民間病院で働いていた中途採用者がスムーズに総合病院メインでの就職活動を行うためには

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#2405 2023/12/11UP
民間病院で働いていた中途採用者がスムーズに総合病院メインでの就職活動を行うためには
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看護師経験がある方が、新しく就職活動や転職活動をするときに大切なポイントをお伝えします。特に民間の中堅病院から公立総合病院や大手の民間総合病院へのスキルアップや転職活動を行いたい方に私の経験談、自己PRや面接のポイントなどをご紹介したいと思います。いてそういう状況で転職活動をするべきであるのかというのを説明しましょう。

<民間病院から公立総合病院へ転職したいと思ったきっかけ>

私は、単科の民間病院から奨学金をもらい看護学校に通っていました。そのため看護学生時代から公立の総合病院に憧れがあったものの奨学金返済、御恩奉公ということで看護師になったら自動的に奨学金をいただいていた民間病院の就職となりました。
・民間病院で3年以上働いても総合病院へのあこがれがあったら転職活動をしようと思っていたこと
・一度総合病院を経験してスキルアップしたいという気持ちが強くなってきたこと
・民間病院での人間関係に飽きてしまったこと
・長いこと同じ場所にいると自分がお局のような存在になってしまうのではないかと思ったこと
この4つが総合病院への就職活動を決めたきっかけになります。周りの職場仲間からも転職コンサルタントからも民間病院から総合病院への就職は難しいと言われました。総合病院は若い人を求めているとも言われたこともあります。また、総合病院は民間病院よりも就職試験が厳しい、筆記試験や小論文がある。面接も聞かれることも多くレベルが高いと言われたため、対策を練りました。

<民間病院の就職試験について>

奨学金をいただいていた中堅民間病院の就職試験は比較的やさしかったように思います。奨学金をもらうための試験でしたので、
・奨学金をもらって看護学生を本当に全うできるか、
・万が一看護師を目指したくなくなったらお金はどうするか
・保証人はいるか
・本当に看護師を目指したいのか
といった就職試験というよりは覚悟を見定めるような面接でした。奨学金をもらうことを決定した後は、国家試験を受ける前に5分程度人事課の方と、国家試験は受かりそうかどうかといった面談のみで採用となりました。

<民間病院から総合病院への転職のために行ったこと>

第一に、就職説明会に行き、筆記試験や面接の内容を看護部長さんに確認をとりました。就職説明会にて、看護師経験がある中途でも、新卒と変わらず入社したい意思があることを伝えました。総合病院の一次試験は筆記試験で、最終試験が人事課と看護師長さんとの面接でした。筆記試験は看護師国家試験の過去問から数問、SPIといった大学生が受けるような筆記試験から数問とお聞きしたので、休日や仕事終わりの時間を活用して看護師国家試験の過去問数年分や、SPIの書籍を買い勉強をしました。勉強したのは学生以来でしたので集中力が昔よりもすぐ途切れてしまったのがつらかったです。新卒の方は勉強するのが当たり前だし、看護師国家試験の過去問も何回も解いている、絶対点数は高いはずだと思ったので、自分もそれくらい勉強しなければいけないなと思いながら勉強していました。

第二に、面接対策をしました。民間病院の就職試験では、自己PRや長所・短所を聞かれなかったため、面接対策をあまりしませんでした。総合病院での面接では人事課との面接が10分、看護部長との面接が10分と面接の時間があったため、自分の長所・短所を今一度ノートにまとめました。また、民間から総合病院への転職理由も必ず聞かれると思ったため、様々な科を見てスキルアップしたい旨を自分の言葉でまとめました。新卒とは違い、年齢のことも言われると思ったため、たとえ中途採用であっても学びの心を持って謙虚さを忘れないことや新卒の同期の方ともうまくやっていきたいということをノートにまとめました。自分がなぜ転職活動をしたいか、自己PR、自分の強みは何か、自分を採用することでどういったメリットがあるかなどをノートにまとめ面接対策をしました。

