慎重になりすぎない就職活動やライフステージに合わせた病院選び

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#1077 2020/05/16UP
慎重になりすぎない就職活動やライフステージに合わせた病院選び
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新卒の方は、病院を選んで就職する方が多いと思います。この記事ではどのようなことに気をつけて病院を決めていくことが必要なのかを自分の経験を交えて書いてみました。
また、ライフの中での予想される変化で病院を変えることもあると思います。そのようなことにも少し触れてみました。

現在私は看護師として働いています。
看護師をはじめとする職業は今現在臨床で人手不足の状態になっています。
私も就職試験を受けた際には、人手不足のせいかほとんどの方が合格していました。
しかし、その中でも何人か就職試験で不合格になっている方もいらっしゃいます。
自分がそのような結果にならないようにどのような対策が必要だと思いますか?

・自分を把握する

まずは自分自身をしっかりと把握することが大事になると思います。
これは医療職にかかわらず、どの職業の就職試験を受けようとしても大事な項目になると思います。
自分を知らないということは、どういうことなのか。
それは、自分がその就職する病院などに適切にあっているのか、自分がこの病院に就職したいのかどうかもわからなくなっているような状態になると思います。
面接する側も、本当にこの病院に就職したいのかどうかを自分でもわかっていないような人を欲しいでしょうか。答えは「いいえ」です。正直そのような人材はいらないのではないでしょうか。
そして、病院の場合、面接するのは病院長、副病院長、看護部長、看護副部長など様々な人を見てきたことのある方々です。
私もそのような方々が面接官であったためかなり緊張したのを覚えています。
一つ一つ丁寧に答えていくことが大切です。相手は、人を見るプロです。変な嘘や作り話しは逆効果になってしまいますので、誠実に答えていくことが大切だと思います。

・就職試験の前に準備をしましょう

就職試験の前に必ず入念に準備をすることが大切です。
そして何より大事なものはインターンや病院の就職説明会に行くことです。
それらに行くだけで、就職試験などはかなり有利になると個人的には思っています。
顔を覚えてもらうこともできますし、その場で積極的に話すことができれば、就職に向けて大きなポイントとなると思います。
私は男性です。そのため、女性の多い中で男性の人がいるだけでも一つのアピールポイントになります。
じゃあ、女性は何もアピールできないのかというと、そうでもありません。就職した後に感じたことですが、面接官の方々は、そのような就職説明会にも来てくれています。そして結構その場で色々な人の顔や名前を覚えてくれています。正直何百何千人の看護学生を見るので、なかなか覚えることはできないだろうなと思っていましたが、意外と覚えています。私もかなり驚きました。
そして、これは男性に対してですが、やはりまだまだ女性が多い職業ですので、男性はめちゃくちゃ目立ちます。いい印象を与えるためにも、挨拶など基本的なことをしっかりやりましょう。
目立つ分、良いところも目立ちますが、悪いところもかなり目立つのを忘れないようにしてください。一つの行動で、その後の就職活動の結果が変わってしまう可能性があるので、気をつけましょう。

・就職活動の調べ方

看護師の就職活動は一般企業に就職するような就職活動と少し異なると思います。私が知っている限り、エントリーシートやインターネットを利用した事前のテストなどを実施する病院は少ないと思います。
当然医療職になるということで学力は必要になります。しかし、私はそこが一番重要だとは思いません。看護師になる上で、就職した後も絶対に疾患の勉強など、その病棟に必要な勉強はついてくるものですので、あまり学力は重視していないような気がします。
私がそれより重要だと思うのが、基本的な社会人基礎力だと思います。私の病院では、就職した後も毎年社会人基礎力のチェック、評価があります。それだけ対人関係がしっかりできるのかどうかを重視している証拠だと思います。
看護学生のうちにその辺の能力は身につけておいたほうがいいと思います。
大学4年生、専門学生3年生になると国家試験対策でなかなか時間を作ることが難しくなると思いますので、その前に行動をとって行くことが大切になると思います。

・同じ大学、専門学校の先輩の話を聞いて見る

私の通っていた大学では、卒業生の先輩が就職している病院について、卒業生自信が話してくれるといったイベントが大学内で何回か開かれていました。
そのようなイベントの機会はかなりチャンスだと思います。
もちろん、そこには病院側の方も何人か来てくださいます。
そしてよく考えてみてください。わざわざ病院から大学や専門学校にきてくれるということは、またこの学校から採用してくれる可能性が高いということです。
わざわざ採用したくない学校にきてまで説明会やイベントを開いてくれるところはありませんと思います。
そのため凄いチャンスであることはわかると思います。
そこで病院側に好印象を与えることができれば、就職活動がだいぶ楽になる可能性が高いと思います。
また、私の大学には卒業生が就職した病院の就職試験の内容などをまとめて保管してくれている部屋がありました。そして卒業した後も大学からの取材で現在どのような環境で働くことができているのかをレポートしてくれます。
他の大学や専門学校にもこのような施設はあるのではないでしょうか。リアルな臨床の現場を感じることができますので、病院選びの参考にするといいと思います。

・最初からやりたいことが全て決まるとは思わないで!

私も経験していますが、大学生の頃にやりたいと思ったことが、ずっとその後もやりたいこととして継続して行くとは限りません。
臨床に出るとみなさんも感じると思いますが、実際に臨床に出ると、想像していたこととかなりのギャップを感じることになると思います。看護師は正直とても勤務中多忙です。
看護を実践しようとしても業務になってしまうことも多々あり、なかなか自分のやりたい看護が実施できないような場合も多いです。
そしてそれが積もりに積もって、自分のやりたかったことが変化することだってあると思います。
最初に就職した病院で今後の人生が全て決まってしまうなんてことは思わなくても大丈夫です。
また、女性は今後結婚、出産など様々なライフイベントを経験すると思います。
その中で、自分の仕事だけではなく体調、子供のことなども生活の中で考えていかなくてはならないようになります。もちろん女性だけではなく、男性もです。
私も妻と小さい子供がいますので、できる限り妻に協力できるようにワークライフバランスを非常に大切にしています。
ワークライフバランスはその病院ごとにかなり変わってくる可能性があります。
そのようなことも今後の病院選びの基準になってくるのではないでしょうか。
新卒直後に必要としているワークライフバランスと生活の中で変化して必要とするワークライフバランスはかなり違ってくると思います。
一度看護師を離職して復帰する方も多いと思います。
そのような方は特に職場の環境や時間の融通が聞くかどうかなどが非常に大切です。
そして仕事をしなくてはいけない状況でも、一番大切なのは自分の健康と家族のことです。
家族を第一に考えながら、仕事をするといった優先度の変化も生まれてきます。
これは新卒の方にはまだ先の話になるかもしれませんが、多くの方が通る変化点です。
その際は人生のパートナーもできると思いますので、一緒に考えていくことが大切です。

・自分にあった病院を見つけるには

自分にあった病院を見つけるには、ここまで書いたことをフルに考えていく必要があります。
その中でも新卒の方に一番大事なのは、その時点でいいので、自分がどんな看護師になりたいのか、自分のやりたいことはなんなのか、好きなことはなんなのか、慢性期をやりたいのか、救急をやりたいのかなど大体でいいので、目標を立てることだと思います。
その時点で人生は色々と考え変化していくものですので、また考え直せば大丈夫です。そして働くということなので、給料、休暇のことはちゃんと抑えておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?新卒の時だけではなく、他のライフステージに合わせたことについても少し記載してみました。
最初の病院選びは本当に難しいと思います。しかしそれで今後の人生が全て決まるわけではありません。
難しく考えすぎずに病院選びなどをしていくといいと思います。

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