30代、40代から看護師になるための注意点

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#2214 2023/06/08UP
30代、40代から看護師になるための注意点
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30代、40代から看護師になるために大切なポイントや注意しておくべきことをお話ししていきます。実際に30代、40代から看護師になった方の口コミや感想などをもとに、これから看護師を目指されるかたへのアドバイスなどを参考にしてください。

30代で看護資格を目指すことについてデメリットが目につきがちですが、デメリット以上にメリットがあるものです。

30代、40代でこれから看護師を目指そうとしている方は、十分な可能性があるといえます。ですので、決して諦めることはありません。というよりは、むしろ需要があり、有利な店も多いので大変お勧めできます。

日本全国各地で需要があるし就職率も高い

看護師は日本全国で需要があります。都会でも田舎でも看護師なら就職先が豊富です。引越しなどの可能性がある方でも安心できます。辺鄙な地域でも看護師なら職にあぶれることはないです。そして景気にもあまり影響がありません。突然仕事がなくなることも考えにくいのもよいところです。30代、40代の方でも年齢を気にしなくてもいいです。だんなさんがの転勤が多い人でもいいです。安定した経済力を身につけられるので、ローンなどがある方でも嬉しいです。30代、40代ともなると子育ても一段落しており、今後産休や育休を利用する可能性も低いでしょうから、転職活動の際には年齢が有利になります。

子育て経験が役立つのも良いところです

30代、40代で子育て経験者の方はその経験がいきます。子育てで培われたコミュニケーション能力が仕事で発揮できる可能性が高いですよね。看護師の主な仕事は、医師や患者さんのサポートなので、コミュニケーション能力が大切になってきます。相手の気持ちを汲み取って必要なサポートを行う業務ですから、人生経験の長い30代、40代の人は若い人より好ましいです。

目的意識がはっきりしており勉強に集中できる

若い人よりも目的意識が高いのも30代、40代の方の特徴です。若い人は遊びの誘惑も多く、どうしても勉強に横槍が入りがちです。勉強からの脱落者も多いと聞きます。若ければ看護師以外にも職業はたくさん選べるということもあります。ですが30代、40代の方は経済力を身につけるために絶対に看護師になる!という強い目的意識を強く持っています。強い意気込みを持って看護資格にチャレンジする人が多いもので看護師への合格率はとても高いです。目的意識がはっきりしているので、看護学校での勉強にも身が入りますし、資格取得後も看護師としてしっかり務めを果たします。

30代、40代の方が看護師になるには

30代、40代の方であっても看護師になる流れは、一般の看護師になるルートと同じです。看護師には正看護師と准看護師の2種類がありますが、国家資格となるのは正看護師のみです。准看護師は都道府県知事免許であって国家資格ではありません。資格取得が比較的容易なのは准看護師ですが、求人数や給与で優れているのは正看護師です。

正看護師ルート

1. 各種看護学校を卒業する
看護系専門学校や看護系短大を3年、または大学の看護学部を4年かけて学習し卒業します。看護に関係のない大学や専門学校を卒業しても看護師の国家試験受験資格は得られませんのでご注意ください。30代、40代の方でも入学できますし、学びやすいのがよいところです。看護系専門学校には社会人枠が豊富な傾向にあり、安く早く看護師資格を取得したい人におすすめです。30代、40代の方には一番おすすめです。大学の看護学部は卒業まで最短4年かかりますが、看護師以外にも保健師や助産師資格の受験資格も取得できます。看護系短大では、卒業時に準学士を得られるほか、4年制大学への3年次編入も可能です。30代、40代の方でも可能です。非常に数は少ないですが夕方や夜間に学べる学校もありますので、日中に手が開かない人は夕方以降に授業が始まる学校を探しましょう。どの学校を卒業しても給与はそれほど変わりませんが、大卒看護師が若干高くなるようです。

