティブからポジティブになる言い換え
心配性
→慎重・計画性がある・応用が得意・責任感が強い
暗い
→落ち着いている・冷静・オンとオフを切り替えられる
飽きっぽい
→好奇心旺盛・チャレンジ精神がある
行動が遅い
→マイペース・周囲に流されない
落ち着きがない
→行動力がある・瞬発力がある
喜怒哀楽が激しい
→感受性豊か
一見マイナスに思えることも、考え方次第ではプラスになります。
志望動機を考えるときには、マイナスなことをプラスに変換できないか考えてみましょう。
どう働きたいのかを記載する
志望動機の最後には、転職先で「どう働きたいか」を書きます。
「○○のスキルを活かしたい」「○○領域のスペシャリストになりたい」「長く働きたい」など、入職後の働き方を前向きに伝えるのがポイントです。
どう働きたいか
緩和ケア病棟での患者様に寄り添う看護経験を活かし、貴院に長く貢献したいと考え志望しました。 
転職先では長く働きたいとアピールする
印象の良い志望動機にするためには、長く働きたいという熱意を含めることが大切です。採用する側は、人材採用にかかるコストや時間を省くために「できる限り長期間働いてほしい」と考えています。
「長期間働きたい」という熱意が伝わる志望動機を考えましょう。
【転職ケース別】看護師転職での志望動機の例文
看護師転職での志望動機の例文を確認していきましょう。
あなたの状況に近い例文を参考にすれば、印象が良い志望動機の作成に役立ちます。
まずは、経歴や転職理由別の例文を紹介します。
転職ケース別の志望動機
人間関係がうまくいかなかった
待遇に不満があった
人間関係がうまくいかなかった
志望動機では「人間関係がこじれた」ということは伝えない方が無難です。
なぜなら、人間関係の不満を口にすると「うちでも人間関係が悪くなればすぐに辞めるのでは?」と思われてしまうからです。
「昔から憧れがあった」「病院の方針に共感した」など、志望先に感じた魅力を伝えるとよいでしょう。
志望動機の例|幼いころ入院した時の看護師さんの印象が良かった
私が貴院を志望したのは、幼い頃入院した時の看護師さんの対応が印象に残っているからです。
担当の看護師さんが、幼い私を気遣って積極的に楽しい話をしてくれたおかげで、とても安心したのを覚えています。
私も病気やケガで悩んでいる患者さんの気持ちに寄り添って、笑顔あふれる病院にしたいです。
待遇に不満があった
前職の不満を伝えるとネガティブな印象を与えるため、転職先で改善が期待できる点をアピールすることがおすすめです。
「貴院の待遇ならモチベーション高く働ける」など、志望先に期待していることをアピールするとよいでしょう。
志望動機の例|適切な評価で看護師としてのモチベーションが高まる
私は、看護師として6年ほど働いております。
看護師としてのスキルアップを目指し、日ごろから率先して勉強会に参加するなど、看護知識を増やすよう心がけています。
貴院では、看護師の人事考課制度が確立されており、勤務態度が公平に評価されると伺いました。
今後も看護師として充実感を持って働き続けるために、自分の能力を正当に評価してもらえる貴院で働きたいと考えています。
少しでも早くお力になれるように努力しますので、何卒よろしくお願いいたします。
【診療科・転職先別】看護師転職での志望動機の例文

診療科・転職先別の志望動機の例文を紹介します。

採用側の印象に残る志望動機は、転職先ごとに異なるので、ぜひ参考にしてみてください。

診療科・転職先別の志望動機
整形外科
脳神経外科
訪問看護
特別養護老人ホーム
訪問看護

・訪問看護に転職する場合は、 訪問看護への熱意や興味を伝えることが大切です。
訪問看護に興味を持ったきっかけや、今後どうなりたいかを伝えると、採用担当者に納得してもらいやすいです。
今までの経験で訪問看護に活かせそうなことがあれば、積極的にアピールしましょう。
志望動機の例|家族が訪問看護サービスを利用するようになり興味を持った。
私はこれまで、総合病院の急性期病棟で5年間勤務してまいりました。
祖母が訪問看護サービスを利用するようになったのをきっかけに、退院後の患者様の経過や療養状況を考える機会が増え、在宅医療に興味を持ちました。

自身の経験を活かし、利用者様とそのご家族に寄り添ったケアが実践できるよう、日々努力していきたいと思っております。
・特別養護老人ホーム
看護師の経験が特別養護老人ホームにどう活かせるかをアピールしましょう。
ポテンシャルの高さに期待してもらえるよう、やる気が伝わる志望動機を考えてみてください。
志望動機の例|療養病棟で高齢者への看護にやりがいを感じた
総合病院の療養病棟で7年間勤務するなかで、特に高齢者に対して看護を行うことにやりがいを感じるようになりました。
今後は、より深く高齢者に関わる仕事でキャリアを積みたいと考えています。
病院勤務で高齢者看護に携わった経験を活かし、高齢者の多いこの地域での医療に貢献したいと思っております。
・整形外科
なぜ整形外科を志望したのか、そして今までの経験をどのように活かせるのか具体的に述べていきましょう。
「なぜ整形外科なのか」「なぜその病院なのか」が伝わるように理由作りをするのがポイントです。
「スポーツが趣味なので、スポーツ整形外科に興味を持った」といった、あなたの人柄や経験を踏まえて志望理由を伝えると、採用担当者に納得してもらいやすいです。
志望動機の例|整形外科の手術前後のケアや回復期の看護に携わりたい
以前から整形外科に興味があり、手術前後のケアや回復期の看護に携わりたいと考えていました。
経験がないため躊躇していましたが、貴院は未経験の転職者も受け入れており、丁寧に指導してくださるという評判を聞き、応募させていただきました。
病棟看護師として培ったコミュニケーション力を活かし、貴院に貢献していきたいと考えております。
・脳神経外科
脳神経外科では、疾患や損傷部位によって患者さんの状態が違うため、患者さんに合わせて臨機応変な看護を行うことが求められます。
これまでの経験を活かしつつ、患者さん一人ひとりに寄り添った看護をしたいという気持ちを志望動機に含めるとよいでしょう。
志望動機の例|脳梗塞やくも膜下出血の高齢者を看護した経験を活かしたい
私は介護施設で4年勤めてきました。
施設には、脳梗塞やくも膜下出血などが原因の脳血管性認知症の高齢者も多く、これまでの経験が活かせるのではと考えております。
また、患者さん一人ひとりに寄り添った看護を提供したいと考えています。
脳神経外科の専門医院である貴院で、知識とスキルの両面を磨いていきたいと思い、志望いたしました。

まとめ

最後に志望動機を書くときの注意点として
1.志望動機を作るときの注意点
2.例文をそのまま引用しない
3.嘘は絶対につかない
4.誤字脱字がないかチェックする
5.パソコン・手書きの指定があるか確認
6.志望動機が完成したら音読する
上記の5つに注意してください。また、今回のポイントを押さえても不安という人は看護師転職先サイトを利用し添削してもらいましょう。

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