新人看護師が辛いインシデントをアセスメントする

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#2306 2023/09/07UP
新人看護師が辛いインシデントをアセスメントする
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新人看護師として就職して、こんなはずではなかったと思うこととしてインシデントを起こしてしまうことがあります。その時、やめたくなりますね。ここでは、新人看護師のインシデントの原因についてアセスメントすることをお話します。

・新人看護師は緊張している

新人看護師の場合は、とても緊張しています。仕事をし出すと、その緊張も少しずつ改善されることになるのですが、初めてのことなどは緊張してしまう事が多いのです。
その結果、過度の緊張により確認ミスが増える事があったりしてインシデントをおこしやすくなります。新人看護師の場合は、インシデントを起こしやすい状態にあると思い緊張を取ることができるようにリラックスできる方法を身に付けることをおすすめします。
また新人看護師をサポートする周りの看護師は、そのような状態にある新人看護師を理解して言葉かけ等を行うようにします。

・早く独り立ちしたいと思っている

新人看護師の場合は、できるだけ早く独り立ちをしたいと思っています。その気持ちがあることから、急いで仕事を終わらせることが必要と思うあまり、作業を省いてしまうことも少なくありません。特に心配されるのは、なんといっても確認する作業について省いてしまうと言う事です。確認ミスは、新人看護師が一番多いミスとなります。
各ケアで決められている確認内容については、どんなに焦っていても実施することが大切です。

・ほかの看護師に聞けない

新人看護師の場合は、わからないことがある場合やそのことについて今ひとつなれていないので誰かに確認をしたいと思う時があります。そのようなときは、頻回にあるので、度々聞くことができないと思ってしまいます。その結果、一人で多分これだろうと判断して行動することがあります。しかしそのように大体そうだろうと思った予測をしても違うこともあり、そのことがインシデントにつながるのです。
そのことから、不明と思うことや今ひとつ確認したいと思う時には、必ずほかの看護師に確認するようにしましょう。ほかの看護師がどんなに忙しそうにしていても、そのことを省くことはいけません。勇気を出して、確認することをおすすめします。

・アセスメントができない

新人看護師の場合は、いろいろなことについて実施することが精一杯となり、そこにアセスメントをすることが乏しくなります。しかしそれは、仕方がない事なのです。アセスメントをする時間がないし、そのようにしたいと思っても頭が回らないと思ってしまいます。そして後から、アセスメントをすることがよくあります。実施したことに対して、このようにしたら良かったと思って反省するのです。アセスメントすることはとても大切ですが、時間がない時にはとりあえず行えることを実施するということも、とても必要な事です。

・危険なインシデント

新人看護師の場合は、医療を行う時にどんなことに注意が必要かと言う事がよくわかっているつもりです。しかしインシデントに関しては、わかっているつもりでも起こしてしまうことがあります。そのインシデントに関しては、どんなベテランであっても起こすことがあるので、新人看護師に限ったことではありません。
しかし新人看護師とベテラン看護師のインシデントには、違いがあるのです。その違いというのは、なんといってもとても危険なインシデントに関してベテラン看護師は特に注意をして行動していると言う事なのです。
その危険なインシデントというのは、二つあります。その一つは与薬に関することです。もう一つは、患者さんを間違ってケアをしてしまうことです。この二つは、どんなに時間がなくてもしっかり確認をすることが必要です。

・これだけは守ろう

新人看護師の場合は、優先順位が曖昧など困ることが多くあります。その時、どうしても急いでしないといけないことがあると、いろいろな業務について省いてしまうこともあるでしょう。しかしその中で、決して省いてはいけないものとして、人の確認と与薬の確認があります。
この二つの場合は、患者さんの体のなかに入ってしまうものなので間違いがあっては許されないからです。患者さんを間違って、食事を配膳する、処置をする、与薬をすることは後からやり直すことができません。既に患者さんの体のなかに入っていることが多いからです。
そのことからも、同じインシデントとしても患者さんを間違わない、与薬をしっかり確認することは省かずに行うようにします。

・できないときはほかの看護師を頼る

新人看護師の場合は、人にたよると言う事になれていません。なれている新人看護師もいるかもしれませんが、多くの新人看護師は必死でなんとかしようと思っています。その気持ちはとても大切ですが、自分の業務が回らないと思った時には、迷うことなく応援を依頼しましょう。

・自分のペースを貫く

新人看護師の場合は、誰もが思うこととして早く仕事を終わらせたいと考えるものです。しかしそのように考えていても、思うように仕事を行うことができないのでそのことでどうしたらいいのだろうと悩んでしまいます。
そして悩んでいるうちに、インシデント起こすこともありその二つのつらさを感じることになります。インシデントが起きたことについては、ある程度反省をすることになりますが、その時に重要となるのはなんといっても焦らないと言う事です。焦ってしまうと、とてもミスを起こす危険性が高くなるのです。
そこで仕事をする時には、自分のペースでできるだけ焦らずに行うことを目指しましょう。

・転倒のアセスメント

転倒のインシデントについては、どの病院でも頭を悩ませる内容となっています。このインシデントに関しては、どんなに注意をしても起こってしまうこともあり自分の担当の患者さんが転倒した時には、まるで自分が起こしてしまったような感覚になることも少なくありません。しかし看護師として、注意出来るところはしっかり行っていたという場合は、インシデントについて必要以上に自分を責めることはありません。

・輸液のアセスメント

輸液の確認については、かなり多い内容があるのでそのことで大変と思うことがあります。まずは、医師の指示書の確認があります。指示書を見て、多くの病院はダブルチェックにより輸液を作成することになります。
そして投与するときにも、ダブルチェックしその後に投与を行います。しかし時間がない時には、一人で投与することもあるのでその時にインシデントを起こさないように注意をよりするように心がけます。
輸液のインシデントの一つに、輸液ポンプのインシデントがあります。これに関しては、輸液ポンプの仕組みを熟知していても起こすことがありますね。輸液ポンプの指示量の設定を変更する際には、できればダブルチェックで行うことをおすすめします。

・内服のアセスメント

内服に関するインシデントでは、特に注意することとして患者さんを間違うことがないように必ず患者さんと薬の確認を行います。患者さんの内服として、別の患者さんと間違うのは理由があります。その理由は、体型や顔が似ている、同性である等です。確認については、フルネームで行うなど必須となります。

まとめ

いかがでしたか?インシデントに関しては、新人看護師が必ずといっていいほど起こすことであり、そのことによりかなりショックを受けます。しかしそのインシデントを起こした時に、自分の確認方法が更に強固になったと思えるので起こしたことについて、それもひとつの教訓と捉えるようにします。
新人看護師として、インシデントを乗り越え心身ともに看護師として成長する自分を発見することができるので、その時にはメンバー看護師としてなくてはならない存在となっていることでしょう。

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