アセスメントも、今の時代と昔では共有の仕方が違う。

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#2288 2023/08/20UP
アセスメントも、今の時代と昔では共有の仕方が違う。
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アセスメントというのは看護師の世界では全員が共有のするべきものであり、患者さんとと一体になって経過を看護していくものであります。医療の世界もや発展しているので、ベテランスタッフと、新人スタッフでは捉え方も違います。最新の医療現場についてお話します。

看護師のアセスメントも今と昔ではやり方が異なるということを看護師の立場でお話します。

私は看護師として10年以上の経験を持っており、アセスメントの方法が今と昔でどのように変化したかについて、以下に体験談を書きたいと思います。
昔の看護師として働き始めた頃は、アセスメントは主に身体的な観察と症状の聴取に基づいて行われていました。患者の体温、脈拍、血圧などのバイタルサインの測定は欠かせない作業であり、この情報をもとに患者の状態を判断していました。

また、患者の主訴や症状を聞き出すことも重要でしたが、その際には病歴や病歴を詳しく聞くことができる時間は限られていました。
しかし、現在ではアセスメントの手法が大きく変化しました。これは、医療技術の進歩や看護の役割の変化、患者中心のケアの重視など、さまざまな要因が絡んでいます。今では、アセスメントはより総合的で包括的なものとなっています。

まず、身体的な観察に加えて、心理的、社会的、精神的な要素も考慮するようになりました。
患者の心の状態や精神的な負荷、家族や社会的な背景を理解することで、より適切なケアプランを立てることができます。
そのため、患者とのコミュニケーションが非常に重要となっています。 また、技術の進歩により、さまざまな検査や評価ツールが開発されました。例えば、画像診断や生体モニタリングなどの技術が進歩し、より正確で詳細な情報を得ることができるようになりました。
これにより、病状の早期発見や治療効果の評価が容易になりました。 さらに、看護の役割も変化しました。昔は主に医師の指示に基づいて看護を行っていましたが、現在では看護師自身が積極的に問題や課題を見つけ、対応策を考えることが求められています。

アセスメントの結果をもとに、問題を特定し、ケアプランを立て、実際の看護行為に反映させることが重要です。 さらに、患者中心のケアの重視もアセスメントの変化に大きく関与しています。
患者の意見や価値観を尊重し、彼らのニーズに合わせた看護を提供することが求められています。
そのため、アセスメントの過程で患者との協力的な関係を築くことが重要です。現在のアセスメントはより総合的で包括的なものとなり、患者の身体的な状態だけでなく、心理的、社会的、精神的な要素も考慮するようになりました。
また、技術の進歩や看護の役割の変化もアセスメントに影響を与えています。これらの変化により、より質の高い看護ケアが提供されるようになりました。

また、患者さんご家族との密なやり取りも必要です。

アセスメントは、患者さんの健康状態やニーズを評価するために行われる重要なプロセスです。
しかし、単に患者さんとのコミュニケーションだけではなく、患者さんのご家族との協力も必要不可欠な要素です。
以下では、私の経験から得た具体的な事例を交えながら、その重要性を説明します。

まず第一に、患者さんの情報収集において、ご家族の協力は不可欠です。

患者さんが意識障害や認知症などで情報を十分に提供できない場合、ご家族からの情報が必要となります。
私は、ある高齢の患者さんのケースで、彼の状態を正確に把握するためにご家族と協力しました。ご家族は、患者さんの日常生活や健康状態に関する詳細な情報を提供してくれました。
この情報は、私たちが患者さんのアセスメントをより正確に行い、適切なケアプランを立てる上で非常に役立ちました。

第二に、患者さんの治療やケアにおいて、ご家族のサポートは欠かせません。

特に、患者さんが長期間入院している場合や、複数の医療機関を受診している場合には、ご家族の協力が重要です。私は、ある重症患者さんのケースで、彼の治療とケアにおいてご家族の協力を得ました。
彼らは、患者さんの病状の変化や薬の効果に関する観察を日々行っており、その情報を私たちと共有してくれました。
このような連携は、患者さんの状態を適切に管理し、合理的な治療計画を策定する上で非常に重要でした。

第三に、患者さんのケアにおいて、ご家族の理解と教育は不可欠です。

特に、慢性疾患や障害を抱える患者さんの場合、彼らの日常生活の中での自己管理が重要となります。
私は、ある糖尿病患者さんのケースで、ご家族と協力して彼の自己管理スキルを向上させる取り組みを行いました。
ご家族は、食事の調整や適切な運動のサポートを行い、患者さんが病状を理解し、自己管理に積極的に取り組むことができるようになりました。
これにより、患者さんの健康状態が安定し、入院の頻度や合併症のリスクが低下しました。
以上の経験から、患者さんのアセスメントを共有する際には、ご家族の協力が不可欠であることが明らかです。
ご家族は、患者さんの情報収集や治療・ケアのサポート、自己管理の教育などで重要な役割を果たします。
そのため、看護師としては、患者さんのご家族と積極的にコミュニケーションを図り、信頼関係を築くことが重要です。
ただし、患者さんのプライバシーや個人情報の保護には十分な注意が必要です。情報共有の際には、適切な同意や倫理的なガイドラインに基づいて行うことが重要です。患者さんとご家族の信頼を損なわないよう、慎重かつ適切なアプローチを心がけることが求められます。
看護師としての経験から言えることは、患者さんのアセスメントを共有する際には、ご家族の協力が重要であるということです。
ご家族の情報提供、治療・ケアのサポート、自己管理の教育など、様々な側面で彼らの協力が求められます。そのため、看護師は患者さんとご家族とのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築く努力を惜しまないことも重要です。 

患者さんに素直になってもらうことも大切です。

患者さんとの信頼関係を築くためにさまざまな方法を試してきました。その中で、患者さんに素直に病状を話してもらえるようにするために、仲良くなることが重要だと感じました。
共感する力も看護師には必要です。患者さんは、自分の状態を理解してくれる人に話したくなります。
私は、患者さんの話を真剣に聴き、共感の気持ちを示すように心がけました。彼らが抱える悩みや苦しみに対して、理解を示し、一緒に考えることで、信頼関係が築けました。 例えば、ある患者さんは糖尿病を患っていました。彼女は自分の食事制限に悩んでいましたが、私は彼女の気持ちを理解し、同じような経験をしたことがあることを話しました。
それによって、彼女は話しやすくなり、病状や治療について率直に話すようになりました。 関心を持つことも必要で、患者さんが抱える問題や関心事に対して、私は積極的に関心を持つようにしました。それには、彼らの背景や趣味、家族のことなどについて尋ねることも含まれます。これによって、患者さんは自分自身について話すことも多かったです。素直でいてくれると我々看護師も助かります。

まとめ

看護師の現場も日々発展をしているのが今の時代です。今の時代なりに患者さんご家族、看護師、の信頼関係を築くというのは非常に大切だと思います。おじいちゃんやおばあちゃんになってくると屁理屈ばっかり行ってきてなかなか言うことを聞いてくれないことが非常に多いので、素直でいてくれるよう繕うのがいいと思います。

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