2. 看護師の国家試験に合格する
看護師国家試験は、看護師養成学校で学んだ知識を生かした内容が出題されています。しっかりと学習していればそれほど難しくはありません。30代、40代の方でも多くの方が合格されています。合格率は90%程度を推移していますので、決して難しくありません。試験地は北海道、宮城県、青森県、東京都、新潟県、石川県、愛知県、大阪府、香川県、広島県、福岡県、沖縄県の12都道府県となっていますので地方に住んでいる30代、40代の方でも安心な方法です。

准看護師ルート

1. 准看護師養成所を卒業する
短大の2年間コースのような准看護師養成課程で2年間学びます。30代、40代の方が最初に受けるのにはちょうどよいかもしれません。准看護師は①正看護師より1年以上早く卒業できること②定時制のコースが豊富で日中働きながら目指せること③最終学歴が中卒でも看護資格に挑戦できるといったメリットがありますが、求人数も給与も正看護師に劣るという注意点もあります。30代、40代の方で准看護師を目指して見るのも一つの方法です。

2. 准看護師試験に合格する
各都道府県が実施する准看護師試験を受験し合格すれば、晴れて准看護師として働けるようになります。准看護師試験は、准看護師養成所を卒業した人だけでなく、看護系大学や専門学校を卒業した人でも受験できますので、30代、40代の方でも比較的良い道です。そのため正看護師の受験資格を持つ人が「すべりどめ対策」として受験する試験でもあります。なお合格率は毎年96%以上をキープしており、2021年度の合格率は99%と大変高いです。不安な30代、40代の方には安心です。都道府県知事免許ではありますが、一度取得すれば日本全国どの都道府県でも准看護師として活躍できます。

30代、40代看護師を目指すなら家族の理解が必須

30代、40代で家族のいる方はまずは看護師を目指すなら看護学校での数年間の学習期間が不可欠です。ですから家事育児と学習を両立させるためには、家族からの理解を得ておくことがとても大切です。

メリットを伝える

家族の理解を得るためには、家族が看護師になる=家族にメリットがあるとしっかりと話をすることが大切です。看護師としてフルタイムで働けば年収350?500万円程度は稼げますので家計にも大変メリットが多いです。教育費が捻出できるとか、夫婦の趣味に使えるお金が増えることもあるでしょう。家族の未来が想像できるように伝えて「そのためには協力してほしい」と理解を求めるのがいいのではないでしょうか

通学時間・勉強時間の確保

家族に何をどれだけ協力してもらうかを説明するには、通学や勉強にかかる時間を割り出さなくてはなりません。たとえば片道1時間の学校で、朝9時から授業開始となる場合、朝8時には自宅を出ていなければなりませんが心配はいりません。夕方4時に終了するなら、帰宅は5時になります。育児中の方は注意しましょう。今まで洗濯や掃除を日中に済ませていたなら、今後は朝か夕方以降に変更するか、早く帰宅した家族に任せることになるでしょうから、家事分担なども話し合いましょう

家事の分担

自宅にいない時間が具体的に分かったら、次は疎かになる家事の分担を依頼します。子どもがすでに成人していれば、掃除や洗濯といった簡単な家事は頼めるかもしれませんね。30代であれば難しいですが、小学生や中学生なら、ある程度は一人で自分のことはしてもらえるといいですね。将来、一人暮らしをする際にも家事スキルは役に立ちますから、勉強や部活動を圧迫しない程度に手伝ってもらえるといいと思います。

保育園や幼稚園に通う小さな子どもがいるなら送り迎えも夫婦で協力を
これまでしていた家事を今までどおりこなしながら学習時間を捻出するのは極めて難しいものです。家事の分担が実現できるかどうかが、看護師になれるかどうかの境目になるでしょう。

まとめ

このように、30代、40代からでも十分看護師になれる方法はあるのです。30代、40代の方でも看護師になり働くことは可能です。
そのためには各種看護系学校で2?3年間の学習が必須であり、学習時間をいかに捻出できるかが鍵となりますので、しっかりと準備しましょう。求める未来を掴むために、家族のサポートを受けながら家事も勉強も頑張ることが、30代、40代の方には最も大切です。

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