ベテラン看護師の就職・転職では職務経歴書が大切?履歴書の重要性を知っておこう!

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#2215 2023/06/09UP
ベテラン看護師の就職・転職では職務経歴書が大切?履歴書の重要性を知っておこう!
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看護師になってから現場で経験を積んで、ベテラン看護師として認められるようになってから転職したいと思う人もいるでしょう。ベテラン看護師になると職務経歴書が大切だとよく言われていますが、本当にそうなのでしょうか。この記事では履歴書の重要性も含めて就職・転職のポイントを紹介します。

ベテラン看護師が就職・転職するときには、今までの経歴を魅力的に伝えられる職務経歴書があれば十分と思われがちです。確かにベテランなら現場経験や習得スキルを武器にして転職活動をおこなえますが、実際には経験やスキルだけで簡単に採用してもらえるわけではありません。ここで職務経歴書の重要性と合わせて、履歴書も同じくらい重要だということを理解しておきましょう。

#ベテラン看護師の就職・転職で職務経歴書が大切な理由

ベテラン看護師が転職するときには職務経歴書の内容によって書類選考が通るかどうかが大きく左右されます。ベテランになるとなぜ職務経歴書が重要なのかをここで簡単に確認しておきましょう。

・ベテラン看護師の採用では即戦力が重要事項だから

ベテラン看護師を病院や介護施設などで採用するときには、即戦力になる実力や経験があるかどうかを見極めるのが一般的です。年齢が高くて実務経験はあったとしても、即戦力として働ける看護師かどうかは今までどのような仕事をしてきたかを見てみなければ判断できません。ベテラン看護師は新米看護師に比べたら給与水準も高いので、教育コストをかけずに大きな戦力になってもらいたいと考えるのがもっともなことでしょう。そのため、職務経歴書を通じて現場で必要とされている業務をすぐにこなせることが採用の可否を分ける大きなポイントになっています。

・同じ診療科での経験が豊富でも必要スキルがあるかは別問題だから

ベテラン看護師と言われるくらいに長い看護師経験があったとしても、即戦力になれるかどうかは別の問題なので職務経歴書が重視されています。たとえ、20年にわたって同じ診療科で働き続けていて、今回応募したのが同じ診療科だったとしても即戦力になるとは限りません。職場によって求められるスキルには違いがあるからです。職務経歴書を見ると看護師がどのような現場で何を経験し、どんなスキルを身に付けてきたのかがよくわかります。現場で使用している医療機器の取り扱いができるのか、転職先で多い患者の症例に対応できるのかといった点は採用側としては気になる点です。現場によって使用されている医療機器も入院や通院をしている患者層も異なります。ベテラン看護師の採用では詳細を確認するために職務経歴書が熟読されるのが一般的です。

#ベテラン看護師は職務経歴書が充実していれば就職・転職できる?

ベテラン看護師は即戦力としての能力があることを示すために職務経歴書の内容を充実させることは必須です。しかし、それだけで転職できるのでしょうか。冒頭で述べたように職務経歴書だけに力を注げば大丈夫と安易に言い切ることはできません。転職活動を進める上で重要なポイントなので詳細を確認しておきましょう。

・施設の希望と職務経験がマッチしていれば転職できる可能性は高い

ベテラン看護師が職務経歴書を充実させれば転職できる可能性が高いのは確かです。応募先の施設が看護師に対して持っている希望と、職務経験の内容がぴったりマッチしていればすぐに採用してもらえるでしょう。施設の希望している内容が職務経験にまったく含まれていないときには採用を見送られることになります。希望内容の半分くらいしか含まれていないようでは、採用してもらえる可能性はあまり高くありません。職務経歴書に書き忘れてしまったために、施設からは魅力的な候補ではないと思われてしまうこともあるので注意しましょう。施設がどのような看護師を希望しているかを考え、職務経験をマッチさせるように職務経歴書を書けば採用してもらえる可能性は高くなります。

