社会人になってから大学病院の看護師になるには?

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#2237 2023/07/01UP
社会人になってから大学病院の看護師になるには?
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社会人になってから大学病院の看護師になりたいと思って悩んでいませんか。大学病院の看護師になればもっと活躍できると思っている人もいるでしょう。この記事では看護師が社会人になってから大学病院への転職を目指す方法について具体的に詳しく解説します。
 

#社会人になってから大学病院の看護師になる方法は少ない

大学病院の看護師になるには、社会人になってしまっていると簡単ではありません。今、看護師として働いている人か、これから看護師免許を取ろうとしている人かによって難易度に違いはあります。しかし、以下の2つの理由で社会人になってから大学病院に転職するのは簡単ではありません。

・新卒募集が中心で育てる環境が整っているから

大学病院では看護師の募集をほとんど新卒に対しておこなっているのが理由です。新卒採用をして若手を育てていくための教育環境が整備されているのは大学病院の特徴です。大学病院で働きたいと思っている人の中には、きちんとした教育を受けて成長したいのが理由の人もいるでしょう。社会人として働いてきた人も中途採用を受けられる可能性がありますが、新卒でないとなかなか求人が見つからないのが問題点です。

・中途採用はオープンでない場合が多いから

大学病院では看護師の中途採用をオープンではおこなっていない場合がほとんどです。公開求人として募集されているケースもありますが、並行して人材紹介会社に依頼しています。大学病院で中途採用を募集するときには、業務に応じた適材を選びたい場合が多いからです。育てなければならないのであれば新卒でもあまり違わないという考えが浸透している病院が多いため、即戦力になる実力や経験があることが大切です。オープンではないので転職エージェントに相談して紹介してもらわなければなかなか求人に出会えません。「求人を見かけたら応募しよう」という気持ちでは大学病院で働くのは難しいでしょう。

#社会人が大学病院の看護師になるには何ができる?

社会人になった人が大学病院の看護師になるには3つの方法があります。具体的に何ができるのかを紹介するので、自分に合う方法で大学病院への転職を目指しましょう。

・看護師免許を持っていないから大学に通って就職する

社会人になってこれから看護師免許を取ろうとしている人なら、大学に通って就職を目指しましょう。看護師免許を取るには看護師養成学校として認められている大学や専門学校などを卒業する必要があります。専門学校でも免許を取るだけなら問題ありません。しかし、大学病院で働きたいなら、大学に通って附属病院に就職するのが近道です。大学の看護学科では附属病院がある場合には、実習のほとんどは附属病院内でおこないます。3年くらい出入りをして実習をしていると勝手がわかるので、採用する病院側にとっても育てやすい人材になります。そのため、看護師を内部から採用することがよくあります。専門学校とは違って4年間のカリキュラムをこなさなければなりませんが、社会人でも大学病院に就職できる可能性が高いのでおすすめです。

・看護師免許があるなら看護系の大学院の新卒になる

看護師免許を持っていてもう働いている人も、免許がない人と同じように新卒採用を狙うことができます。大学院に通って大学院生の新卒枠で就職を目指す方法です。附属病院がある大学なら大抵、看護学科も大学院があります。2年間は学業と研究に勤しみ、就職活動をするときに附属病院を選ぶと有利になります。ただ、大学院では大学と違って実習が義務化されているわけではなく、カリキュラムに含まれていないことも稀ではありません。病院にとって大学院生を採用するメリットが特にない場合もあります。ただ、大学院での臨床研究で附属病院を利用するなど、つながりを作れるチャンスはいくらでもあります。大学院生のアルバイトが附属病院から募集されていることもあるので、積極的に関係を持つようにしましょう。

・看護師として経験が豊富なら転職エージェントを利用する

大学病院から目を向けてもらえるくらいの経験を積んでいる看護師なら、転職エージェントに登録して紹介してもらいましょう。大学病院で働きたいという希望を伝えるだけでなく、転職を急がないのなら募集があったら紹介してもらいたいと理解してもらうのが大切です。求人がなければ紹介できないので、今すぐに転職したいと思っても大学病院から求人が出ていなかったら無理です。他の転職先でも良いなら紹介してもらいましょう。大学病院にこだわるなら、複数の転職エージェントに登録して、候補があったら紹介してもらうのがおすすめです。病院によって利用している人材紹介会社は違うからです。最初に登録の手間はかかりますが、その後はスムーズに転職活動を進められるので活用してみましょう。

#社会人になってから大学病院に転職するコツ

社会人になってから大学病院に転職するのは難しいとはいえ、実現できないわけではありません。成功のためのコツを紹介するので、今後の看護師としてのキャリアも念頭に置いて転職の準備を進めていきましょう。

・志望する大学病院で必要な専門スキルを磨く

看護師として働いてきた人の場合には大学病院に転職するには明らかに戦力となる専門スキルを持っていることが必要です。基本スキルしかなくて、特に自分だからできることがないという人はなかなか大学病院に紹介してもらえません。自分がずっと働いてきた診療科目で専門スキルを磨きましょう。転職したい大学病院が決まっているのなら、その病院で得意としている領域を調べて、看護師に求められているスキルの習得に励みましょう。中途採用を目指す場合にはたまたま病院が求人を出さなければ転職できません。志望する病院は1つに限らずに、できるだけ数を多くしましょう。すると身につけなければならないスキルも多くなりますが、すべてカバーできれば他にはないジェネラリストとして注目してもらえる可能性も切り開けます。転職ではスキルと経験がアピールポイントになるので、できるだけ強みを増やしていきましょう。

・認定看護師や専門看護師の資格を取る

強みという視点では客観的に優秀と認めてもらえる資格を取るのも良い方法です。認定看護師や専門看護師は大学病院で重宝されています。高度医療や先進医療を担う医療機関なので、特定の分野について最先端の知識と経験を持っている看護師は貴重な人材として探しています。人材紹介会社に依頼するときにも認定看護師や専門看護師という条件を付していることがあるので、資格の取得を目指すのはおすすめです。どちらの資格を取るにも時間がかかりますが、取得すれば大きなスキルアップにもなります。自分の強みにしたい診療分野の資格を取って大学病院への転職を手の届く範囲に近づけましょう。

・転職のタイミングを逃さないように引き継ぎ準備を進める

転職のタイミングを逃さないことも重要です。大学病院が求人を出すのを待っている看護師は全国にたくさんいます。求人がオープンかどうかにかかわらず、多数の看護師が応募することは明らかでしょう。大学病院が看護師を探すときには突然退職する人が出てきて、すぐに採用したいという場合が多くなっています。そのため、すぐに入職できる看護師の方が有利です。退職手続きには時間がかかりがちなので、いつでも転職できるように準備を進めておきましょう。特に引き継ぎには時間がかかります。普段から自分が担当している業務について書類にまとめておき、引き継ぎ資料としてすぐに渡せるようにするのが良い方法です。少し手間はかかりますが、大学病院への転職のタイミングは滅多にないので逃さないようにいつも準備をしておきましょう。

まとめ

大学病院の看護師になるのは社会人にとっては簡単なことではありません。しかし、実現できないわけではないこともわかったのではないでしょうか。大学病院は教育がしっかりしているので、もっと成長したいと思っている看護師にうってつけです。これから看護師を目指したい人にもおすすめです。ぜひ前向きに大学病院を目指してみてください。

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