精神科看護でのアセスメントのコツ!

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#2212 2023/06/06UP
精神科看護でのアセスメントのコツ!
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精神科訪問看護では、患者様と1対1で関わるこどが多くあります。その中でどれだけ親身になれるか、信頼関係がつくれるかが大変になってきます。
患者様皆さんに同じ看護はなく、同じ挨拶、コミュニケーションは通用しません。
そこでは、必ず個々に合ったアセスメントが必要になります。今回は、そんな精神科訪問看護のアセスメントのコツをお話しします。

精神科訪問看護では、患者様と1対1で関わるこどが多くあります。その中でどれだけ親身になれるか、信頼関係がつくれるかが大変になってきます。

患者様皆さんに同じ看護はなく、同じ挨拶、コミュニケーションは通用しません。

そこでは、必ず個々に合ったアセスメントが必要になります。今回は、そんな精神科訪問看護のアセスメントのコツをお話しします。是非最後までお付き合いくださいね。

精神科訪問看護では、私たち看護師は1人で自宅へ伺います。その際には、1人のアセスメント能力で患者様の症状の観察や看護の提供をしています。
私は、看護師としては9年目、精神科訪問看護師としては3年目になります。その経験を活かして感じたことをもとにアセスメントのコツを4つ紹介できたらと思います。

1つ目のコツですが、考える力です。

看護の場面では患者様の命を預かっています。判断一つ間違えるととても大変な事態になりかねません。
そこで考える力が大切になってきます。考える力の助けになるものをお話ししていきます。

学生のときに身につけた内容が大切になりますので学生のときの教科書をとっておける範囲で捨てずにいるといいと思います。看護師は様々な分野がありますが、だいたいは基礎看護技術ではじてのアセスメントができます。学生の時の教科書を見返してみるとなんとなくアセスメントの突破口が見えるので是非見返してみてください。
そして、基礎看護技術でなんとなく症状等が掴めたらそれぞれの分野で当てはまる科目の教科書でまず疾患や症状をみてください。私の場合は精神科ですね。
そうすることでアセスメントの考えがまとまって点が線のように繋がってきます。こちらが1つ目のコツです。

2つ目がコミュニケーション能力の大切さです。

コミュニケーションは相手と感情を交換し気持ちをくみとることができます。
精神科に限らず看護では患者様の全身状態を観察することがとてと大切です。
コミュニケーション能力を高めることで、信頼関係の構築、生産性の向上、相互理解が深まるなどスタッフ間でも大切な能力です。

訪問看護では、患者様と1対1で接しますが、1人で見ているわけではありません。スタッフ同士共有して患者様の異常の早期発見やよりよい看護の提供に努めています。
そこで、患者様と密にコミュニケーションをとり信頼関係を築くことで些細な変化にも気づくようになります。学生時代に口をすっぱくして先生達が言っていた情報収集能力ですね。
こちらは、自然と患者様と接していくと身につくかと思います。挨拶や報告、連絡、相談などの当たり前を口にするといいですね。
また、コミニュケーションをとる際に大切なのは一方通行にならないように必ず相手の話を最後まで聞きましょう。
これが先走ってしまうと考えが相違してしまい大きな見落としにつながってきますので気をつけていきたいですね。

3つ目は、物事を整理する力が大切になってきます。

ここまできたらアセスメント完了間近になってきました。
アセスメントで最も大切になってくる整理する力です。コミュニケーション等の情報収集したものを全て鵜呑みにしてはいけません。
患者様から見えてるもの、私たちから見えるもの様々違う視点もあります。
そこで、情報を整理して患者様にとって今何が起きているのか、症状はどんな風なのか、それらから考えられる看護は何ができるかを考える必要があります。
全ての情報が複雑になって整理できないときは紙などに情報を書き出してみると目に見えて今の状況がわかるようになります。このときにカルテなども見直しておきましょう。
この時に関連図も活用するとより全体像が見えてくるようになると思います。

より複雑な事例は、スタッフ間でカンファレンスを通して意見を出し合って考えるのも良いでしょう。

情報を整理する際には、優先順位をつけて高いものから整理していくことでより効果的に整理することができます。
情報も必要なもの必要でないものを考えられるようになってくるといいですよね。

最後は、4つ目のコツです。

物事が整理できたら最後は、どうしたらいいか考えます。問題解決する能力ですね。
ここでは、1人では答えがでないときもあります。また他のスタッフの協力が必要でない場合もカルテに残すなど記録することも大切です。
それでもどうしたらいいかわからないときがあるのでその時は相談です。
相談は迅速に行うのがいいでしょう。相談することで問題解決が素早く行えます。
3つまでできていればある程度の考えはまとまると思いますので安心してください。
問題解決策が見つからないときは、今一度上記の3つのコツに戻ってみてください。

必ずどこかに答えが落ちています。
以上4つがアセスメントのコツになります。この内容を読んでピンときた方もいるのではないでしょうか?これはアセスメントする上で大切な4つのステップです。
私は、冒頭でもお伝えしましたが精神科訪問看護師として働いています。
精神科訪問看護は他の科に比べてもかなり特殊な部分もあります。そのため、患者様の発言だけを信じないでアセスメントし、時には指導することも大切です。
どうしたら患者様を傷つけてず、わかってもらうかも試行錯誤しながら看護しています。時には発言と症状がチグハグな時もあります。

この4つのコツでも答えが出ない時は、プロセスレコードを使ってみてください。プロセスレコードとは看護師のトレーニングツールとして開発されました。「患者の言動」「自分の思ったこと、考えたこと」「自分の言動」など、場面を整理しながら書き出し、振り返ることで、場面の理解・自己理解を深めることを目的としています。
このツールを活用することで、情報、コミニケーション、整理が見えてきて問題解決の糸口になると思います。

また、精神看護では様々なオレムやゴードンなどそれぞれにあった理論もあるのでそれも活用できるといいですね。
アセスメントすることは難しく時には悩まされる事例も多々あります。その時は、スタッフの励ましや患者様の笑顔に救われているのでこの仕事にやりがいを感じ一生懸命に取り組んでいます。
このコツでかなり毎日の訪問に活かせています。精神科訪問看護では特にコミュニケーションが大切になってきます。
コミュニケーションには正解がなく私も日々の業務の中で勉強に励んでいます。
同じ疾患を持つ患者様でも必要な看護は個々で異なってきます。そのためにひとりひとりと向き合うことで個別性のある看護が提供できると思います。

いかがでしたか?どの分野関係なく、アセスメントで大切なことは共通していますね。
とても素敵な仕事なので、1人でも多くの方が何かしらの形でもいいので看護に携わっていけるようにしたたいですね。

進化する医学の中でもアセスメントのコツはいつでも使えますのでこのことを念頭に置いて、日々の看護業務に活かしていけるといいなと思います。

まとめ

看護のアセスメントのコツは考える力、コミュニケーション能力、整理する力、問題解決する力が必要です。これらの能力は様々分野でも使えて、精神看護でも活かせる能力になって来ます。進化する医療の中でもアセスメント能力は必要になってくるので日々勉強しながら4つのコツを意識して、看護業務に活かしていけたらいいですね。

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