・履歴書を見た時点で採用候補から外れることもある

実際にはベテラン看護師は書類選考で落ちていることもよくあります。職務経歴書を見てもらえないまま不採用になっていることもあるので気を付けましょう。一般的に人材採用のときにはまず履歴書を見ます。履歴書の内容をざっと見て、候補になりそうだと思ったときに職務経歴書を読むということが多いので注意が必要です。履歴書で自分に対して深い興味を持ってもらえないと、ベテランという看板はあまり役に立ちません。ベテランは年齢を無駄に重ねているだけと捉えられてしまうこともあるので気を付けましょう。履歴書を見ただけで採用候補から外れてしまい、書類選考が全然通らずに苦しんでいるベテラン看護師もいます。職務経歴書を読んでもらうための履歴書を書くのが重要なポイントです。

#ベテラン看護師が履歴書を書くときにはどうするべき?

看護師がベテランになってから履歴書を書くときには、今までの学歴や職歴を書いて満足してしまいがちです。しかし、採用担当者が見ているのは学歴や職歴だけではありません。自由記述の部分がとても大きな意味を持つので、履歴書を書くときに徹底して内容を考えましょう。ここではベテラン看護師の履歴書で押さえておくべきポイントを紹介します。

・はっきりと魅力をアピールする

ベテラン看護師は自分の魅力のアピールを怠らないようにしましょう。経験がたくさんあってスキルも豊富だから、自分は看護師として十分な魅力があるとわかってくれるはずだと思ってしまうとアウトです。スキルや経験が志望先の施設の希望とぴったりマッチしているのが明らかだったら採用してもらえる可能性はあります。しかし、そのスキルや経験を知ろうと思ってもらえなかったら採用候補になりません。履歴書の志望動機や自己PRで魅力をアピールして、職務経歴書を読んでもらえるように働きかけるのが大切です。

・就職・転職する理由を明確に示して納得してもらう

ベテラン看護師が転職するときには、なぜ転職するのかが疑問に思われることがよくあります。例えば、20年も働いてきた職場からあえて転職しようとする人はあまり多くはないでしょう。同じ職場の方が慣れていて働きやすいはずで、職場に合うスキルも持っていて高い評価を得やすいと考えられるからです。それでも別の施設で働きたいと思ったのがなぜなのかを知りたいと思うのは自然なことでしょう。履歴書を読んだ時点で転職したいと考えた理由がわかると興味を持ってもらいやすくなります。転職理由がポジティブな場合には率直に書いておくのがおすすめです。ネガティブな場合にはあえて書かず、志望動機として記述すると転職に対する意欲をアピールしやすいでしょう。

・職務経歴書を読んで詳しく知りたいと思ってもらう

履歴書を書く上で最も重要なのは、書類選考で職務経歴書を詳しく読みたいと思ってもらえるようにすることです。人材として興味を持ってくれたら職務経歴書に目を通してくれます。履歴書の方が体裁が整っていて読みやすいので、まずは履歴書から読むのが一般的です。その時点で興味がなくなってしまったら、職務経歴書はまったく目を通してもらえないことになりかねません。履歴書の志望動機や自己PRなどの自由記入欄には仕事に関して詳細を細かく書かずに、詳しく知りたかったら職務経歴書を読んで欲しいということを暗に示すのが効果的です。履歴書の自由記入欄は狭いので、たくさんの内容を盛り込むことはできません。あくまで頭出しをするくらいにして、興味付けを重視して書くようにしましょう。職務経歴書を読んでもらえればベテラン看護師は転職できる可能性が高いので、履歴書で内容を完結させずに伏線を張るイメージで書くのがおすすめです。

まとめ

看護師はベテランと言われるくらいに経験を積むと就職・転職するのが簡単だと誤解しがちです。ベテラン看護師になると年齢を重ねているので、教育せずとも即戦力として活躍できることが求められます。職務経歴書で実力を示すのも大切ですが、職務経歴書を読んでもらえるように履歴書で魅力をわかりやすく伝えるのがおすすめです。

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