就職説明会では、看護部長さんと直々に話をすることができ、就職試験のことだけでなく、中途採用者の年齢やライフステージなどを聞くことができました。まわりまわっている噂では、公立総合病院は若い人しかとらないし、結婚していると不利という話を聞いたことがありました。実際看護部長さんにきいてみると、結婚して子供もいる人、30代後半の独身の人も転職活動に来ているし、採用されて活躍しているという話を聞きました。そのため、周りの噂に左右されることなく、自分の悔いのないように活動することが大切なんだなと感じました。そして、人から聞いたことではなく、自分で活動を行い自分が見聞きしたことを信じることが大切だと改めて感じました。

<実際、総合病院の就職試験の内容>

・筆記試験(看護師国家試験の過去問・SPIの過去問・はい、いいえで答えるような適正テスト)2時間程度
・面接(自己PR・自分の長所短所、新卒とうまくやっていけるか、なぜ20代後半で新しい職場にチャレンジしようと思ったのか、この職場を選んだ理由)
就職試験までにこれらのことを行ったことで、筆記試験では対策した通りの筆記問題がでましたし、面接でも対策通りの面接の質問がきました。対策を行ったことでスムーズに面接の受け答えができましたし、自分自身悔いなく就職試験を受けることができました。休日の合間に対策を練ってよかったと思います。

<まとめ>

仕事をしながらの転職活動は就職試験を受けるための時間の工面や面接対策、履歴書作成など手間のかかることが多く、なかなか行動に移すことが難しいかもしれません。また、民間病院から総合病院への転職活動は就職試験対策も行わなければいけませんし、たくさんの新卒の方がライバルになってくると思います。
なのでなおさら面倒に感じるかもしれません。しかしながら自分の人生を悔いのないものにするために、少しでも民間病院から総合病院へのスキルアップを少しでも考えている方がいるのであればチャレンジすることも大切なのかなと思います。

自分の年齢や転職活動自体がめんどうくさいと思って、行動を起こさないのはもったいないと思います。
私自身も年齢や新卒さんがライバルになることに不安を感じていましたし、もしかしたら就職試験に落ちるかもしれないという気持ちは発表のぎりぎりまでありました。その理由は、やはり周りから年齢やライフステージで落とされるかもしれないという噂に翻弄されていたんだと思います。

自分が実際に見聞きしたことを信じて行動を起こすべきだと感じます。私は、総合病院へのあこがれが捨てきれず、新卒の方に負けないようにという気持ちから対策を行い実際に就職活動に合格することができました。対策を行ったことで、もし落ちたとしても悔いは残ってないのではないかと感じます。面接でも既卒であっても今後も看護の勉強をしていきたいことや新卒の方と協力し合って業務に当たりたいことを強調しました。たとえ年齢が上がっても、看護師の経験年数が上がっても謙虚な気持ちは大切だということを伝えたことも就職活動が成功した理由のように思います。
もしこれを見ている方で今何か行動を起こしたいと思っている方がいれば、学ぶ姿勢を忘れずに諦めず行動に起こすべきだと思います。年齢や今の自分の状況に対して深く考えすぎて行動に移さないよりも、「まずはやってみる」ことが大切だと思います。私の周りにもスキルアップのために民間の中堅病院から総合病院へ転職を考えているが行動に移してない人がいます。
その方には落ちることをあまり考えず、自分のできる範囲で対策し就職試験を一度でも受けてみてと伝えています。
自分がスキルアップしたいと思ったらその時かはじめ時だと思うので、中堅病院から総合病院への転職は怖くないし、チャレンジしていくべきだと思います。

まとめ

第一にチャレンジする気持ち。自分の年齢やライフステージを理由に転職活動をしないのはもったいない。すこしでも興味があるのなら説明会など話でも聞きに行く場を設ける。
第二に就職試験対策をおこなうこと。自己PR、転職理由など箇条書きでもいいのでノートにまとめて自分を見つめ直す時間を作る。ぶっつけ本番での面接は言語化するのが難しい。また、筆記試験があるのであれば問題に目を通すだけでもしておくこと。皆さんの就職活動応援しています。

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